天真寺日記

天真寺の日々を綴ります

「いのちの大切さについて」

2007-03-01 22:38:41 | 仏教
今日は東京近辺のお寺が一同に集まる、仏教婦人の一日研修会でした。
場所は、築地本願寺にて。

講演は「いのちの大切さについて」
ご講師は、岐阜教区飛騨組常蓮寺の鳥羽聿子先生。





「お陰様、有り難う、お恥ずかしい、もったいない」
最近これらの表現が使われなくなってきた。使われたとしても「もの」に対してだけ。
現代社会に欠落しているものを考えると、共に歩き、共にうなずき、共に生きる、つながり。
このつながりを通して、お互いのいのちを敬っていくことが大切。
何を子や孫に残せるか、という問いには、
残せるものはお金でも物でもない、仏さまの願いを聞きお念仏申す中で、今を精一杯生きるその姿勢こそ伝えていくべきものである、とお話下さいました。
対象がご年配のご婦人方が中心ですから、それぞれに考えさせられるお話だったのではないかと思います。
もちろん年代は違えど、私にとっても自分の生き方を問われる深いお言葉でした。







(今日のお弁当。美味しくいただきました。)


午後の部、講義の後は「仏教讃歌のおあじわい」
今流行の「千の風になって」、続いて仏教讃歌「芬陀利華」を教えていただき、皆さんと歌いました。
「千の風になって」も良い曲ですが、
私は山田耕筰さん作曲の「芬陀利華」の方が、メロディーにも趣があって、詩も有り難くていいな~と思いました。

終了後はお決まりのコース、ご一緒した皆さんとおいしいお茶をして帰りました。

今日も尊いご縁をいただきました。

(静)