ミツバチはまだ森にいる、防衛_野生ミツバチの知られざる生活_第2、10章 トーマス・シーリー 青土社
ミツバチヘギイタダニ 危険
未成熟の蜂(幼虫や蛹) 脂肪体組織食べ、 ウィスルを撒き散らす点
発育途中の蜂を弱らせるばかりか、腹部の萎縮や翅の奇形など命に関わる身体的欠陥を引き起こす可能性も
後者はチヂレバネウィルスの症状 媒介する病原体のなかでも特に危険
恐ろしさ 発育が早いという事実によってさらに増大 卵からかえって成虫になるまで一週間とかからない
これが意味するのは、たとえコロニー内のダニの数が春にはまだ少なかったとしても早い成長のサイクルにより
夏の終わりまでに指数関数的に増える可能性がある
コロニーが保有するダニの数が多い
働き蜂 生まれたときからウィルスにさらされていることになり、病気のため 働けないという事態
その結果、巣の外で働いているときに捕食されたり事故にあったりして死んだ高齢の蜂の補充となるはずの
元気な若い蜂が足りなくなり、またダニの寄生によって老化が加速されることによって、
最後にはコロニーは崩壊してしまう。
ミツバチヘギイタダニ 元来 東アジア に生息するダニ ※ジャワミツバチヘギイタダニ
もともとの宿主 アピス・セラナ つまり トウヨウミツバチ だったが ※二ホンミツバチはトウヨウミツバチの亜種
20世紀初頭 ロシア最東端の沿海地方
アピス・メリフェラ つまり セイヨウミツバチ への宿主転換に成功したと考えられている
1995年カルフォルニア州における野生コロニーが壊滅的打撃の論文
1996年アリゾナ州のミツバチヘギイタダニに感染している野生ミツバチのコロニー数の記事
※それぞれ発表年
ニューヨーク州でも1990年代半ば
4月下旬から5月上旬咲き乱れるタンポポの花にわずかなミツバチ、樹木や建物のミツバチの巣撤去の依頼が激減
アーノットの森に野生のミツバチのコロニーが数多く生存している
コロニーにはミツバチヘギイタダニが感染している
にもかかわらずコロニーは死滅していない
ロシアの沿海地方のアピス・メリフェラ(の生き残り)はダニ除去のためのグルーミング行動や感染した蛹の撤去など比較的熱心
2000年代初頭、スウェーデンのゴッドランド島で単房開蓋封蓋耐性もすばやく獲得した実験結果
2011年からのアーノットの森の野生コロニーの3回目の調査よりコロニーに生じた遺伝的変化についても検証
2011年に西洋蜜蜂の三密について調査済み!?(離れて暮らすか、集まってくらすか_小さな巣穴か、大きな巣穴か_小さな巣房か、大きな巣房か_高い位置の入口か、低い位置の入口か_プロポリスのコーティングがあるか、コーティングがないか)そして、
第11章ダーウィン主義的養蜂のすすめ
著者が進化(ダーウィン)医学の考え方を参考に養蜂の在り方を提言している。
このページではあるウィルスに耐性がないある種の比較的短い期間における経過に特化する詰まらないまとめ方をしてしまっている。というのも・・・・・・
それはさておき、本書籍は様々なセイヨウミツバチの魅力的な生態の記述が宝物のように詰まっている。そのことを是非、皆さまご自身の手で確かめてほしい。
"→♂♀←"「オススメ」のインデックスへ
ミツバチヘギイタダニ 危険
未成熟の蜂(幼虫や蛹) 脂肪体組織食べ、 ウィスルを撒き散らす点
発育途中の蜂を弱らせるばかりか、腹部の萎縮や翅の奇形など命に関わる身体的欠陥を引き起こす可能性も
後者はチヂレバネウィルスの症状 媒介する病原体のなかでも特に危険
恐ろしさ 発育が早いという事実によってさらに増大 卵からかえって成虫になるまで一週間とかからない
これが意味するのは、たとえコロニー内のダニの数が春にはまだ少なかったとしても早い成長のサイクルにより
夏の終わりまでに指数関数的に増える可能性がある
コロニーが保有するダニの数が多い
