てけてけスキップ

笑けたことや好きなこと、いろんな話・・・☆

『おぼえていろよ おおきな木』

2016-07-22 07:20:05 | 本部(間、切ってね)
時々、クラスの子ども達に読み聞かせしながら泣きそうになる絵本に出会うことがあります。

こちら、佐野洋子さんの絵本も、そうなりました。なんとも言えずジンと胸に来るものがあり・・。自分でも欲しいなぁと思い、お買い上げ~



なんだかね。なんでもないちょっと偏屈なおじさんの心の中と造作が泣けてきちゃうんです。


子ども達は、繰り返し的な場面に笑っていたけど、私は一人で涙こらえるのん必死でした。(笑)


たとえば・・


偏屈なおじさんが苦虫つぶした顔しながら物干しざお作って洗濯干すんですけど、そのせっかく作った物干しざおは風吹いたら倒れちゃうんですよ~。いろんな場面で、「ああ、ああ」って思って、でもそう思ったら、大人だしおじさんだから可哀相だなぁって、つい思ったりしまして。

なんだか、「おじさん」なのにねぇって。おじさんだからいろんなプライドもあるだろうしでも偏屈だし、どうしたもんだか。でも、そのくせ寂しがり屋で、じゃまっけにしていたおおきな木が恋しくてたまらないおじさんの姿がもう、たまんない。「ちぇっ」と舌打ちしてたのに、それも最後はしなくなってくるんです。ああ、おじさん~~~



ってね、細かいところ力説しちゃいたくなるくらい、描写が心にくるんです。それで、すぐ泣けてくる・笑


ラストは可愛らしいハッピーエンドで、ほっこりもさせてもらえるので涙は大丈夫


人間って、可愛いなぁって、いろいろ文句とか言ってても、偏屈でも、可愛いなぁって、人間っていいなぁって、思います♪

『松谷みよ子童話集』

2015-04-09 22:16:42 | 本部(間、切ってね)
先月、松谷みよ子さんのことを書かせていただきました。その後、本屋さんでこんな本を見つけ、早速読みました。


いろいろな話が入っている短編集。

童話・・と言ってもふんわりばかりはしておらず、どことなく影もあり。戦争や貧困などを背景に、命の大切さと共に美しさ、悔しさ、かけがえのなさとそしてそのすぐそばにある儚さが、不思議な空間の中で、でも、誰の胸の中にもあるんじゃないかなぁと思うような空間の中で描かれていました。


一度読んだきりにせず、繰り返し又読んで、心の中にあるこの空間に、命の音色を送り込むことができたらなぁ・・と思います。

初ムーミン

2015-03-14 23:35:54 | 本部(間、切ってね)
いろんな本を読むのはいいことだ!(


まるちゃんに本の相談をしたら間違いなし!なので、まるちゃんと本屋さんに行くのは大好きです。

「てけてけはあれから歌野さんの本(=中居くんオススメの本・デヘ)読んだ?」

「いやぁ~実はまだやねん」


なんでかと言いますと、推理系はやっぱりちょっとけっこうコワイ・・(小心者★)

もう一つの中居くんのオススメ・斉木香津著『凍花(いてばな)』も気になってはいるのですが、情けないことに表紙が怖くて、一歩を踏み出せておりません。たはは。


そんな話をしながら店内をうろうろしていた時、ふと目に留まったムームンのイラスト。これが文庫の表紙?なんだかお洒落で可愛いなぁ。でも、ワタクシ、実はムーミンは人生でスルーしてきていまして・・。子どもの頃、アニメがありましたが、何となくコワくて見ていなかったんですよねぇ・・

ちなみに、セサミも星の王子さまも、子どもの頃コワかった・・ってどんだけ怖がりやねん!今は大好きです。ちょっとは物事を感じ取れる人間になってきたのかしらん・・。


でも最近、お店でもよくムーミン見かけるじゃないですか。そしてそこに置かれている一人一人のキャラクターの味に、なんとなく惹かれはじめていたところだったのです。そこで、ムーミン大好きまるちゃんにご相談。

「私でも読めるかなぁ?」

「てけてけなら、好きだと思うよ~」

「そっか!楽しく読めるかな」

「あとでも、孤独とか寂しさとかも強く出てるから深くていいよ」

「・・・


まるちゃんって、本当に、言葉で表してくれるのが上手なんです!!もう、まるちゃんの最後の言葉に大感動。そして、歳も重ねてきて、そういった繊細なところとか、どことなく横たわるものとか、それでも素直に受け止めるとか、そういう心の広げ方をしていきたい・・☆


と思い、お買い上げしました。もう、まずとっても好きだったこと!本を開いてすぐの目次です。第1章、第2章・・と書かれているその章の題名が素敵!

