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ハイブリッドワーク時代 の 快適パソコン環境構築術。③

〇 快適パソコン環境の作り方、グッズ活用で操作改善・疲労防止。

ハイブリッドテレワークでは、オフィスや自宅といった決まった場所以外での作業が増える。さまざまな場所での作業で操作しやすくなるようなグッズや、パソコンをのぞき見されないようにする対策製品、パソコンにつなぐケーブルを抜き挿しする手間を軽減する機器を紹介しよう。

手首の負担を軽減したい。

パソコンで文字を入力する際、キーボードを手前側に傾けて設置すると、手首に角度が付き負担を軽減するといわれている。キーボードの角度は、デスクトップパソコンのキーボードなら調節が容易だ。角度調節機構を備えるキーボードも多い。だが、ノートパソコンだと難しい。ノートパソコンで角度を付けるなら、パソコンスタンドを用意すればよい。

パソコンスタンドを使うと、キーボードだけでなくパソコンの画面の位置も通常よりも高くなる。卓上に置いたノートパソコンを使う場合、画面の位置は通常だと顔より下にあるため、どうしても顔の向きや視線が下向きになってしまう。その姿勢を長時間続けると肩こりや目の疲れを誘発しやすい。そこでパソコンスタンドを使い画面の位置を高くすることで、視線を通常よりも上向きにでき、体への負担を軽減できる。

ノートパソコンのWebカメラは画面の上側に設置しており、卓上に設置したパソコンだとWebカメラを見下ろす視線になってしまう。これが相手によっては失礼な印象を与えてしまうこともあるという。そこでパソコンスタンドを使いパソコンの画面の位置を高くすれば視線が上向きにできるので、相手に嫌な印象を与えなくて済む。

また、パソコンスタンドを使うと、ノートパソコンの底面は浮いた状態になる。多くのパソコンは内部の熱を底面で排気する仕組み。底面の空間が増えると、パソコン内部の排熱がしやすい利点もある。現在のパソコンのCPUは、温度が高くなりすぎると性能を下げて温度を下げる機能を持つ。排熱が十分だとそれが発生しにくい。

パソコンスタンドを使うことで、手首の負担を軽減し、視線を上向きにできる。写真はサンワサプライの「PDA-STN53BK」
画1、パソコンスタンドを使うことで、手首の負担を軽減し、視線を上向きにできる。写真はサンワサプライの「PDA-STN53BK」。

パソコンスタンドは、利用場所を想定すると選びやすい。外出先で使うのであれば携帯性に優れた折り畳める製品を、自宅で使うのであれば大型でパソコンをしっかりと設置し角度や高さを細かく調節できる製品を選ぶ。

対応するノートパソコンのサイズや調節できる高さ、角度、滑り止めの素材などを必ず確認する。対応するノートパソコンのサイズが合わないと、パソコンスタンドにパソコンを設置したときに不安定になることがある。調整できる高さや角度は製品によって異なる。特に、折り畳めるパソコンスタンドは制限されやすい。滑り止めの素材は柔らかいシリコーンゴムだと、卓上に設置したときに滑りにくい。

持ち運びするなら折り畳める製品を、自宅やオフィスで常設するなら角度や高さを細かく調節できる製品を選ぶ。写真はエレコムの「PCA-LTSFAH20SV」
画2、持ち運びするなら折り畳める製品を、自宅やオフィスで常設するなら角度や高さを細かく調節できる製品を選ぶ。写真はエレコムの「PCA-LTSFAH20SV」。

マウスの「飛び」を減らす。

何気なく使っているマウスも、マウスパッドを敷くだけで使い勝手はかなり変わる。マウスの滑りがよくなるだけでなく、光学センサーの読み取り制度がかなり良くなるため、マウスカーソルが突然「飛ぶ」誤動作も防げる。

マウスパッドは大きく分類すると、柔らかい布を素材に使う製品と、樹脂など硬い素材で表面を覆う硬質の製品がある。

布製のマウスパッドは表面にある程度の抵抗があるため、マウスの初動は鈍い。その代わり動きを止めたときは、しっかりと止まる。ドット単位でマウスカーソルを動かす繊細な操作に向く。ゲーミングマウスパッドに採用が多いのはそのためだ。半面、汚れが付きやすく耐久性が低いという欠点もある。

硬質のマウスパッドは、軽い力でもマウスが動く。楽に動かせるので手首の負担は軽い。一方で、滑りやすい故に精細な操作は難しい。同じ操作を繰り返す事務作業に向く。表面は硬質なので汚れが付きにくく落としやすい。耐久性も高い。

