「ちまちま」のゲーム日記。

現在は、シャープX1と、レトロPC&ゲームの記事が中心です。

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2070年02月01日 00時00分10秒 | レトロゲーム

***************  お約束  ******  Caution!!  *****************
記事は 、あくまでも「読み物」として閲覧して下さい。
当ブログを参考に作業をする場合は、十分な工作の知識を学習の上、全て自己責任で行ってください。
ここでで紹介している分解修理、制作方法を参考にして行った作業が、全く同じ結果や安全を保証するものではありません。
分解、修理、制作には、二次的な故障・ショート・発火、その他作業によるケガや、財産を消失する恐れもあります。
如何なる損害による賠償の責任も負えませんので、ご了承ください。
**********************************************************


●項目別メニュー
下記のレトロシリーズの記事を仕分けたメニューです。ダラダラ文章なので、どのみち目的の内容に辿りつけるかは微妙ですが...

●レトロゲーマーへの道        (2016. 9.14 ~ 2017. 7.24)
素人がレトロPC「SHARP X1C(CZ-801C)」を復活させようとするとどうなるか...
カセットテープソフト、画面表示、カセットデッキ等、実機X1Cで遊ぶためのヒントにでもなれば幸いです。

●レトロジャンカーへの道       (2017. 8.12 ~ 現在更新中 )
X1Cで遊んだ事により、レトロなハード弄りの楽しさに目覚めてしまった素人の行く末は如何に?

汎用データレコーダーの一覧(随時追加中)  2022. 5. 6
SHARP X1版「うっでいぽこ」攻略メモ     2022. 3. 6

PASOPIA7(パソピア7)のレストア      2019. 6.14
PC-6001mkIIを修理する-その2  2018. 6.19   
PC-6001mkIIを修理する-その1  2018. 6.17
MSX2(FS-A1MKII)を整備する       2018. 6. 3
PC-6001を てにいれた        2018. 5. 9

データレコーダー動作テストの限界      2018. 4.17
ファミコン用データレコーダーの修理     2018. 4.13
X1実機で音楽テープを再生する       2018. 3.21
PC-DR311の修理-その2           2018. 3.17
PC-DR311の修理-その1           2018. 3.16

「ザナぴゅう」でカセットデッキを整備する  2018. 3. 2
X1Cの電源故障、再び!?         2018. 2.27
海外版「シルフィード」で遊ぶ        2018. 2.22
X1「パーソナルテロッパ」と「女囚さそり」  2018. 2.15
プログラムレコーダー「RQ-8100」       2018. 2. 8

格安VGA2HDMIの問題点             2018. 1.27
ファミコンのAV化に挑戦           2018. 1.23
古いアップスキャンコンバータを試す      2017.12.23
レトロ機器のホワイトニングに挑戦!     2017.12. 6
30年越しにファミコンGETだぜぃ!!   2017.11.28

CZ-801C(X1C)の延命処置           2017.11.18

音楽カセットデッキでロード(UDR-F07編     2017.11.11
CZ-801C(X1C)のキーボード修理        2017.11. 1
RQ-8030の修理と、新自作ベルト        2017.10.30
X1Cカセットデッキ修理-その6      2017.10.15

CZ-800C(X1マニアタイプ)の修理-その4    2017.10. 8
CZ-800C(X1マニアタイプ)の修理-その3    2017. 9.29
CZ-800C(X1マニアタイプ)キーボード修理    2017. 9.25
CZ-800C(X1マニアタイプ)の修理-その2    2017. 9.20
CZ-800C(X1マニアタイプ)の修理-その1    2017. 9.14

カセットソフトのバックアップ(リニアPCM編)  2017. 9. 7
ラジカセバックアップを極める        2017. 9. 1
DR-320(PC-6082)の修理-その2       2017. 8.20

DR-320(PC-6082)の修理-その1       2017. 8.12



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項目別一覧メニュー

2070年01月11日 00時00分02秒 | レトロゲーム

 

