ひとときの駿感.blog

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やよい軒の『豚肉とたっぷり野菜炒め定食』…650円。

2015-10-12 23:20:08 | グルメ・カフェ
訪問日 10月12日 19時半頃

私は日本人である。
日本人は白米飯が好きである。
私は白米飯が好きである。

 こんなギャグとも真剣味ともつかない三段論法をあえて使わずとも白米飯へのリスペクトは誰にでも共通なのは重々承知もあえて自分は日本人なのだということを強調するならばこれがアメリカ人だったら、400g超の牛サーロインを3枚トングでつかんで大皿に乗せ、さらにはアイダホだかオレゴンだかのポテトをありったけ主食同然に付け合わせていくだろうっていうような虚言のごとく食の比較文化論をチョイ出しすることは、いとも簡単なことではある。

 結論としては”日本人に生まれてきてほんとによかった!”ということを言いたいわけで、そんな感慨深げな思いに至る瞬間というのはやよい軒の店内に設けてあるスペース「おかわり処」で自ら炊飯ジャーを開けて思う存分に2杯目の白米飯を茶碗にバベルの塔を建築中よろしく豪快に乗せた時であることは言うまでもない。 

 無論「おかわり」という至極の幸福を味わうためには、定食の主菜の質が、ご飯を口の中に掻き込む運動をどれだけ増幅させてくれるかどうかというところがいつもながら焦点になるのであってこのやよい軒の『豚肉とたっぷり野菜炒め定食』はその食欲を極限までに押し上げてくれるには充分にあまりあるくらいの存在となりうる”おかず”なのである。



 キャベツ・タマネギ・ピーマン・ニンジンを使ったシンプルな肉野菜炒めに、味噌の他に、「醤」といわれている様々なペースト状と化した調味料を混ぜた特製のたれをふんだんに仕込んであるために味の奥行きがとても深く、さらに別の小皿にわずかに盛られた唐辛子を使った辛味噌を好みで自在に混ぜることによってさらに突き抜けるような味わい、まさにご飯が欲しくなる!というのはこのことである。



 この期間限定の傑作は、期間限定と言う愚かな付加価値を放棄してもいいくらいの定番となってほしいと願うばかりだが、定番となった瞬間に650円と言うCPの威力ももしかしたら100円プラスで750円と言う価格設定で販売されることによって半減されてしまうかもしれないという苦笑いの予測をせざるえないでもないが、それでも週に3回は通い続けて食券販売機のボタンを迷わず押し続けるであろうことは、相当に飽きるまで同じメニューを続けてしまう私自身の長年の習性に常に問い続けながら。



 言い忘れたが写真の鶏の唐揚げは周期的にメールで来るお知らせのクーポンを使ったサービスのミニ唐揚げである。これも塩を少々つけて食べると美味いのだ。

やよい軒 南池袋店定食・食堂 / 池袋駅東池袋駅都電雑司ケ谷駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5



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