<「千畑スキー場」の跡>
●歩いた日:2025年1月12日(日)
●歩いた所
・三本扇(横 沢):篠沢、葛堀、高花、上川原
・中 里(横 沢):二十町
・横 沢(横 沢):平内清水、堀ノ内、泥窪
・川 口(長信田):千本野、下千本野、松葉尻、田屋野、清水川尻
●歩いたログ(足跡)(道のり6.8km)
(以上の地図:国土地理院地図に加筆)
同じ場所(📸006のすぐ南)から「東山」に目をやる。
(「千畑スキー場」の跡)
一番高い「黒沢大台山」(833m)の頂上から、白っぽい部分が帯状に下に延びているのが見える。かつての「千畑スキー場」のゲレンデである。よく見ると、頂上から右下へ一直線に延びる樹林帯の切れ目も見える。ここはゴンドラが設置されていた跡である。
このスキー場は大手のディベロッパーがバブル期の平成元年(1989年)にオープンしたスキー場である。しかし、まもなくバブルが崩壊し、その後営業成績が低迷を続けたことから、平成16年(2004年)にスキー場を閉じたようだ。
その後は、ゴンドラを始めすべての施設を撤去して、かつての森林状態に戻すための対策が講じられていると聞いている。が、閉鎖されてから20年経っても、写真のようにスキー場跡がはっきりと残っている。
ただ、今も雪の季節になるとバックカントリー・スキーヤーが訪れているようで、私も退職して間もない頃に、数度、歩くスキーやかんじきでかつてのゲレンデを頂上まで登った。雪の「仙北平野」を眺める絶好のポイントではある。
もとの道に引き返し、また広い道から離れて東にまっすぐ延びる道を進む。少し行って北西方向を望む。
📸007:「横沢公園」方向を望む
奥から来たところ。
右手、田んぼの向こうは「横沢公園」である。公園の中には様々な運動施設も設置されており、右端の高い照明設備があるところは野球場、その左の大きな建物は調べると「太田交流プラザ」とあるが体育館のようだ。
またしばらく進んで、大きな十字路を脇で振り返る。
📸008:「泥窪」を望む
右端に写る道を奥から来たところ。道奥と、その左手の、さらに奥に見える家並を含めた広い範囲が「泥窪」である。
目の前の田んぼの中にも雪をかぶった土の塊が並んでいる。かなり広い範囲にわたって暗渠工事が行われている。
十字路を突っ切ってさらに東に向かう。少し行ってまた北西方向を望む。
📸009:「千本野」の風景
立ち並ぶ家々は、先ほど横断してきた、南北に延びる道沿いに連なる「千本野」の家々である。
この辺りは、広々と広がる田んぼ中を南北に走る道が何本かあるが、家が連なっているのはこの道沿いだけである。
ここ「千本野」は戦後に開拓されたところで、これらの家々は戦後に入植した人たちの家々である。
さらに進むと大きな水路に至る。
📸010:「田沢疎水・千本野分水工」
道を横断する大きな水路は「田沢疎水幹線用水路」である。奥の木立は「川口川」沿いに茂る木立で、用水路はここで「川口川」を横断している。
水路のフェンスに「千本野分水工」のプレートがかかる。その右手奥の高い構築物は水の取入口である。ここで取り入れられた水が「千本野」の田んぼを潤しているのだろう。
(⑤に続く)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます