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今月のお薦め_01.2007

2007-03-11 18:17:51 | 今月のお薦め_XX.20XX
鉄の神経お許しを 他全短編キャプテン・フューチャー全集11 ハミルトン著 野田昌宏ほか訳 東京創元社

ジョオンとカーティスがどうなるか?。
それが気になって、気になって。

幼年期を多くの人間と関わらずに育ったカーティスを愛し、理解するには、
このことに関してはシリーズ中、忘れてはいけないエッセンスとして散りばめられていた。これに対する、それなりの答え、またはネクストジェネレーション(スタートレック)のライカーとトロイ並みの結果をもとめたいところが私にある。

で、”キャプテン・フューチャーの帰還”やジョオンのコラムを読んで
それなりに安堵、納得できました。
コラムのジョオンの言葉として、
「それは、わたしが宇宙じゅうあなたを追いかけて助けてるからなのよ。あなたがそんなに現実馬鹿じゃなかったら、水星から冥王星まで女の子に追っかけさせたりしないでしょうにねぇ]
があり、ジョオンの優しさと作者の巧さを感じる次第です。

兎にも角にもこの本と読めてよかったです。
少なからず、キャプテン・フューチャーシリーズを楽しまれた方は
読んでおかなくてはいけない一冊じゃないでしょうか。

人によっては長編の特徴である痛快さが欠けると感じるかもしれませんが
フューチャーメンのさだめを感じるには短編群は欠かせない気がします。

これまで、あまり関わってない方は一遍でも長編を読まれるか、
アニメ放送の一シリーズ(四話分)でもご覧になられてから
お読みいただくことをお薦めいたします。

表題作は表題作だけあって、読みながら笑ってしまいました。
などなど、繰り返しになりますが、各キャラクター、世界観の
設定が安定している本シリーズの時期的には最後のほうに出ている
短編の集まりなので本当に一つでも長編を楽しまれて、それにとどまらず、
短編、コラムの集まりを堪能していただく、フューチャーフルコースの
お召し上がりをお薦めします。

というか、全編をみるデラックスフルコースが一番良いのでしょう。
(私はそれはできてません、、、。)

鉄の神経お許しを 他全短編キャプテン・フューチャー全集11

東京創元社

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