つらつら日暮らし

約300字で仏教(71)

鎌倉時代に社会活動などを行った叡尊和上の言葉に次のようなものがある。

修行せずして学問するをば学匠と云。少しも修行の為に学問するを智者と云なり。
    『興正菩薩御教誡聴聞集』、岩波日本思想大系『鎌倉旧仏教』191頁、カナをかなにする


修行もせずに、学問だけしているのは、智者ではなくて、ただの学者ということである。一方で、修行のために学問する者は、智慧ある者であるという。行と学とは、乖離するものではない。あくまでも行のために、学ぶべきであり、その時、学びの根拠が行となるのだ。

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コメント一覧

tenjin95
コメントありがとうございます。
> an-an-an さん

人生、宿題だらけでございます。
an-an-an
ありがとうございます
宿題とさせていただきます。
tenjin95
コメントありがとうございます。
> an-an-an さん

ふ~む、その言葉はちょっと足りないものがありますね。

「楽之者不如行之者」

これを忘れてはならないところです。極論すれば、これがなければ、その言葉など捨てておけ、です。
an-an-an
雍也第六、二十
子曰、知之者不如好之者、好之者不如樂之者。

私はむしろこちらの方が好きです。喜びを見いだせるようになるのが大切だということですね。
tenjin95
コメントありがとうございます。
> an-an-an さん

> 学而不思則罔、思而不学則殆 似ているようであり違うようでもありますがやはりどこか似ていますよね。

結局、何故学ぶのか?そういったことが分かっていない間は、意味が無いんですよね。
an-an-an
為政第二、十五
学而不思則罔、思而不学則殆

似ているようであり違うようでもありますがやはりどこか似ていますよね。
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