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弥生賞回顧・・・弥生の幻想、皐月の現実。

2010-03-08 00:39:22 | 競馬回顧

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弥生賞(2010) ヴィクトワールピサ 2.06.1
12.8-11.6-12.7-13.5-13.0-13.0-12.7-12.5-12.1-12.2(JRA)

1000M通過が1.03.6。
例年の弥生賞にしては急激な加速がなく
瞬発力勝負とならなかった。

直線半ばエイシンアポロンが先頭に立ち
ヴィクトワールピサがそのエイシンの内を突きたがったが
池添騎手の左ムチでその進路は塞がり、ブレーキがかかるも
最後は交わしてゴール。

レース全体ラップ上では瞬発力勝負にはならなかったものの
このヴィクトワールピサは相当の瞬発力を備えた馬だという
印象。

レース全体の上がり36.8で上がり一位36.1に価値がある。
坂上最後のひとハ12.2を分解してみたいくらいだ。
ヴィクトワールピサだけが瞬発力を見せていたのだ。

そうなると、ダービーではまず間違いなく上位候補として
馬券対象からは外せない。

そして皐月賞はどうか。
スタンスは弥生の幻想、皐月の現実・・・
どう違うか。

もちろんGⅡとGⅠのレースの質としての
大きな違いということもあるけれど、
同じ中山2000Mの舞台という様相で隠れてしまう、
全く異質な、この難解コースの特殊性でもあると
思うのだが、二重人格と言ってもいい真逆の性格を見せる、
まさに『非対称性』が過去の弥生賞勝ち馬にとって皐月賞
が鬼門となってしまう所以でもあると思う。

武豊騎手のコメント(競馬実況Webより引用)
「折り合いもついたし、エイシンアポロンの真後ろで、
後はエイシンアポロンが抜けてくれればいいと思っていました。
一戦一戦テーマを持って、馬もそれに応えてくれています。
大きい馬ですが瞬発力もあるし、乗り味もいいし、
これで有力馬の1頭として堂々と本番に臨めます」

武豊騎手のコメが本心かどうかはともかく
思っていたとおりの位置取り、レースの流れから
自然に躍り出た標的のエイシンアポロンが抜け出した
この理想的な直線半ば。

すでに、もはや弥生の幻想に取り憑かれてしまったという思い。

もうここでヴィクトワールピサの皐月賞での位置取りは
「中段より後方」というスタンスが確定してしまったという
一種金縛りのごとく決定事項となってしまう。

つまり「有力馬の1頭として堂々と本番に臨めます」という
思いに取り憑かれてしまった瞬間にもう皐月賞は危ういのだ。

それはランニングゲイルであり、スペシャルウィークであり、
アドマイヤムーンそしてオーラであり。

みな弥生の幻想を同コース同距離の皐月への投射に
確信を持ってしまった結果である。

僕はローズキングダムも気になるけれど、
それ以上に皐月賞での4角先頭の馬が
何かが大変気になる今夜であった。


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