第1章 ムーミントロールと、スナフキンと、スニフが魔物のぼうしを見つける。あらわれた五つの小さな雲。ヘムレンさんが、新しいたのしみを発見する


ね?こんな目次、私、見たことないです!!

雰囲気が不思議すぎるとダメになることもある私ですが、でもこれは、想像が掻き立てられ、イメージがつくようででも何が起こるかわからない感じに支配されるような心に・・、そんな感覚で満たされます。すごい。


     

講談社のムーミンシリーズの1冊、『たのしいムーミン一家』です。2014年が作者、トーベ・ヤンソンの生誕100周年だったそうで、ヤンソンのカラー絵を使った限定スペシャルカバーでした。これは、とっても揃えたくなるでしょう~♪

まるちゃん、オススメありがとね~

松谷みよ子さん

2015-03-10 19:22:22 | 本部(間、切ってね)
児童文学作家の松谷みよ子さんが、先月、亡くなられたそうです。

この仕事に就きだしてからはもちろんですが、私にとっては何といっても、子どもの頃読んだ「モモちゃんとアカネちゃん」シリーズです。「小さいモモちゃん」は、大人になってからまた買いました。

お話の中で靴がしゃべったり動いたり、猫もしゃべったり、どこか不思議で、でも子どもにとっては当たり前かもしれないこの世界が大好きで。本当には無いようで、でも本当はどこかにあるようで。なんとも言えない言葉にならない心の奥の感覚。


私自身は初めて読んだのは小学生ですが、当時子ども心に、赤ちゃんの時は私もこんな風に靴がしゃべったり動物がしゃべる声が聞こえてように感じていたのかなぁ、と。そう、もう、今から思うと「聞こえてた」と思っていたのではないかな、という小学生時代でした。

いつしか物語が暗くなっていき、影しか見えなくなってきた印象で・・。当時の私はそれが怖くて、自然と卒業、離れてしまいましたが、大人になってから考えると、淡々としながらも心の奥底に悲しみ、喜び、諦め、理解、生きる力も全てを秘めた、深い深い話だったのでは、と思います。


保育の仕事では、松谷さんの本なら間違いない!と、絵本を手にしたときに「松谷みよ子」とあればもうそれで安心、でした。それは、きっとずっとこれからも・・。


多くの素敵なお話を、世界を、本当に本当にありがとうございました。これからも大好きです。


『葉桜の季節に君を想うということ』

2015-01-26 22:45:33 | 本部(間、切ってね)
久しぶりに本を読みました。あ~本当に久しぶり。そして、私にしては本当に青天の霹靂、なミステリー小説でした・びっくり!

本は、読みたいなぁ、、、いえ、ちょっとウソつきました・苦笑。読まないとなぁと何年も思っていたのですが、なかなか時間を割り当てられない自分がいまして・・。電車の中で時間があれば英語ノートをしたいというのと、本も英語の本で読みかけがたくさんあるのでそれを何とかしていかないと・・・って、言い訳ですかね

そんな感じでしたが、ようやく読書できました~きっかけは中居くん。(笑)

こちらの本の題名、中居くんファンの方ならよくご存知かと思うのですが、読書家の中居くんの最近のオススメ本なんです。(スマスマより)

読書家…えらいなぁと思っていたので、これはいつか見習わなければ、と。単純ですが。それならば、せっかくなので中居くんオススメを読もうかな、と。

ところで私、本当にミステリー系はテレビも映画も見ないので、似合わないなぁ~←本に似合うとかある?でもありそう☆、と思いながら購入したのですが、結論、あっという間に読めた☆そして、これがミステリーというものか~!!と圧倒されました。そして自分の中の想像力が随分と劣化しているなぁと思ったり。や、そんな風に思わせる作家さんがスゴイのかな☆

久しぶりの読書タイムで、最近使ってなかった場所の脳が刺激された感じ♪

本部、もっと増やしていけるといいな~。

花織高校シリーズ☆

2014-04-29 13:49:22 | 本部(間、切ってね)
先日、田舎に送っていた荷物をいろいろとこちらに戻したんですが・・

なんとその中に、もう一生出会えないと思っていたモノを見つけました

高校のときに、友達が貸してくれたのをきっかけに、めっちゃハマった(←若いな)コバルトシリーズ。

たぶん・・・7,8年に一回くらいのペースでこのシリーズのことを思い出し・・懐かしくてネットができるようになってからは検索も一度くらいはしたことあったかな?でも、幻の本という感じで。すっかり、「捨てた」と思いこんでいたので、探そうとか思ってもみなかったのですが、ふと、本の山の中からこのシリーズを発見したのです!その時の驚きと言ったら!!