●項目別メニュー

○X1カセットテープソフト  
 ~X1ソフトのバックアップ方法を考える   2016. 9.30 
 ~JODAN-DOSを手に入れろ!     2016.10. 3 
 ~実践!実機でカセットのバックアップ    2016.11.24 
 ~JODAN-DOSを手に入れろ!アゲイン 2017. 1. 9 
 ~X1ソフトの新たなるバックアップ方法   2017. 1.26 
 ~X1ソフトのバックアップ最終調整     2017. 2. 2 
 ~X1フリーゲームを実機で動かす      2017. 4. 3 
 ~X1アプリケーションソフト(V2.0)     2017. 6.11
 ラジカセバックアップを極める        2017. 9. 1
 カセットソフトのバックアップ(リニアPCM編)  2017. 9. 7
 X1実機で音楽テープを再生する       2018. 3.21

○X1カセットデッキ
 
 ~X1Cカセットデッキ修理         2016. 9.23 
 ~ゴムベルトの自作             2016. 9.26 
 ~X1Cカセットデッキの命日?       2016.10. 6 
 ~X1Cカセットデッキ修理-その2     2016.11. 8 
 ~X1Cカセットデッキ修理-その3     2017. 1.11 
 ~X1Cカセットデッキ修理-その4     2017. 1.30 
 ~X1C専用ゴムベルトの作製        2017. 2. 8 
 ~X1Cカセットデッキ修理-中間まとめ   2017. 3.12 
 ~X1Cカセットデッキ修理-その5     2017. 7.19
 X1Cカセットデッキ修理-その6      2017.10.15
 CZ-801C(X1C)の延命処置           2017.11.18

○X1画面表示、キャプチャー  
 ~現状確認と画面表示            2016. 9.20   
 ~X1Cの画像キャプチャーを試みる     2016.11.26  
 ~新たな表示方法の確保(15kHzを液晶に)   2016.12.20
 ~X1C(15KHz)をカーナビモニターに映す   2017. 1. 1 
 ~RGBビデオコンバータの搭載       2017. 1.12  
 ~X1Cを強引にキャプチャーしてみた    2017. 3.26 
 ~X1CをLEDレグザに表示        2017. 4.16 
 ~X1CをLEDレグザに表示-その2    2017. 4.27 
 ~X1CをLEDレグザに表示-その3    2017. 5. 4 
 ~X1の表示問題を探る           2017. 5.14 
 ~X1をHDMIで表示する-その1     2017. 5.27 
 ~X1をHDMIで表示する-その2     2017. 5.29 
 ~X1をHDMIで表示する-その3     2017. 6. 4 
 ~スキャンコンバータユニットの作製     2017. 6.18 
 ~スキャンコンバータユニットの作製-その2 2017. 6.21 
 ~15kHzRGBナビモニターの改良    2017. 6.28
 古いアップスキャンコンバータを試す     2017.12.23
 格安VGA2HDMIの問題点             2018. 1.27
 X1「パーソナルテロッパ」と「女囚さそり」  2018. 2.15

〇X1本体、電源、その他  
 ~本体の電源負担を考える          2016.11.16 
 ~X1専用コントローラーの作製       2016.12. 8 
 ~X1C専属ミニコンポ「D-07」     2017. 1.13 
 ~X1C、電源の故障!?          2017. 2.13 
 ~X1専用コントローラーの改良       2017. 5. 8
 CZ-800C(X1マニアタイプ)の修理-その1    2017. 9.14
 CZ-800C(X1マニアタイプ)の修理-その2    2017. 9.20
 CZ-800C(X1マニアタイプ)キーボード修理    2017. 9.25
 CZ-800C(X1マニアタイプ)の修理-その3    2017. 9.29
 CZ-800C(X1マニアタイプ)の修理-その4    2017.10. 8
 CZ-801C(X1C)のキーボード修理        2017.11. 1
 CZ-801C(X1C)の延命処置           2017.11.18
 X1Cの電源故障、再び!?         2018. 2.27

