The Whisky Bar

福岡県最南端の大牟田市にて1995年開業。

新入荷!

2022-11-04 01:11:51 | グルメ

New Arrival !!

美味しいのは知ってましたが、ず~っと後回しにしてたアメリカン・シングル・モルト入荷!!

Westland Outpost Range Garryana Edition 6 50% Distillery Bottle


フュー蒸留所のご紹介の時にも書きましたが、クラフト系ディスティラリーの宝庫アメリカでは多種多様なスピリッツが製造されており、当方も注目している物が沢山あるのですが、ご存じの通りスコットランドは無論の事、国産シングル・モルトですら数十か所と増えた為、とてもじゃないけど全て把握出来ないし買えないので、国際的評価の高いものが必然的に優先となります。

よってアメリカン・シングル・モルトは(当店では)優先度が低いのですが、創業時より評価が高く、近年においても各ウイスキー関連アワード常連のウェストランド蒸留所のアウトポスト・レンジ(未知の可能性を追求する)の代表格であるギャリアナを今回入荷。

製造するウエストランド蒸留所は2010年に創業したまだ若い会社ですが、既存のウイスキーとは一線を画した理念の元に革新的ウイスキーを世に送り出している。また、その理念の高さゆえか、既に2016年にレミー・コアントロー社に買収されておりますが、懸念される製造に関しては妥協のない姿勢が現在も継続されている様です。


オフィシャルの解説及びテイスティング・ノートでは・・、

GARRYANA EDITION 6

In Edition 6, Garry Oak comingles with both Brandy and Sherry casks. The Brandy gives a bright filter to the savory spice of Garry Oak. The Pedro Ximénez, its classic darker fruits with muted sweetness. Both add something distinct while leaving enough space for the Garry Oak to shine.

TASTING NOTES:

Nose: Raspberry reduction, maple candy, dulce de leche, and a faint hint of clove.
Palate: Cedar, cinnamon, dried apricot, and light caramel.

CASK TYPES:

2nd Fill Ex-Pedro Ximénez Butt (65%)
Virgin Quercus garryana (25%)
1st Fill Ex-Calvados (5%)
1st Fill Ex-American Grape Brandy (2%)
1st Fill Ex-Washington Apple Brandy (3%)

CASK MATURATION TIMES: 41 Months

GRAIN BILL: Washington Select Pale Malt, Munich Malt, Extra Special Malt, Pale Chocolate Malt, Brown Malt

ABV: 50%

TOTAL BOTTLED: 5,922

・・、との事。


最近の蒸留所らしく細かいデータがあり分かり易いですね。見た所の特異点はグレイン・ビルという言葉。バーボン等のマッシュ・ビルからの派生だと思いますが、多様な大麦麦芽をミックスして使用しているという事(恐らくクラフト・ビールの理屈からでしょう)。

後はペドロ・ヒメネス樽の使い方(後熟にも使用しているらしい)。パーセンテージは低いがブランデー樽、そして目玉であるヴァージン・クエルクス・ギャリアナ。

メーカーの説明では・・、

太平洋岸北西部に自生するホワイトオークの一種で、主にブリティッシュコロンビア州南部からワシントン州西部、オレゴン州のウィラメットバレーに至る地域を原産とする唯一の原生オーク種、ギャリー・オーク(クエルクス・ギャリアナ/Quercus Garryana)のこと。ホワイトオークの中でも非常に珍しく、成長に時間がかかるうえ、タンニンとフェノールが大変強いため、樽材にしたあとも自然乾燥させて成分を和らげるのに数年を要します。

希少な種類のため伐採は禁じられており、自然に倒れたものだけを使用することができます。あまりに強すぎる個性を持つこのオークは、地元のワイン産業では繊細なワインの風味が負けてしまうため樽材として使用されることがなく、木材加工場で長い間置き去りにされていました。しかしマット・ホフマンたちが「これほどまでに我々のテロワールを表現できるオークはない」とその可能性を見出し、樽として使用する挑戦を始めました。

・・、との事。


ま、とりあえず飲んでみましたが、シロップの様な強めの甘さがありスパイシー。切れはあるが短い熟成(おおよそ3年~6年位のブレンド)の割にバランスが良く、ネガティブ要素無し。時間経過にてどう変化するか非常に楽しみに思いました。

ご興味があれば、是非ご来店、オーダー、宜しくお願い致します!ではでは!!

 

The Whisky Bar
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