宇宙に行っちゃうかと思いましたよ~。笑。

そのコバルトシリーズが、こちら!!

     


藤本ひとみ著、花織高校シリーズ

このなんとも言えないタイトル達が、懐かしすぎます!イッキに読み返しましたが、甘酸っぱいやら照れ臭いやらで大変でした。ハハハ。恥ずかしい


昔好きだったマンガを大人になってから読み返したら、昔素敵だと思っていた人物がそう感じなかったり、何とも思っていなかった人物に心寄り添える現象が発生したりするんですが、これらに限っては意外と昔と同じでした。笑。好きだったなぁ~『にんじん童話』の久我和樹と、『さくらんぼ聖書(バイブルと読む)』のイツキこと芹沢一樹。てへ。

私にも乙女な心が残っていたことが判明したということで。ちょっとした?!いえ、かなりなタイムスリップ。楽しんじゃいました

BASARA

2013-03-31 21:03:27 | 本部(間、切ってね)
以前、マンガブーム再来!と書かせていただきまして♪

そしてその時に読んでいたのが、職場の方からお借りした「BASARA」。あれから、無事に完読いたしまして☆


そして、その結果・・・


あまりに良すぎて・・・


自分でもゲット!!!



     

お、おとな買いしちゃいました~~~☆全16巻!・・は多すぎるので割愛して半分ほど写真アップ!



初めにお借りして読んだときも、とっても良くて。でも終わってしまった達成感ともうあのBASARAワールドに会えない寂しさと。。。それに、いつも3~4冊ずつくらいお借りしていたので、うーん、最初の方ってどんな感じだったんだっけ?と新たな思いも。そして何より朱理のかっこよさっぷりに惚れ、やはり手元に欲しい~~~☆!

というわけで、お給料もらえてて良かった!(笑)

自分でゲットしちゃうぞ~☆と大決心。喜んでおとな買いしちゃいましたってわけです。(でも一応、全巻買いはせずこれまた3~4冊ずつ買っていました、な小心者・笑)

そして改めてゆっくり読み始めたのですが・・自分の手元にあると、振りかえって確認できるのはイイ!そしてこれは毎回ほとんどがそうなんですが、なかなか一度で理解しきれない私なので。二度目読んだときに、やっと全体の流れがちゃんとつかめて、そして、朱理と更紗にとってもとっても感情移入。「ああ、こんな思いで朱理はいたんだなぁ~~」と胸がしめつけられたりする年寄りでございます・笑。あは。


私の歴代マンガの一番素敵ヒーロー!は、ダントツ、孫悟空(ドラゴンボール)なんですが、これは・・・うむむむむ・・・朱理、いいとこ来たゾって感じです。でへ。

何語ってんだぁ~でも楽しいぃ~うはは。

キャンディ・キャンディ

2012-12-19 22:36:14 | 本部(間、切ってね)
おお~~~~~!!!

と思われる方が多ければ嬉しかったりして♪


私にとって、まぼろしのコミック、『キャンディ・キャンディ』!子どもの頃一度読んで、アンソニーが大好きになり、そして20歳過ぎくらいかなぁ~亀吉ちゃんのお姉さんが持っておられる!とのことで「貸してくださ~~~い」と懇願したまでが歴史だったのですが。


それからふと思い出しては、「あ~~~まぼろしだなぁ~~~。読みたいなぁ~~」と焦がれること十数年☆


なんと!今の職場の先生が!!


持ってはった


「か、か、貸してください~~~!」と声にならない声で頼み(笑)、お貸りしたというわけです。ああ、歴史が増えた☆


子どもの頃読んだマンガを改めて読むと、感想が変わっていたりすることが多く、「あれ?」と戸惑うというか「私もオトナになったのね」と笑けてしまうことが多いので・・(そんなことありませんか?)

このキャンディ・キャンディはどう思うかなぁ~とちょっとドキドキしましたが、意外と20歳過ぎに読んだときと感想は変わらず!!
未だアンソニーとテリーの間で揺れ動く私・・・


十数年の間、成長してなかった、ってことかなぁ・タハハ。

(ちなみに子どもの頃読んだときは、何が何でもアンソニーでテリーという選択は無かったのです。ハタチ過ぎてテリーの魅力にやっと気付く・笑)



そして!ここ何年もほとんど読んでいなかったのですがマンガブームが再び私に再来?!

