日々天天

マルチーズ たつくんの思い

紅葉のお父さん

2018-03-29 11:47:19 | 近所の話


   朝たつ君のお散歩に通る道に


  紅葉のお父さんの家が在ります


  その前の住居の時も


  隣接に知り合いの居なかった私は


  駐車場に向かうまでの道の間に


  紅葉の大きな木がある家にお父さんが居ました


  夏秋の紅葉を拝見させてもらい


  軽い話をして通り過ぎるのです


  今はたつ君のお散歩ロードになっています


  1昨年お父さんがシニアのプレートを付けて


  車で走る姿を家の前でお見掛けし


  それ以降・・・会わなくなりました


  毎朝家の敷地内のガーデニングの手入れを欠かさなかった


  おとうさん・・・・


  去年の年末は植木鉢が空のままで新年を迎えていました


  電気もついておらず  早起きのお父さんでした


  ととうが昨年からおかしい・・・おかしい・・・


  そんなことはないと・・・不審がって何かあったんだと言っていました



  そこから出てきたご婦人に声をかけて


  聞いてみました


  お父さん元気ですか?と・・・・


  しぶしぶ・・・亡くなりましたと・・・


  ・・・・・

 
  どんな関係か知られていないのでいきさつをお話させてもらい


  ぶれないお父さんの心の話をさせてもらったら


  その処でよくご存じでしたね・・・と言われました


  お父さんは近所のお付き合いをあまりされず


  迷惑の掛からない時をずっと過ごされていました


  その中で


  お父さんの意外な一面  近所の人にそういう付き合いもしていたのだと


  言う事がわかり


  涙も枯れているのか奥さんは淡々と聞かれておいででした


  そして2月1周忌を無事迎えれたの事で


  私はそっとお父さんの家の前で


  頭を下げ ご苦労様でしたと言葉をかけました


  自分の人生のぶれない80歳の命を全うされ


  取り乱さずいつも凛としておられました 



  一度聞いたことが在ります


  此処の土地に住んで古い人間と言われるには何年目ですか?


  ・・・・・


  3代続かなかったら古いとは言えません・・・ね


  お婿さんにも言われたそうです・・・


  お義父さんは武士の様な人だったと・・・・


  昭和の武士さんでした・・・



  お父さん10数年でしたがお付き合いの程


  有難うございました・・・・


  南無阿弥陀仏・・・・