支払い総額は銀行から借りるときでも教えてくれないです。
ワザとかも知れません。
そこで、
住宅ローンの
元利均等返済の支払総額がよくわからないので、
ローン算定の関数を駆使してEXCELで作って見ました。
でも、このくらいだったら、銀行サイトにあるローン計算で、表を作っても
よかったかも知れないですけど。
わかりやすくまとめた結果が以下の表です。
1千万借りた場合の利率、期間別の利子分の総額です。
金額は大体のグロスです。
わかりやすいように60万単位にしましたがほんとは少し違います。
利率3%の利子に合わせたもので、
利率が大きくなるにつれて、誤差も大きくなります。
これに借入金額の1千万を加えたのが支払い総額になります。
2千万借りた場合の利子は丁度2倍、3千万は3倍です。
◆◆1千万円(元金)借りた場合の利率と期間別の利子総額表◆◆
10年返済 利率1% 2% 3% 4% 5% 6% 7%
60万 120万 180万 240万 300万 360万 420万
20年返済 利率1% 2% 3% 4% 5% 6% 7%
120万 240万 360万 480万 600万 720万 840万
30年返済 利率1% 2% 3% 4% 5% 6% 7%
180万 360万 540万 720万 900万 1080万 1260万
1千万を10年返済で借りた場合、利率1%の時の利子分の支払い合計
は10年返済で60万円。 利率2%の場合は120万です。つまり利率1%ごとに
大体で60万円ずつ増加します。
また、同じ利率でも、返済期間(予定期間と言った方がよいかも)により、利子は異なります。
返済期間は最初のローン契約の時に決めます。
利率1%で10年返済の場合で60万ですが、
20年返済の場合は更に60万加えた120万、つまり2倍になります。
30年返済の場合は更に60万加えた180万になります。
バブルの時のように7%なんかだと、30年返済でこの表だと、利子分が1200万以上ですが、
実際はもう少し大きい1400万以上です。
つまり、借りた金額より大きくなります。すごいです。
元利均等は返済期間の利子総額を見越してこれを均等に返済しているのですね。
一ヶ月の返済金額はこれも大体ですが、
10年返済で利率3%の場合の利子は180万で、支払総額は1千万加えた
1180万です。
10年: 1180万/10年/12ヶ月=9万8千円/月
20年返済で利率3%の場合。
20年: 1360万/20年/12ヶ月=5万7千円/月
30年返済で利率3%の場合。
30年: 1540万/30年/12ヶ月=4万3千円/月
です。
1千万を30年返済で借りると、540万(5割)の利子がつきます。
利率が同じでも借入期間が短くなればなるほど、利子がどんどん安くなりますので、
繰上げ返済が如何に大切かわかります。
それにしても、私も、住宅ローン持っていますが、銀行からの、ローン明細には
支払い総額が載っていません。わざとわかりにくくしているのでしょうか。
不思議です。
でも、30年後の物価って、予想できないですけど、今の1万円と、30年後の1万円
の価値は違っているでしょうから。すごいインフレにでもなったら、こんな計算は意味がなくなります。
東京の大地震で超インフレになって、1000万円がただ同然になったりして。
この算定表はすごくアバウトですが、考え方は合っていると思いますけど、だめですか。
これで、わかったこと。
●要は同じ利率でも返済期間によって、全然違うこと。
●利率が1%上がるごとに利子は均等に増加。
●借りた金額と利子の金額を合わせた支払い総額を均等に月割りにして、支払っていること。
●繰上げ返済すると、元金自体が減るので、すごい節約になること。
私もよくまあ、こんなことも知らずに、10年間も言われるままローン払っていたものです。
あと、利子と利息とどっちを使ったらいいのか、いまだに、良くわかりません。
利子も耳をそろえて返す。
銀行預金の案内で、お利息はとか、ありますので、
借りたときは→利子で、 銀行の預金は→利息なのかな。
区別がないような、あるような。