発見!森のぶ~たん号!

毎日更新を目指しているぶ~たんです。
某社の公式ブロガーに当選を機に、地元密着型のブログをはじめました。

歩くざふくい まちなかの橘曙覧(たちばなのあけみ) Vol.4 斉殿清水(ゆやのしょうず)

2011-11-09 14:31:54 | 福井のおススメ
朝9時間からのツアー、ゆっくり見聞きしながら歩くのも疲れます。

橘曙覧記念文学館のお向かい愛宕坂茶道美術館で一休み。



お茶の作法のレクチャーを受けて



一服・・・秋のお庭を見て憩うひととき



お菓子は梅月堂さん(加茂河原)の南瓜饅頭。甘すぎずおいしいです

この美術館のロビーではお抹茶のサービスをしていて

春季、秋季以外は土・日・祝祭日のみですが

足羽山散策の一休みにもおススメです。

その後、貸出可のお茶室を見学




そして最終目的地斉殿清水(ゆやのしょうず)跡へ



ここは歩くざふくい まちなかの橘曙覧(たちばなのあけみ) Vol.1 藁屋で書いた

「袖干の井」を掘るきっかけか、糟糠の妻なをさんが水汲みに来た湧き水跡です。

先の歩くざふくい まちなかの橘曙覧(たちばなのあけみ) Vol.3に書いた黄金舎は足羽山の中腹で共同井戸もありましたが、

よく枯れたそう。

すると水を求めてなをさんは「百段坂」下のこの斉殿清水(ゆやのしょうず)まで

天秤棒を肩にかづいて何往復もしたのです。

地元の人ならわかりますがこの「百段坂」、急で高い・・・

昔の女性は立派です・・・ぶ~たんならお暇を頂きます。

商家に嫁いだつもりが、夫は隠棲し、国学や和歌に勤しむ。

多くの門人や知り合いが訪れる家を切り盛りしたなおさん。

ぶ~たんならお暇を頂きます。

長男が曙覧の死後歌集「志濃夫廼舎(しおぶのや)歌集」をまとめなければ

歴史の彼方に埋もれていたかもしれない夫に尽くしたなおさん。

夫の才を信じていたのでしょうか。

九十過ぎまでの長生きは神様のご褒美かもしれません。

柴田勝家の菩提寺西光寺さん、お市の方の菩提寺自性院さんからも近いので

橘曙覧所縁の足羽山にも足を向けてみて下さい



愛宕坂茶道美術館

場  所:福井県福井市足羽1-6-5
     TEL/FAX 0776-33-3933
   
開館時間:9:00分~17:15 (入館は16:45分まで)

休 館 日:平成23年9月26日(月)、27日(火)、12月12日(月)、13日(火)
     12月28日(水)~平成24年1月4日(水)、3月7日(水)~9日(金)


入 館 料:100円

お抹茶のサービス:200円




歩くざふくい まちなかの橘曙覧(たちばなのあけみ) Vol.3黄金舎(こがねのや)

2011-11-09 12:14:12 | 福井のおススメ
今回の案内人、河合氏は橘曙覧記念文学館の初代館長さん

橘曙覧の三女の菩提寺(妙観寺)脇の愛宕坂の中ほどが



橘曙覧記念文学館であり、曙覧が隠居した28歳から37歳まで暮らした黄金舎(こがねのや)



      黄金舎(こがねのや)跡の石碑

ここからは職員さんに案内されました。

館内なのであしからず。

ここには松平春嶽公がスカウトに来た藁屋を復元したものや、

会見現場の模型、独楽吟52首を読みながら歩ける部屋

曙覧と妻と三人の子供達との夕餉の風景や

「たのしみは朝おきいでて昨日まで無かりし花の咲ける見る時」等の場面を

人形作家石井美千子さんがが再現した作品もあります。



      テラスのお庭の父子像

曙覧の事なら何でもわかる展示を観ていたら、

曙覧の死後、90過ぎまで生きた妻なをさんの気丈な晩年の写真に驚きました。

貧しい生活の中子供を6人も産んで、育てたお話を、

長男は明治政府で文部大臣になれるくらいの逸材だったとか

職員さんのお話をもっと聞きたかったのですが、

案内人の河合氏初めツアーメンバーが含蓄があり話があちこちと楽しいツアーで

時間が押して時間切れ。

お向かいの愛宕坂茶道美術館へ案内されたのでした。

興味の湧いてきたぶ~たんまたゆっくり来たいと思います。



11月27日まで、秋季特別展「山本容子の姫君たち」も開催。

この秋、来福された方はまたどうぞ。


橘曙覧記念文学館

場  所:福井県福井市足羽1-6-34
     TEL 0776-35-1110
     FAX 0776-33-3933

開館時間:9:00分~17:15 (入館は16:45分まで)

休 館 日:年末年始(12月28日~1月4日)
     展示替え等による臨時休館日
     平成23年11月28日(月)~30日(水)
     平成24年3月21日(水)~23日(金)

入 館 料:100円