堤防上の道をしばらく行って振り返る。
この辺りは除雪された跡がある。トレッキングポールを突いてすいすい?と進むのはとてもいい気持。
さらに進んで河川敷の方を望む。
奥の橋が「大曲花火大橋」。その下から右手に延びる、灌木が見える線が「雄物川」の川筋。川左側の河川敷が花火の観覧席になるところで、向かい側の河川敷が打上げ会場である。
堤防上を進み続ける。
この辺りは除雪された跡がない。白一色で、堤防上と河川敷の高低差が判然としないため、一面の雪原を歩くような心地である。
堤防際に面白い家が建つ。
背高のっぽの家である。三階部分に、鉄骨を組み立てたところも含めて広々としたテラスがある。
そこは私が立つ堤防よりもだいぶ高いので、まさしく花火を見物するために作ったものである。大勢の観覧客にもみくちゃにされず、トイレの心配もせずに、一杯やりながら間近で花火を見るのは最高だろうなぁぁ~~。
また少し行ったところで、行く手を望む。
こちらの堤防は踏み跡のないまっさらな雪。
堤防の左手下にビニールハウスがあり、その奥には大きな屋敷林を持つ、農家と思われる家が見える。
かつて、「雄物川」は「花火大橋」の辺りから東(写真では左手)にカーブして市街地のすぐそばを流れ下っていた(ログ地図に示した薄い水色)。
その流れが、S30~40年代に行われた改修工事によって現在の流路に付け替えられた。このため、写真の木立の辺りは、かつては川の左岸(西側)であったが、現在は右岸(東側)になって市街地と接していることから、大きな木立はひと際目立つ景観になっている。
(※ 「雄物川」の改修・付替えについては、「旧大曲市大曲を往く-2」(2017年4月4日~)で、昔の航空写真も掲載しながら詳しく触れているので、興味のある方はご覧ください。)
写真右手、河川敷の中に小さな黒点が見える。「大曲の花火公園」の看板で、この後、堤防から下りてその看板に向かう。
(その3に続く)
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