発見!森のぶ~たん号!

毎日更新を目指しているぶ~たんです。
某社の公式ブロガーに当選を機に、地元密着型のブログをはじめました。

河は流れる、時も悲しみも・・・

2011-08-18 13:52:33 | 今日のオーマイゴッド
お盆休みの15日夕方、涼風に誘われて

足羽川の河原を歩いてきました。

新明里橋から幸橋までぶらぶらと。

桜橋から幸橋付近は春のこみちこまちツアーvol.5 語り部さんと行く城下町福井でも書きましたが、桜の名所。



幸橋を渡り北詰の先日書いた都市伝説目撃!日下部太郎さん受難で折り返し、再び南詰に

ここは五箇条の御誓文を起草したことで有名な福井藩士の由利公正(三岡八郎)宅跡で

坂本龍馬さんの歌碑があります。



「君がため捨つる命は惜しまねど心にかかる国の行く末」

坂本龍馬が暗殺される直前10日ほど前に来福し

由利公正や他福井藩士と日本の将来を語り合った地です。

のどかな河の流れを見ながらいつまでも夢を語り合ったことでしょう。


でも、66年前の7月19日午後11:24

128機のB29が落とした油脂爆弾500発で

ここの河原は無残な火焔地獄に陥ります。

1600人以上の犠牲者を出し、

余りの暑さに福井城祉のお堀とこの足羽川はあまりの灼熱地獄にいたたまれずに、

水を求めて飛び込み、おぼれ死んだ遺骸がおびただしかったそうです。

ぶ~たんが、幾つも戦争体験を聞いた中で

この河原で苦しんだ形のまま炭化したご遺体

それを淡々と片付けていくしかなかった大人たち

川に膨れて流れていく光景に当時小学生だったその人は

しばらく河原に来れなくなったと話していたのを思い出しました。

生死を分けたのは運しかなかったのよ



この穏やかな河原が66年前は焼け野原で

多くの悲しみにあふれていたのです。

100年以上前、歴史の転換期にこの河原で夢を語り合った幕末の志士

66年前に無残に命を燃やしつくした市民達

のんびり夏の夕暮れを歩いているぶ~たん

時や人の移り変わりも川面に写してきた足羽川

穏やかに流れ続けて欲しいと思います。


第二次世界大戦の戦没者は31万人強ととてつもなく多くの人が犠牲になりました。

今年の3月11日の大震災での死者、行方不明者は合せて6万人強

たった1日で大戦の1/5の方々の命が召されました。

3月11日の大震災で生死を分けたのも運しかなかったのかもしれません。

このお盆は被災地から遠く離れたぶ~たんにも

重い意味をもった期間になりました





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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
... (ぴよ彦)
2011-08-19 14:39:24
自分ではどうしようもない、社会情勢や自然災害..。そんな話を聞くたび胸が熱くなります。

小さいことでくよくよしていることが、幸せなことなんだと思えてきますね。
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暗くてごめんなさい (森のぶ~たん)
2011-08-24 14:41:24
このブログでは前向きな事を綴っていきたいと思うのですが、3.11以来、場所違うだけ、時間が違うだけ、運次第で分かれる明暗を感じてしまいます。今の平凡な暮らしを感謝して生きましょうね
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