西国第23番札所 応頂山 勝尾寺
御詠歌 重くとも 罪にはのりの かちをでら 仏を頼む 身こそやすけれ
本堂
大阪の北方に位置する勝尾寺は、明治の森箕面国定公園の中にあり標高400mを超える山寺ではありながら、道路はきれいに整備されている。山門をくぐると、本堂、多宝塔など数多くの堂塔が立ち並び、広々とした境内が眼前に広がる。「大阪にこんな自然があったとは!」と思う程の景色が広がり、特に、桜、シャクナゲ、アジサイ、紅葉の時季には多くの参拝客や観光客で賑わっているようだ。
「勝尾寺の勝だるま」
勝尾寺の勝運信仰は平安時代にまで遡る。六代座主、行巡が清和帝の病を祈祷で治し、大層お喜びになられた天皇が「ここはまさに王に勝った寺、勝王寺である。」と命名したが、寺側はあまりに畏れ多いと「王」を「尾」に控え「勝尾寺」と称する様になった。
以来、当山は「勝運の寺」として広く信仰され、古くは源氏、足利氏ら歴代の将軍や武将達が勝運を祈り、こぞって参拝を重ねてきた歴史がある。
転んでも転んでも起き上がる「七転び八起き」の精神を持ったダルマのように、たとえ苦しく挫けそうになろうとも、目の前の困難と大いに向かい合い、「己に勝つ」と強く念じ続け、1,300年を誇る勝尾寺の「勝運」を掴み取ろう。
御朱印
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