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→♂♀←_no.27_2021:血の選択、ある敬虔な兵器 SISTER(×N.A._Weapon).7~13

2021-04-30 22:23:24 | 今月のお薦め_XX.20XX
血の選択、ある敬虔な兵器 SISTER(×N.A._Weapon).7~13_新約_とある魔術の禁書目録20_第三章 鎌池和馬 電撃文庫

ネタバレ注意報を発令して、(感想を)書けばよいだけなのであるが。
と言うのも、どういう経緯でそういう(純金とダイヤの薔薇を掴む)ことになったか、結果を知りつつ確認する感じで新約20巻を実際、手にした向きがあって。そして、第三章も半ば逆転の材料のワードに、いよいよと思いつつ読み進めていた箇所が本章7以降。だから注意報を出さず、または発令の告知なしで経緯と経緯前後のオープンな感想を書くのが自然な気がするも一輪の薔薇・イシス=デメーテルを誰が掴んだかは明かさず書き始めることにしよっと。

当麻の右手に幻想殺しが宿ってなかったら、とあるの世界はどうなっていたのだろうか。
なんて問いかけは最早ナンセンスなほど、前向きな選択をする面々によって変わらぬ形で動いてるだろうことを(創約もはじまっている現段階では疾っくの前から)疑いなく想像することができる。それは本シリーズの当麻における幻想殺しなかったバージョンのキャラたちの頑張り、活躍がしばしば描かれているから(。極端な話、物語の大人たちの多くがその役割という解釈も可能)。例えば、吹寄はその代表格であろう(。って、もし、制理がイシス=デメーテルを掴む予想をしていた方、可能性を消してごめんなさい!?)。

なんてことを書いてしまったら、どの様なタイプが掴んだかバレバレですな。
読書っていうのはページを捲る俯瞰的立ち位置から読むこともあれば、登場人物たちの同じ視点(言ってみれば物語の世界、本の中に入って)読んでいることもある。

前者からするとよくできた展開って思える。しかし、後者になると掴んだ本人以外が、よりによって何故、あの人がって思う、あの人だけは穢れなく生き延びて欲しかったと切に思うことに、ただただ共感。そして、前後者の視点をあわせ、それら以上に掴んだ本人の気持ちを推し量なければ、汲み取らねばとも思う次第。


「だって 私には皆様と違って直接戦う力はありませんから」

優しさや親切を実践している方に対し、(己は未熟だからとても貴方のような真似はできないなどとキャプションを付けた上で)褒め讃えるだけで(誰かに優しくしたり、親切にすることには才能の類なんて一切必要ないにもかかわらず)その方の振る舞いに倣おうという努力をしていない事実を突きつけられた気がした。倣おうとしなかったからその方が抱えていたオモイの量について、今更であるが考えてみる。
ということで、今回の過程がかつて同様、幸せ方向の連鎖がそう簡単に終わらない展開に繋がっていくだろうを期待しながら続きを読むぞ!
(あれ? この表記も先の鍵括弧も立派なネタバレかも、ご容赦。そもそも、「とある魔術の禁書目録(インデックス)ノ全テ」で鎌池さん、灰村さん、近木野さん、冬川さんに登場人物で結婚相手は?の質問に全員が回答している人物なんだよね。いつか、何かあるって、考えるじゃないですか。関係ないかもだけど。)

さて、半分冗談、オフザケで吹寄の名前を上記で書いてから思ったのだが吹寄制理がイシス=デメーテルに偶然、触れるって線も面白いのではないかと。なんかのアクシデントで当麻の左手からイシス=デメーテルは離れなくなる。また、アレイスター対コロンゾン的にも神威混淆の発動が必要な事情が発生する中、学園都市に戻れば最も理想的な形で上条から一輪の薔薇を分離できる可能性が判明!ってことで逆戻りのアレコレスタート。同時に掴むべき魔術側の人選は済んでて、帰る途中で合流なり、やや遅れて学園都市入りってことでよいと思うが選ばれた魔術師が掴む前に(若しくは阻止され手詰まりな中、)偶然(という本編と異なる意思が介在しないこともポイントの一つ)、吹寄が触ってしまい(科学側だがレベル0でセーフというかむしろ相性良さ気で、健康オタクと不幸に逃げるな&人生に手を抜くなパワーによる神威混淆の発動)・・・・・・なんてアナザー癖も誰かさんが一輪の純金とダイヤの薔薇を掴んだ経緯に納得したから。

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