マウスパッドは表面の素材の違いで特性が異なる。精細な操作をするのであれば表面が布の製品を、力を入れずに操作するのであれば硬質の製品を選ぶ。写真はエレコムの「MP-SR01BK」
画3、マウスパッドは表面の素材の違いで特性が異なる。精細な操作をするのであれば表面が布の製品を、力を入れずに操作するのであれば硬質の製品を選ぶ。写真はエレコムの「MP-SR01BK」。

「のぞき見」に対処する。

カフェや電車内といった公共の場でノートパソコンを使って作業する場合、情報漏洩に注意したい。画面に映っている情報は、誰かに「のぞき見」されている危険性があると思って作業したほうがよい。

現在のノートパソコンの画面は視野角がかなり広いため、真横からのぞき込んでも画面に映っている内容が分かってしまう。それを防ぐには、プライバシーフィルターの利用を検討しよう。画面にプライバシーフィルターを乗せると視野角が大幅に狭まる。正面からしか画面が見えなくなるため、のぞき込みでの情報漏洩を防げる。

プライバシーフィルターは画面サイズや取付方法、視野角で選ぶ。画面サイズはノートパソコンの画面サイズと同じ大きさを選べばよい。ノートパソコンの仕様から画面サイズを調べ、その寸法用のプライバシーフィルターを選ぶ。

プライバシーフィルターの取付方法は、テープ式、タブ/アタッチメント式、フック式の3種類がある。テープ式は画面の上下左右のふちに両面テープで固定するため、一度取り付けると取り外しが難しい。タブ/アタッチメント式は、画面の周囲にタブを取付、そこにプライバシーフィルターを差し込んで固定する。フック式は画面の上部にひっかけて固定する仕組みで、こちらも簡単に取り外せる。

プライバシーフィルターで画面を覆うと、のぞき見を防げる利点はあるが画面の見栄えは大幅に悪くなる欠点もある。そこでタブ/アタッチメント式かフック式を選び、必要なときのみ取り付けるとよい。

プライバシーフィルターの視野角は、画面が見える範囲を角度で示す。その角度が浅いと見える範囲が狭まる。ノートパソコンから1メートルの範囲で使うのであれば45度ぐらいの視野角があれば問題ないだろう。

プライバシーフィルターで視野角を狭めることでのぞき見を防ぐ。製品を選ぶときは、必ず画面の大きさに一致させる必要がある。写真は磁石を使って着脱できるユニークの「WinGuard」
画4、プライバシーフィルターで視野角を狭めることでのぞき見を防ぐ。製品を選ぶときは、必ず画面の大きさに一致させる必要がある。写真は磁石を使って着脱できるユニークの「WinGuard」。

周辺機器をまとめて接続したい。

家でディスプレイやキーボード、マウス、有線LANや外付けハードディスクなどを接続し、デスクトップパソコンのように使いたいのであれば、映像出力端子や有線LANを備えたUSB Type-C接続のUSBハブかドッキングステーションがあると便利。

パソコンのUSB Type-C端子にケーブルを1本接続するだけで、USB端子はもちろんのこと、HDMI端子やDisplayPortといった映像出力端子、有線LAN端子といったほかの機能をすべて利用できる。また、USBハブやドッキングステーションに電源アダプターを接続しておけば、それらの機能を利用しつつ、パソコンの充電も可能だ。USBハブやドッキングステーションの中には、M.2スロットを備えている製品もある。そこにSSDを搭載するとこで外付けSSDとしても活用できる。

ノートパソコンの充電機能を使うには、ノートパソコン側がUSB PDによる充電に対応している必要がある。また、USBハブの映像出力端子を使うには、パソコン側がUSBオルタネートモードによる映像出力に対応している必要があるので注意したい。

USB Type-Cのハブかドッキングステーションを用意すると、周辺機器を接続しやすい。USB端子だけでなく映像出力端子やパソコンの充電機能を備えた製品もある。映像出力端子を使うにはUSBオルタネートモードが、充電機能はUSB PDにパソコンが対応が必須。写真はバッファローの「LUD-U3-CGHDBK」
画5、USB Type-Cのハブかドッキングステーションを用意すると、周辺機器を接続しやすい。USB端子だけでなく映像出力端子やパソコンの充電機能を備えた製品もある。映像出力端子を使うにはUSBオルタネートモードが、充電機能はUSB PDにパソコンが対応が必須。写真はバッファローの「LUD-U3-CGHDBK」。

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