今回の地震で犠牲になられた方へのご冥福をお祈りし、
被害を受けられました方々に心よりお見舞いを申し上げます。
想像を絶する未曽有の被害を目の当たりにし、人間の無力さを感じます。
原発事故では、「絶対にない」…、などということが「絶対にない」のだということを、思い知らされました。
先週、ドル円の最安値が更新されましたが、
このような状況下で更新されることを、誰が予想していたことでしょうか?
下げ局面では、クロス円を含めて絶好の買い場になりましたが複雑な気持ちでいます。
ドル円は、17日にニューヨークでは79円台で推移していたものが、
シドニー市場で76円25銭と3円も円高が進みました。
エコノミスト曰く、「海外の投機筋が日本の個人FX投資家を狙い撃ちした仕掛け的な売り」との見解。
日本人が動きにくい早朝の時間帯に大量の円買いドル売りを仕掛けたというもの。
つまり、きものトレーダーを狙った「ミセス・ワタナベ狩り」という表題の記事がありました。
ただ、本家の「ミセス・ワタナベ」は、今回の下げは想定内のレベルであり、
むしろ、買い下がりの絶好の買い場を得た結果になったと思います。
60~50円程度までの円高にも耐えられる資金計画を背景にしているのが、
本来のきものトレーダーだと思います。
以前からフォレックスラジオでは、だいまんさんやYEN蔵さんが、
「79.75以下には、72円レベルにまでオプションが並んでいる」……という指摘をされていました。
今回の急落は、むしろこのオプションのストップがドミノ倒しのように発動したのだと思います。
日足、週足では長い下髭を残して越週していることや、
サイクル理論からカウントした日柄からしても、大底を打った可能性があるのでは…。
あらゆる面で多発的に、「歴史に残る…」や「想定外の…」という事が起こり、人類がそれらに直面し試されている気がします。
自然に対して謙虚であることと、生き残るための「リスク管理」が重要であることを思い知らされます。