恋物語、こよみシード_暦物語(第十話) 西尾維新 講談社BOX
不言実行は美しいな、と改めて感じた。もちろん、有言実行がよろしくない何て思わないし、怠ける原因になっている不言実行の場合は目も当てられない。ひたむきに人知れず思い続ける不言実行が美しいのだ。
クローゼットの中身が何であるか。当初の計画通り行かなくなり、中身が鍵になる展開があからさまな書き方故に撫子さんが見られたくないモノによって作品の出来が大きく左右されるべき。とはいえ、フィクションに強引さは憑き物。登場人物がそうした、そう思ったと作者が書けば、それはそれであり、一切否定すべきことではなく、過度な期待は禁物である。
しかし、貝木さんが貨幣で開けた時点で読者に伝えちゃうフィクションは演出上有り得ないとはいえ、ハードルを上げる行為も行われ、一読者としてクローゼットの中身に対して期待ばかりか嫌味な見方をし始めても非難には当たらないだろう(浅はかではあるが)。
そのような穿った読み方をしていたが創作を読ましていただく(読)者として、撫子さんがクローゼットに隠しておきたかった物、撫子さんが頑張ろうと思った事柄に大変納得させられる。
納得できる理由は貝木さんが本編でたくさん述べている。p250辺りで素の貝木さんが撫子さんは漫画家になりたいだろうを告げ、撫子さんは顔を真っ赤して怒鳴る辺りから
『****創作物を見られる。
*****それは思春期の子供にとって、日記を見られるよりも恥ずかしいことだ。 』(p254)
『「お前は誰にも言わなかった。それはつまり、おまえにとってそれが、本当の夢だからだろ」』(p256)
以下のページも蛇足などではなく、無罪放免確定の千石さんが助かる様子を読みたい、読むほど気持ちが洗われる気がする。真摯な気持ちで取り組むということはどういうことなのか再考の機会を与えてくれてる気がする。
斧乃木さんの淡々とこなす様子も正確な表現ではないかもしれないが少なくとも人間にひたむきさを感じさせてくれる。貝木さんだけじゃなく阿良々木さんへの具体的なアクションをこよみシードで知って、なおさら。鬼物語で八九寺ちゃんに背丈をかすために残っていたり。
(かきかけです。つづき、かきたいです)
"→♂♀←"「オススメ」のインデックス
暦物語 西尾維新 講談社BOX
第一話 こよみストーン
羽川さんと中庭花壇にある石について。メメさん、技術授業の作品と見抜く。500万円返したい頃。
第二話 こよみフラワー
戦場ヶ原さんと屋上の花束について。屋上管理の一環と再びメメさん。なので500万円返したい頃。
第三話 こよみサンド
八九寺さんから鬼に見える砂場情報。羽川さんが落下を見抜く。チャラ故に、ここから道括り。
第四話 こよみウォーター
神原さん家(ち)のお風呂の水面。揺れる面に映る顔について戦場ヶ原さん、当時の解釈。
第五話 こよみウインド
千石さんと噂について。貝木さんから無風に機会があるという企業秘密。
第六話 こよみツリー
空手道場裏庭のある木について火憐さんから相談。羽川さんの本人やや不本意な知恵。
第七話 こよみティー
月火さんが茶道部に八人目絡みでお化けはいると思うか?。神原さんの思いやり風な助言に乗っかる。
第八話 こよみマウンテン
北白蛇神社の存在と建て方について問う扇さん。建て方を解く千石さんは「建て直されたらいいよね」と。
第九話 こよみトーラス
戦場ヶ原手作りのドーナッツを堪能する忍さんが隠した場所を羽川さんが気持ちとともに推察。
第十話 こよみシード
センター試験の帰り、斧乃木さんの探し物に付き合うが見つからず。これも羽川さんが解く。
第十一話 こよみナッシング
影縫さんの意図を推測する火憐。ダブルに驚きつつ、一発入れる努力をすべき訪ねると…・・・。
第十二話 こよみデッド
ギリギリの入試当日の朝に臥煙さんは現れ、抜刀。気がつくと何故か八九寺さんがいた。
※暦と終(上)は個人的に二三→♂♀←あり的な・・・、逆に言うとイマイチな印象を持ってしまった作品が含まれている。
第一話 おうぎフォーミュラ
7/15の放課後直江津高校1年3組の学級会。犯人探しというより、如何にして期末試験数学前日の勉強会を利用した不正が行われたか。後片付けはしっかりしましょう&老倉さんの価値観というか意識の高さを伺い知れるエピソード。
第二話 そだちリドル
久々に登校した老倉育は暦に中一の下駄箱について言葉を。どうして暦が数学が好きなのか。ネタを持っている説明として読みながら荒んだ個人学習塾を予測したが見事に外れ。それでは動機が弱い。強い動機があれば、自ずとネタもみつけてくるものさ、というのは第三話か。
第三話 そだちロスト
過去の清算をすべく、老倉育の家に。扇対翼も繰り広げられたが戦場ヶ原を介して老倉からの手紙を読む暦。(骨は?。)
恋物語 (講談社BOX) | |
西尾 維新 | |
講談社 |
