神保町 可以
訪問日時:2022/1/12 12時頃
生姜醤油ラーメン830円
神保町の駅から白山通りの右手裏路地に入ると、名店可以がある。店内はL字型でカウンター席のみ。オープンキッチンで目の当たりにする麺を作る作業。私語はなく真剣さが伝わる雰囲気。好感が持てる店員さん達。ふと、黒ずくめのシャツの背中のデザインを眺めると『watanabestyle』の文字。
なるほどこれまた高田馬場の名店『渡なべ』の創業者プロデュースなのかもしれない。おそらくそうだろう。
すでに高揚感が湧き立つ中で、生姜醤油ラーメンをいただく。ひと口啜ったスープは醤油の優しい味わいを認めた瞬間に生姜のインパクトがグッーと胃のあたりまで突き抜けてきたような感覚。派手な生姜のテイストは一気に味覚の快感へと昇華する。やや縮れた麺は喉越しが最高で、ほうれん草、メンマも色鮮やかに主張していて、何か疲れた身体が回復していくような美味さ。チャーシューもしっかりした歯応えのものが3枚と贅沢なおもてなし。早くも2022年、私的には通年ベスト5には入りそうなラーメン体験だった。