○データレコーダー/カセットレコーダー

 DR-320(PC-6082)の修理-その1       2017. 8.12
 DR-320(PC-6082)の修理-その2       2017. 8.20
 RQ-8030の修理と、新自作ベルト        2017.10.30
 音楽カセットデッキでロード(UDR-F07編    2017.11.11
 プログラムレコーダー「RQ-8100」       2018. 2. 8
 PC-DR311の修理-その1           2018. 3.16
 PC-DR311の修理-その2           2018. 3.17
 ファミコン用データレコーダーの修理     2018. 4.13
 データレコーダー動作テストの限界      2018. 4.17
 汎用データレコーダーの一覧(随時追加中)  2022. 5. 6


〇その他、レトロハード、レトロソフト

 30年越しにファミコンGETだぜぃ!!   2017.11.28
 ファミコンのAV化に挑戦          2018. 1.23
 海外版「シルフィード」で遊ぶ        2018. 2.22
 「ザナぴゅう」でカセットデッキを整備する  2018. 3. 2
 PC-6001を てにいれた        2018. 5. 9
 MSX2(FS-A1MKII)を整備する       2018. 6. 3
  PC-6001mkIIを修理する-その1  2018. 6.17
 PC-6001mkIIを修理する-その2  2018. 6.19
 SHARP X1版「うっでいぽこ」攻略メモ     2022. 3. 6


〇その他、工作・レストア  
 ~LEDライトの製作            2016.12. 7 
 ~Bluetoothカセットアダプターの製作実験   2016.12.13
 レトロ機器のホワイトニングに挑戦!     2017.12. 6

○雑記  
 レトロゲーマーへの道~まえがき       2016. 9.14 
 レトロゲーマーへの道~あとがき       2017. 7.24

 

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レトロゲーマーへの道

2070年01月10日 00時00分01秒 | レトロゲーム

●レトロゲーマーへの道 投稿日順
レトロなハード、主にシャープ(SHARP)X1C(CZ-801C)で遊んでみようと言う企画です。
 ~まえがき                 2016. 9.14

 ~現状確認と画面表示            2016. 9.20
 ~X1Cカセットデッキ修理         2016. 9.23
 ~ゴムベルトの自作             2016. 9.26
 ~X1ソフトのバックアップ方法を考える   2016. 9.30
 ~JODAN-DOSを手に入れろ!     2016.10. 3

 ~X1Cカセットデッキの命日?       2016.10. 6
 ~X1Cカセットデッキ修理-その2     2016.11. 8
 ~本体の電源負担を考える          2016.11.16
 ~実践!実機でカセットのバックアップ    2016.11.24
 ~X1Cの画像キャプチャーを試みる     2016.11.26

 ~LEDライトの製作            2016.12. 7
 ~X1専用コントローラーの作製       2016.12. 8
 ~Bluetoothカセットアダプターの製作実験   2016.12.13
 ~新たな表示方法の確保(15kHzを液晶に)   2016.12.20
 ~X1C(15KHz)をカーナビモニターに映す   2017. 1. 1

 ~JODAN-DOSを手に入れろ!アゲイン 2017. 1. 9
 ~X1Cカセットデッキ修理-その3     2017. 1.11
 ~RGBビデオコンバータの搭載       2017. 1.12
 ~X1C専属ミニコンポ「D-07」     2017. 1.13
  ~X1ソフトの新たなるバックアップ方法   2017. 1.26

 ~X1Cカセットデッキ修理-その4     2017. 1.30
 ~X1ソフトのバックアップ最終調整     2017. 2. 2
 ~X1C専用ゴムベルトの作製        2017. 2. 8
 ~X1C、電源の故障!?          2017. 2.13
 ~X1Cカセットデッキ修理-中間まとめ   2017. 3.12

 ~X1Cを強引にキャプチャーしてみた    2017. 3.26
 ~X1フリーゲームを実機で動かす      2017. 4. 3
 ~X1CをLEDレグザに表示        2017. 4.16
 ~X1CをLEDレグザに表示-その2    2017. 4.27
 ~X1CをLEDレグザに表示-その3    2017. 5. 4

 ~X1専用コントローラーの改良       2017. 5. 8
 ~X1の表示問題を探る           2017. 5.14
  ~X1をHDMIで表示する-その1     2017. 5.27
 ~X1をHDMIで表示する-その2     2017. 5.29
 ~X1をHDMIで表示する-その3     2017. 6. 4

 ~X1アプリケーションソフト(V2.0)     2017. 6.11
 ~スキャンコンバータユニットの作製     2017. 6.18
 ~スキャンコンバータユニットの作製-その2 2017. 6.21
 ~15kHzRGBナビモニターの改良    2017. 6.28
 ~X1Cカセットデッキ修理-その5     2017. 7.19

 ~あとがき                 2017. 7.24
 

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emergency

2070年01月05日 07時50分33秒 | レトロゲーム

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緊急事態発生!!
未知なる異星生命体が確認されました!!
現在、EDFは隊員を緊急募集中!!

