ぴょんぴょん :ドーベルマンそらとミニピンちょこワールド

企業顧問、相談役、コンサル(M&A、新規事業、新技術、投資)。ドーベルマンそらとミニピンちょこは虹の橋に。

コロの叫び4

2009年11月15日 21時47分43秒 | コロの叫び
…コロstory4…
タロウは、コロの娘であるチビを連れて地底界に向かっていた。

地底界への道は、灼熱のマグマを避けて出来た長い洞道を抜けなければならない。

獣神と獣魔の壮絶な戦いを全物質が感じ、マグマの動きも、その壮大なエネルギーを激しく放っている。

タロウはバリアを放ち、チビを守りながら走り続けていた
「チビよ…よく聞け!もうすぐ天空の墓につく。虹のオーラを感じるがよい。」

「こんな地の底に天空の墓かよ~タロウよ、気がおかしくなったか?」

その瞬間、マグマの音が消え、冷えきった広い空間についた。

「チビよ!虹のオーラがやってきた」

チビの周りとタロウの周りを虹の帯が巻き付いた。
タロウは緑色に輝き、チビは赤橙色に輝いた。
そして目の前に虹で覆われた巨大な墓が現れた。

タロウは緑のオーラを広げ、ささやいた
「オン…キヤ…ソアカ…レイナ神さま…お目覚めください…オン…キヤ…ソアカ…」

チビは赤い目を光らせた
「母は獣魔に殺されたはずでは…」

そして、獣神の神の一人である天空界のレイナ神が目覚めたのである

レイナ神は黄金に輝く目に涙を流していた。「タロウ殿よくぞチビを守り、ここまで来てくれた。虹の橋からチビの無事を祈り待っていた。」

チビは何も言わず母レイナ神の虹の帯に抱かれ泣きじゃくった。

タロウはチビに真実を伝えた
「コロ殿がレイナ殿を強く愛し、そのパワーを全て使い、生を持ったまま虹の橋に導いたのだ。従ってコロ殿は獣神蔡まで眠り続けたのだ。チビには何も知らせるなとの言われ…それがチビ殿を守るための愛だと…」

チビは小さく唸り
「愛が欲しかった、おかあさんに会いたかった…」


「何だか胸騒ぎがする。スケキヨ殿が呼んでいる。一気に飛ぶぞ~レイナ神殿!チビ殿!」
タロウは遠吠え、バリア外し、三獣神は虹と一体となり地底界へと飛んだ。

つづかなそう…