
雪は静かに降り続いてゆき、
さらにどんどん積もっていった。
会社近辺の歩道がみるみるうちに
歩きづらくなるのを認めると、
嫌気のような寂しい思いが湧いてくる。
でも、それを跡形も無く溶かしてくれる雨は
明日すでに用意されているはずだと思いながら
部屋の窓の外を眺めたり、
天気予報の行方を確かめたり。
先延ばしされている春の訪れを
いつ合図してくれるのかな。
車内のFMでは今年もこの時期春の曲の定番とも
言うべきケツメイシの『さくら』が流れていた。
「さくら舞い散る中に忘れた記憶の・・・」
「ヒュルリーラ・・・ヒュルリーラ・・・」
思いっきり舞い散ってるのは
さくらではなくて3月の雪なんだよなあ~
大雪の影響で全く進まない渋滞車両の列。
「ヒュルリーラ・・・」と呟きっぱなしの今夜でした
写真の車は、俺の車スイフトの先っちょが見える。