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EDF(Earth Defence Force)に入隊しました。
地球防衛活動により、色々な速度が著しく低下する恐れがあります。

諸君らの健闘を祈る!!

●レトロのトップページへ

●地球防衛戦歴(地球防衛軍6)
レンジャー   :HARD:地球防衛成功!!
エアレイダー  :HARD:地球防衛成功!!


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●過去の地球防衛戦歴(地球防衛軍5)
「地球防衛軍5」エアレイダー後半戦      2018.01.18
「地球防衛軍5」エアレイダーも熱い!     2018.01.16

「地球防衛軍5」レンジャー後半戦~その2   2018.01.08

「地球防衛軍5」レンジャー後半戦~その1   2018.01.04

「地球防衛軍5」ゲームバランスと基本戦術   2017.12.31
レトロゲーマーにも薦めたい「地球防衛軍」   2017.12.14

エアレイダー  :HARD:地球防衛成功!!
レンジャー   :HARD:地球防衛成功!!
フェンサー   :HARD:地球防衛成功!!
ウイングダイバー:HARD:地球防衛成功!!

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汎用データレコーダーの一覧(随時追加中)

2022年05月06日 20時00分42秒 | レトロゲーム

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SHARP X1版「うっでいぽこ」攻略メモ

2022年03月06日 18時05分29秒 | レトロゲーム

自分用のメモをまとめただけで中途半端な所がありますがご了承下さいませ。


●操作説明

○キーボード
2468:上下左右の移動、8でメッセージ早送り(SAVEやLOAD時に有効)
スペース:右手のアイテムを投げる、キャンセル
リターン:メニューを開く、決定
ESC:ポーズ
CTRL+BRAK:自滅

○ジョイスティック
上下左右:移動、上でメッセージ早送り
ボタン1:右手のアイテムを投げる、キャンセル
ボタン2:メニューを開く、決定
※ボタン番号はコントローラーで違います。

●メニュー
・アイテムの装備、SAVE、LOADが可能
・メニューを開いてる間は時間が止まる
・誤爆防止?でSAVE/LOAD時のメッセージが遅いが、8もしくは上で早送り可能。

●ステータス
○POWER:体力および攻撃力
・これが0になるとGAME OVER
・増えると右手装備品の飛距離が伸びる
・一定数の敵を倒すと?最大値が増える
・現在の数値が高いほど体当たりで与えるダメージが大きい
・被ダメージは敵POWER分だけ受ける。例:ぽこPOW1500、敵POW2000>即死

○FOOD:食料、店で売っている
・食料があると昼間に回復する?
・操作をしていない方が早く回復する

○GOLD:お金
お金を増やす手段
・落ちてる金塊を拾う
・質屋で物を売る
・特定の木や草むらを突いて落ちてくるコインを拾う
・スロットで勝つ

○時間:24時間制
・9:00?~20:00以外は店が閉まる。宿屋系は開いてる
・20:00~6:00は、食料による体力回復が無い
・深夜に敵を全滅させると、流れ星が攻撃してくる(強い)
・夜中は敵が強い?敵POWERが上がる?(未検証)
・夜中は行動パターンが変わる敵が居る(例:オオカミ>軸が合うと飛んでくる)

○装備
・「右手」「左手」「身に着ける」の3パターン
・「右手」に装備したアイテムは全て投げる事が可能
・「左手」に装備したものは状況で自動発動
・「身に着ける」で装備した物は、見た目が変化し効果。外せず上書きされる。
※注意アイテム
・ろうそく等の時間消費アイテムは、必ず最初に左手に持たないと1になってしまうバグ


