初めてペーパー方式でテストしたのはスーパーファミコンのソフトでした。
取りあえず漂白剤で白くなる事は先生に教えてもらって分かってたのですが、ドブ漬けに抵抗があったので色々試してみました。
これがなかなか上手く行かず、色々試した結果今の形に落ち着いた感じです。
今まで試した漂白剤と濃度は
・「オキシドール」:原液:2倍希釈
・「手間なしブライト」:3倍希釈:2倍希釈
・「ワイドハイターEXパワー」:2倍希釈:1.5倍希釈
但し、製品が変わると同じ希釈でも過酸化水素の量は違うと思います。
実際には濃度だけではなく、紫外線量も関わってくるので一概に「コレ」と決めつける事が出来ないのが
太陽光でのホワイトニングの欠点ですね。
ちょっとムラの写りが悪いですが、どれも光による反射や影などでは無く白い部分は写真以上に白く見えます。
●「何やっていない」スーパーマリオワールド
材質が違うのか裏面だけ黄ばんでくるんですよねぇ。
●両面「オキシドール原液」ペーパー方式で初めて実験したスペースインベーダー
元々かなり汚く黄ばみ+シミの様な物があったので色々試しました。
黄ばみは大分と取れましたが、やればやるほど悪化する事に...w
前面は良い感じになりましたが、背面が白くなり過ぎて異様なマダラです。
●裏面のみ「オキシドール原液」ペーパー方式で実験したカービィボウル
スペースインベーダーの次に実験したもので、ムラはマシになりましたが
やはり一部白くなり過ぎた部分があります。
上記の3つを並べてみました。
この実験により、どうも「オキシドール原液」では問題があるのではないか?と言う結論になりました。
添加物に「フィナセチンとリン酸が含まれているから」と言う可能性もあります。
●「ワイドハイターEXパワー1.5倍希釈」ペーパー方式で実験した98キーボードカバー部分
今回、始めてのワイドハイターEXパワーをペーパー方式で試しました。
前回ドブ漬け2倍希釈でもそれほど問題無さそうだったので、少し濃い目にしての実験です。
一部分が極端に白化しています。状態はオキシドール原液に近い感じで、白い部分とそうでない部分の差が激しいです。
原因は分かりませんが、異常に化学反応が起こった様な感じで、粉っぽい物が固まりになっている感じです。
一応、軽く削る感じに磨けば、少しはリカバリー可能ですが、写真では写らないムラは残ります。
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ビフォー アフター
恐らく、これ以上触ってもスペースインベーダーみたいに部分的に真っ白になって行くだけだと思うので、今回は誤魔化し磨きだけに留めます。
あまり白くならないムラはもう1度やればマシになりますが、白くなり過ぎたものは悪化するだけなので、触れなくなってしまうのが厳しいです。
●まとめ
簡単にですが失敗例をまとめてみました。
あくまでも推測ですが、希釈する事である程度の漂白限界が出来る気がします。
濃度が濃い場合、プラを侵食するほど漂白されてしまう可能性があるのかな?と。
一般的なホワイトニング紹介サイトでは「ワイドハイターEXパワー」を使うものばかりですが
自分が一番最初にEXパワーを選ばなかったのは、「効果が高すぎると思ったから」でした。
漂白活性化剤ってのが特に気になるんですよね。
「手間なしブライト」やノーマル「ワイドハイター」でも十分効果があると思っているので
これからも実験を続けていこうと思います。
常時確認可能なドブ漬け方式の場合は「原液で状態を見ながら」で問題ないかもしれませんが
「朝から夕方まで出しっぱなし」や「ペーパー方式で確認が困難」な場合は
希釈してある程度の限界を設ける方が、失敗時のダメージが少なくて済むのではないか?と思いました。
色々剥がしたりする下処理が大変ですが、基本的にどれだけ大きな物でもドブ漬け推奨です。
自分は場所と手間と資金的に苦しいので、ペーパー方式を色々実験しているのでした....マル
他の方が漂白活性剤が入っているもワイドハイターEXを使うのは、多分触媒としてテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)相当のものが入っているからだと思います。
ロウソクに例えると触媒は芯の働きですから、芯の無いロウソクに火をつけるのは難しいように仕上がりにムラが出るのかもしれないですね。