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何やようわからんけど、言うてもええか?

『ストーカーとの七〇〇日戦争』 内澤旬子

2019-08-26 | 本と雑誌

 

ストーカーとの七〇〇日戦争
内澤 旬子
文藝春秋

ストーカーされている人が都会から移り住んでいたのが小豆島。警察にもお世話になるから近所の人に少しだけ事情を話したら「島の人?」。そう、小豆島の人にとってストーカーが島内の人かそうでないのかが一番大きな関心点。

わかるわ~、田舎の人ってすぐに「どこの人?」って聞く。見慣れない人や車には、ものすごく敏感。噂もあっという間に広がる。ネットのうわさより、近所のおばちゃんから聞く話のほうが比べもんにならないくらいリアル。田舎の噂は75日どころか、何十年たっても忘れられることがないから怖いわ。

そして村の人はIターンしてきた人に冷たい。一挙手一投足をじーっと見てる。何をしても、いいようには言われへん。役所は一生懸命Iターンを勧めるけど、小さい声で「やめとき」と言ってあげたい。犬を自由に走りまわさせたいとか無農薬で野菜を育てて云々・・・やめとき。

田舎って怖いところなんよ。

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