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アプレンティス ドナルド・トランプの創り方

2025年01月22日 10時49分59秒 | 一言

 教えられたルールは三つ。攻撃、攻撃、攻撃。決して負けや非を認めるな。勝利を主張し続けろ―。それは、若き実業家の転換点となりました。

 日本でも公開されている「アプレンティス ドナルド・トランプの創り方」。見習いや弟子を意味する題名の通り、青年期のトランプ氏が悪名高き弁護士から「勝利の哲学」を学び、のし上がっていく姿を描いた映画です。

 綿密な取材に基づくという本作は権力者の背景を知るうえでも興味深い。何が真実か気にするな、真実は曲げられる。事業成功のためにはどんな手も使い、金で政治も動かす。映画は実業家時代で終わっていますが、現在に通じる底流も。

 2期目のトランプ政権が始まりました。就任演説では相変わらず米国第一を主張。多様性や移民を敵視し、異なる意見には一切耳をかさない姿勢をあらわにしました。政府の公式方針として、きょうから性別は男女の二つのみとする、とも。

 さっそく大統領令で国際的な機関や枠組みからの脱退を表明。「不法」移民対策として国境への軍派遣や他国に課税することも。不況や将来の不安、落ちぶれてゆく国を憂える支持者たちに己の強さや自信にあふれる姿を見せつけるように。

 「米国の黄金時代がいま始まる」。理想のアメリカを取り戻すというトランプ大統領。しかし彼の背後にいるのは超富裕層ばかり。弱肉強食、力による平和を掲げる人たちにそれができるのか。公平な社会、権利を求めて立ち上がる市民。ほんとうの希望はどちらに。


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