働き蜂 生まれたときからウィルスにさらされていることになり、病気のため 働けないという事態
その結果、巣の外で働いているときに捕食されたり事故にあったりして死んだ高齢の蜂の補充となるはずの
元気な若い蜂が足りなくなり、またダニの寄生によって老化が加速されることによって、
最後にはコロニーは崩壊してしまう。
ミツバチヘギイタダニ 元来 東アジア に生息するダニ ※ジャワミツバチヘギイタダニ
もともとの宿主 アピス・セラナ つまり トウヨウミツバチ だったが ※二ホンミツバチはトウヨウミツバチの亜種
20世紀初頭 ロシア最東端の沿海地方
アピス・メリフェラ つまり セイヨウミツバチ への宿主転換に成功したと考えられている
水平伝播という広がり方では必ずしも宿主を健康に保っておく必要がないため、
自然選択は病原体や寄生生物を毒性が高くなる方向へ後押し
※咳で広がるヒトの風邪のような感染症は宿主が動きまわる方が有利で毒性低目な水平
ミツバチヘギイタダニの北アメリカへの侵入は1980年代なかばのフロリダ経由と1990年代初頭のテキサス経由自然選択は病原体や寄生生物を毒性が高くなる方向へ後押し
※咳で広がるヒトの風邪のような感染症は宿主が動きまわる方が有利で毒性低目な水平
1995年カルフォルニア州における野生コロニーが壊滅的打撃の論文
1996年アリゾナ州のミツバチヘギイタダニに感染している野生ミツバチのコロニー数の記事
※それぞれ発表年
ニューヨーク州でも1990年代半ば
4月下旬から5月上旬咲き乱れるタンポポの花にわずかなミツバチ、樹木や建物のミツバチの巣撤去の依頼が激減
など著者の実感や先の報告らから
2003~2004年アーノットの森(ニューヨーク州)の野生コロニーのミツバチヘギイタダニ感染について調査(ダニの数をカウント、2003年晩夏から秋は増加、続く冬に著しく減少し翌年5月まで少ない状態が維持されるが2004年夏からゆっくり増加のサイクルが観察されたがカウントの最大数値も危険なレベルではなく抑えられている値で、巣箱の状態は成虫と蜂児が十分認められ、蜂蜜も豊富に蓄えられ、翅の奇形など病気の兆候もない良好)、アーノットの森に野生のミツバチのコロニーが数多く生存している
コロニーにはミツバチヘギイタダニが感染している
にもかかわらずコロニーは死滅していない
三つのことが判明
(もちろん)野生のコロニーは殺ダニ剤を使って(いるわけが)ない。ロシアの沿海地方のアピス・メリフェラ(の生き残り)はダニ除去のためのグルーミング行動や感染した蛹の撤去など比較的熱心
2000年代初頭、スウェーデンのゴッドランド島で単房開蓋封蓋耐性もすばやく獲得した実験結果
たった一発の銀の弾丸で戦っているわけではなく、多様な行動的抵抗性という武器をもっている
2011年からのアーノットの森の野生コロニーの3回目の調査よりコロニーに生じた遺伝的変化についても検証
2011年に西洋蜜蜂の三密について調査済み!?(離れて暮らすか、集まってくらすか_小さな巣穴か、大きな巣穴か_小さな巣房か、大きな巣房か_高い位置の入口か、低い位置の入口か_プロポリスのコーティングがあるか、コーティングがないか)そして、
第11章ダーウィン主義的養蜂のすすめ
著者が進化(ダーウィン)医学の考え方を参考に養蜂の在り方を提言している。
このページではあるウィルスに耐性がないある種の比較的短い期間における経過に特化する詰まらないまとめ方をしてしまっている。というのも・・・・・・
それはさておき、本書籍は様々なセイヨウミツバチの魅力的な生態の記述が宝物のように詰まっている。そのことを是非、皆さまご自身の手で確かめてほしい。
"→♂♀←"「オススメ」のインデックスへ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます