じじばばの暮らし

我が家は今日もまったりと

思い出

2021-03-06 09:59:01 | 日常
題名のない音楽会が好きです
ジャンルにとらわれない新しい目線でいろいろ楽しいです

バブル全盛の頃、独り暮らしをしていたばばは貧乏でしたがいつでもどこでも身軽に動ける
というか、24時間働いていたので
時間のやりくりは自由が利くという特権がありました

コンサート、絵画展、などチケットを購入された方が急用で行けなくなったとばばに譲ってくださることが多かったのです
デパートの美術展、紙オルゴールのコンサートなど様々なものが無料であったりしましたどれも小規模でしたが素晴らしいものでした
そんなある時、室内楽コンサートのチケットを頂きヒョイヒョイと出かけました
ひとりで行くのは慣れているので苦になりません・・ありがとう・と言って出かけます

オーケストラと違った魅力があるものだと、楽しく鑑賞して翌日、その話をしていました、いつもボスの女性が
『室内楽でしょそれ』いきなり反感を買ったのか否定してきました
『はい』『オーケストラでないとでないと迫力はないでしょ』勝ち誇ったように言い放ちます

その後も時々割り込んできては、見た事もないフルーツの話、お茶の作法その他、延々トクトクとしゃべります
帰りたい人はソロっと帰っていきます
残るのはその部下の奥様方のみ・・逃げように逃げられません お気の毒

一流企業の地方のトップの奥さんなので威張っています・・ばばはトップと言っても、左遷でこの地方に来たのにねと思っていました

今題名のない音楽や子供に伝えたい抒情歌などプロの人の音楽に触れると・・ふとあの、さみしい威張った人を思い出します
ああなってはいけない・・と勉強させてもらった人でした