●お店
アイテムに触ってからレジで支払う(購入スペースキー、立ち位置重要)
宿屋はカウンターで支払ってから部屋へ。
泥棒も可能だが、見た目の変化と店を利用できなくなるペナルティあり(回復可能?)
看板の文字はステージで違う事がある。例「よろず=さかや」「しちや=かねかし」等

○質屋
・右手か左手に持っているアイテムを売ることが出来る。
・買取価格はステージによって異なる
・買取価格は固定値の物と変動する物がある
・価格交渉を断り続けると追い出されて出禁になる
・残りが多くても残り1でも値段に変化はない(攻撃アイテム、ランプのオイル等)

○靴屋
移動に影響する「みにつける」品
・赤い靴(小)、長靴、赤い靴(大)

○ランプ屋
「左手」に持って暗所を照らす。
・ろうそく、カンテラ
・まとめる場合は一旦左手に持ってから右手で重ねてまとめる。

○パン屋
買うとFOODが増える

○よろず屋
・店によって売っている物が違う。なんでも屋
・「右手」「みにつける」で使う物が多い。

○ホテル(宿屋)
朝9:00まで眠って、体力が全快になる。
・お金を支払うと部屋へ案内してくれる
・満室の時がある。時間をずらすと空く。

○モーテル(宿屋)
朝9:00まで眠って、体力が全快になる?
・お金を払って自分で空き部屋を探す
・先客が居るイベントが数パターンある。

 

※●攻略情報●※

●アイテム

○武器(右手に装備)
・うっでいボール:ただの丸:バボルより強い(テール、春ボス、城ボス用)
・バボルの実:ブドウみたいなの、オオカミ用(うっでいボール節約用)
・銘酒すすきの:ウイスキーボトル、夏ドラゴン、夏ボス用
・塩袋:白い袋:秋ナメクジ、冬ボス用
・剣ちゃん:剣:秋とかげ、遊園地ボス用
・パラッパ:ラッパ:無限、与ダメ低、夏秋火山みたいな、秋ナメクジ、城ビリビリ
・時の実:春の最後、太陽を止める。無敵技を使えば不要
※バボルの実とパラッパはウエーブ状に飛ぶ。地面最下段では引っ掛かって飛ばないバグ

○ランプ(左手に装備)
・ろうそく:左手に持つライト:初期値8?
・カンテラ:左手に持つライト:初期値12?
・ヘルメット:「みにつける」と初期値13のみ使える。ライトは使い捨て

○食料(購入時適用)
・コッペパン:FOOD+2
・クロワッサン:FOOD+4
・ドーナツ:FOOD+3?
・食パン:FOOD+10

○靴:みにつける(足)
・こんばさん、赤い靴(小):5,6個履くと足が速くなる。1個使う毎に店の外に出る事←情報提供ありがとう御座います!
・長靴:沼地で底まで沈まなくなる(沈むとダメージ)
・赤い靴(大):氷の地面で滑らなくなる ←情報提供ありがとう御座います!

○アイテム:みにつける(体)
・ひみつのくすり:円柱?の薬:変身薬、女性になる。オタクから情報を聞く時に。
・あんぜんだいいちへるめっと:洞窟内のツララを跳ね返す。ライト13?付き
・いのちのくすり:ボトルの中心に赤色:POWERが最大まで?回復する
・すいしょうだま:回復薬と同じ?左手に持っているとダメージ半分らしい?
・三角ピラミッドパワー?:身につけると一定時間無敵。ラスボスにでもどうぞ。
・盾(黄色い甲羅みたいなの):装備するとダメージ軽減?
・ヘルメット:ツララを弾く。ライトは初期値の13のみ使える。
・ガスマスク:臭い息ダメージ回避、ツララを弾く効果あり←情報提供ありがとう御座います!

○プレゼント専用?
宝箱:女の子へのプレゼント、情報聞く時に。(不要なら質屋で売る)
あくのじゅうじか:女の子へのプレゼント、情報聞く時に。(不要なら質屋で売る?)