今お借りしているのが、「BASARA」(田村由美作)。

私は初耳だったんですが、20年くらい前に連載されていたみたい・・。知らなかった~。キャンディ所有の先生が、「少女マンガの中では私の中で一番のオススメ!!是非読んで~~でもシュリは私のだから」と力説されたので、お借りしてみたんですが・・・。


やばい・・・ハマりそう(笑)

とりあえず、4巻まで読ませてもらいました。きっとこのまま読み続けると朱理(←初耳時点ではカタカナのイメージでしたが、本を読み始めちゃんと漢字もわかりました)をめっちゃ気に入りそう・・??(笑)


でもちょっとそれも悔しいので、だって朱理ってまだたったの17歳とか18歳とかですよねぇ~?

そんなわけで一応今は、「朱理寄りな気持ち」とお伝えしときました。


ああ~続きが楽しみだわん♪

おだんごぱん

2012-12-03 21:45:48 | 本部(間、切ってね)
またまた買っちゃった♪

この絵本は職場の本棚にも入っていましたが、なんだか自分用に欲しくなっちゃって、買いました。早速子ども達に読んでみましたら、私が大好きなところが子ども達も大好きで何度も「あの歌のとこやって」とせがまれ、笑けてしまいました。

それが、こちら♪


「ぼくは、てんかの おだんごぱん。

ぼくは、こなばこ ごしごし かいて、あつめて とって、

それに、クリーム たっぷり まぜて、バターで やいて、

それから、まどで ひやされた。

けれども ぼくは、おじいさんからも、おばあさんからも、にげだしたのさ。

おまえなんかに つかまるかい」


おだんごぱんが歌うところです。実際に読み聞かせする時は、歌うというより拍子をつけながら読んでます。「おじいさんからもおばあさんからも・・」のところは、おだんごぱんを食べようと狙う動物に出会うたびに増えていくのですが(うさぎやくま)、「、」を休まずイッキに読むのが私自身のお気に入りです。


また、読みましょっと♪

『ねえ、どれが いい?』

2012-11-24 22:29:18 | 本部(間、切ってね)
フィギュアスケートのNHK杯!!ドキドキしました~。ふぃ~~。まずは、羽生くん、真央ちゃん、優勝おめでとう。真央選手は自分でもありえないというような表情でずっと戸惑いっぱなしでそのうち悔しい表情に変わってきていたのが印象的でした。でも、とりえあずグランプリ・ファイナルに出場できるっ!良かったです。
大ちゃん、迫力のフリー。結果は2位。でも今季最高得点で・・大ちゃんも又ファイナル出場。おめでとう!!羽生くんは、すごいなぁ~~。スケーティングの後ろに物語が見える気がするのが、本当にすごいです。



さて、題名の件。10年越しに、3度目のゲットです。(笑)

ジョン・バーニンガムの『ねえ、どれが いい?』

「もしもだよ、・・」というくだりから始まり、いろんな想像で楽しむ絵本です。

この絵本に最初に出会ったのは、初めて勤めた最初の幼稚園。園のたくさんあった本の中からなぜかこの本が目につき、あまりに楽しいので、しょっちゅう読んでいました。好きすぎで、「てけてけといえば、この絵本」と同期友人たちにも認定を受け(笑)、誕生日にプレゼントしてもらったこともあったりして♪


読みすぎて、大切すぎたので、ボロボロになったマイ1冊目は大好きだった自分のクラスに寄付♪(同期ちゃん、ありがとうね!)


そして、マイ2冊目。数年後今度は自分で購入し、またもやボロボロになりその後寄付♪(笑)


そして、久しぶりに保育の仕事につき・・今の自分のクラスの子に楽しんでもらいたくって。それで保育復活後からちょいちょい本屋にないか調べていたんですけど・・あったのはあったのですが、あれ?いつのまにか中の翻訳が変わってる・・*
それがちょっと(いや、かなり、だな)残念で・・・。どう考えても前の方が良かった。不思議な翻訳があったりしておもしろかったんですけど・・どう見てもクマじゃなくコアラなのにクマと書いてあったり。(笑)

時代は流れるのねぇ~~、と、絵本一つにも感じてみたり。でもやっぱり今の子達にも読みたいと思い・・晴れてマイ3冊目をゲット!



・・一番好きなページは、同じ翻訳でしたしね♪

「ねえ、どれが いい?

おしろで しょくじ、

ききゅうで あさごはん、

かわで おやつ」


このページを、子どもと一緒に考えるのが大好きだったのです。今日は何の気分かなぁ~ってね☆

さ、週明けに、読むぞ~~!!