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不言実行は美しいな、と改めて感じた。もちろん、有言実行がよろしくない何て思わないし、怠ける原因になっている不言実行の場合は目も当てられない。ひたむきに人知れず思い続ける不言実行が美しいのだ。
クローゼットの中身が何であるか。当初の計画通り行かなくなり、中身が鍵になる展開があからさまな書き方故に撫子さんが見られたくないモノによって作品の出来が大きく左右されるべき。とはいえ、フィクションに強引さは憑き物。登場人物がそうした、そう思ったと作者が書けば、それはそれであり、一切否定すべきことではなく、過度な期待は禁物である。
しかし、貝木さんが貨幣で開けた時点で読者に伝えちゃうフィクションは演出上有り得ないとはいえ、ハードルを上げる行為も行われ、一読者としてクローゼットの中身に対して期待ばかりか嫌味な見方をし始めても非難には当たらないだろう(浅はかではあるが)。
そのような穿った読み方をしていたが創作を読ましていただく(読)者として、撫子さんがクローゼットに隠しておきたかった物、撫子さんが頑張ろうと思った事柄に大変納得させられる。
納得できる理由は貝木さんが本編でたくさん述べている。p250辺りで素の貝木さんが撫子さんは漫画家になりたいだろうを告げ、撫子さんは顔を真っ赤して怒鳴る辺りから
『****創作物を見られる。
*****それは思春期の子供にとって、日記を見られるよりも恥ずかしいことだ。 』(p254)
『「お前は誰にも言わなかった。それはつまり、おまえにとってそれが、本当の夢だからだろ」』(p256)
以下のページも蛇足などではなく、無罪放免確定の千石さんが助かる様子を読みたい、読むほど気持ちが洗われる気がする。真摯な気持ちで取り組むということはどういうことなのか再考の機会を与えてくれてる気がする。
斧乃木さんの淡々とこなす様子も正確な表現ではないかもしれないが少なくとも人間にひたむきさを感じさせてくれる。貝木さんだけじゃなく阿良々木さんへの具体的なアクションをこよみシードで知って、なおさら。鬼物語で八九寺ちゃんに背丈をかすために残っていたり。
(かきかけです。つづき、かきたいです)
"→♂♀←"「オススメ」のインデックス
暦物語 西尾維新 講談社BOX
第一話 こよみストーン
羽川さんと中庭花壇にある石について。メメさん、技術授業の作品と見抜く。500万円返したい頃。
第二話 こよみフラワー
戦場ヶ原さんと屋上の花束について。屋上管理の一環と再びメメさん。なので500万円返したい頃。
第三話 こよみサンド
八九寺さんから鬼に見える砂場情報。羽川さんが落下を見抜く。チャラ故に、ここから道括り。
第四話 こよみウォーター
神原さん家(ち)のお風呂の水面。揺れる面に映る顔について戦場ヶ原さん、当時の解釈。
第五話 こよみウインド
千石さんと噂について。貝木さんから無風に機会があるという企業秘密。
第六話 こよみツリー
空手道場裏庭のある木について火憐さんから相談。羽川さんの本人やや不本意な知恵。
第七話 こよみティー
月火さんが茶道部に八人目絡みでお化けはいると思うか?。神原さんの思いやり風な助言に乗っかる。
第八話 こよみマウンテン
北白蛇神社の存在と建て方について問う扇さん。建て方を解く千石さんは「建て直されたらいいよね」と。
第九話 こよみトーラス
戦場ヶ原手作りのドーナッツを堪能する忍さんが隠した場所を羽川さんが気持ちとともに推察。
第十話 こよみシード
センター試験の帰り、斧乃木さんの探し物に付き合うが見つからず。これも羽川さんが解く。
第十一話 こよみナッシング
影縫さんの意図を推測する火憐。ダブルに驚きつつ、一発入れる努力をすべき訪ねると…・・・。
第十二話 こよみデッド
ギリギリの入試当日の朝に臥煙さんは現れ、抜刀。気がつくと何故か八九寺さんがいた。
※暦と終(上)は個人的に二三→♂♀←あり的な・・・、逆に言うとイマイチな印象を持ってしまった作品が含まれている。
終物語 (上) (講談社BOX) | |
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第一話 おうぎフォーミュラ
7/15の放課後直江津高校1年3組の学級会。犯人探しというより、如何にして期末試験数学前日の勉強会を利用した不正が行われたか。後片付けはしっかりしましょう&老倉さんの価値観というか意識の高さを伺い知れるエピソード。
第二話 そだちリドル
久々に登校した老倉育は暦に中一の下駄箱について言葉を。どうして暦が数学が好きなのか。ネタを持っている説明として読みながら荒んだ個人学習塾を予測したが見事に外れ。それでは動機が弱い。強い動機があれば、自ずとネタもみつけてくるものさ、というのは第三話か。
第三話 そだちロスト
過去の清算をすべく、老倉育の家に。扇対翼も繰り広げられたが戦場ヶ原を介して老倉からの手紙を読む暦。(骨は?。)
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