〇 「スマートウォッチ販売台数の推移」や、
「2021年度通期メーカー別スマートウォッチ販売台数シェア。
MM総研がまとめた「2021年度通期 スマートウォッチ市場規模の推移・予測と利用実態」によると、2021年度の国内スマートウオッチ販売台数は前年度比49.6%増の343万2000台だった。2015年度の調査開始から、6年連続で過去最高を更新した。調査は2021年12月に15~69歳の男女1万7534人を対象にWebアンケートを実施し、スマートウオッチ利用状況や今後の購入意向について聞いた。
MM総研は「新型コロナウイルス禍の健康管理意識の高まりを追い風に、今後も市場の拡大基調は続く見通し」と分析する。同社はスマートウオッチ販売台数が2024年度に500万台規模に達し、2026年度には639万台にまで拡大すると予測する。
2021年度のメーカー別販売台数・シェアの首位は米アップルで、販売台数が前年度比69.2%増の211万5000台、シェアは61.6%だった。2020年に発売した「Apple Watch SE」や2021年に発売した「Apple Watch 7シリーズ」が好調で、2021年度の市場拡大をけん引したという。2位は35万9000台を販売した米フィットビットで、シェアは10.5%だった。バンド型端末が人気という。同社は2021年1月に米グーグルに買収された。3位は中国ファーウェイの35万3000台で、シェアは10.3%だった。
また、スマートフォン利用者に対してスマートウオッチの利用状況について聞いたところ、「現在利用している」が9.6%で、「利用したことがない」が87.0%だった。利用していない人に購入意向を聞いたところ、12.4%が利用を予定・検討していた。