○カギ
左手に持ってドアや錠に触れると自動で使用。
・らっきー(普通のカギ):夏オオワシ使わないルート、秋の最後、城各階の部屋で使用
       夏ボス、秋宝箱、遊園地店売りより手に入れる
・ボス部屋のカギ:城ボスの部屋へ入る為に必要、遊園地ボスが持っている
・妖精部屋のカギ:妖精救出の為に必要、城ボスが持っている

○不明
・むしめがね


●1面(春)
・ボール右手にセット(極力温存、春シャチホコと夏火山に使う)
・家(有料ダジャレのみ。とーさん、通さん)
・洞窟は暗闇(暗いまま金塊だけ取れる)
・梯子上宝(宝石箱)>あとで家の娘が欲しがる
  >情報用なので売却(1面120G以上で2面190G以上で)
・パン屋:食パン(20Gで量10)、クロワッサン14G(4)、パン8G(2)
  食事、3面に18Gで食パン買える。4面攻略までで60~80ぐらい使う
・靴屋:長靴190G(沼地で底まで沈まない)買う、こんばーす118G
・家:(男は嫌い>クスリで女性化後、情報のみ「夜は凶暴に」)
・家:宝石箱が好き>渡すとヒント「太目の薬で女性化」円柱?のヤツ)
・カバン:大を買う(16個持てる)、大620G、中485G、小360G
・よろずや:
右、ウイスキー(32G:12個?)1個買う
中、バボルボール(12G:12個)2個買う
左、秘密の薬「女性化」131G、情報用に必要なら1個、聞いたらロードで維持

・宿:50G
・鳥巣箱の下に洞窟、左に進んでシャチホコ出たら右に進むと宝(時の実)左に戻ると出口
・しちや:売値、宝箱(約120G)、ネックレス(430G)、虫眼鏡(50G)、バボルの実(2G)
・ランプ屋:ロウソク(42G)1個8オイル(左手に持つと洞窟明かり)
・鳥巣箱とランプ屋の間に洞窟(金塊と右3道中の虫眼鏡を取って引き返す)進むとキノコハウス
  ×キノコハウスは情報のみ(太陽>時の実で止める)
・ボス:出現条件?直行しても居ない。木玉を頭で1撃。回復薬落とす。2面で売るか使う
・太陽を吐く木:時計を投げて太陽に当てると止まる。無敵バグで強引に突破可能。

○春面>夏面への転売早見表
ランプ+58G(42G)
バボル+54G(12G)
・持ち越しのみ
宝+70G(120G)
十字架+64G(430G)


●2面(夏)
・岩と家の間:擦りで ※離れ島 への洞窟(入ってひたすら左)
・家:ダジャレ
・家(噴火敵):ペンダントで「一攫千金ねらうなら島へ」
・ワープ穴とワープ穴の中間こすると洞窟(左は離れ島へ一方通行、右はゴール「要カギ」)
・オオカミに捕まってる鳥を助ける。
 >洞窟後半と2面ボスをショートカット出来る
・質屋:断り過ぎると出禁。
売値:ウッドボール104G、ばぼる66G、ウイスキー76G、カギ100G、ラッパ2967G
こんば150G、長靴174G、虫眼鏡99G、十字架494G、宝箱180G、回復薬214G、変身薬137G

・靴屋:赤長ブーツ520G、こんばーす280G、長靴160G
・ランプ屋:カンテラ226G、ランプ125G
・パン:クロワッサン18G(4)、ドーナツ22G(3)、パン12G(2)
・宿:114G
・2面ボス:海賊。酒で1撃、もしくは後ろに回り込んでラッパで。宝箱:ラッキー(普通のカギ)
・宿と犬小屋?間の高台こすり(洞窟右へ「宝箱は回復薬」、左は離れ島への一方通行)
・鳥助けている場合、洞窟でた所で待っていると運ばれる。動くと運んでくれない、左で夏ボスへ
・鳥を助けてない場合、噴火敵(ペンダント要求の家)穴と穴の中間こすり
  洞窟を抜けて鍵を左手にもって柵が開く

※離れ島
・よろずや:塩袋170G、剣130G、ヘルメット860G(全部買うか、メットと剣2袋0でも良い)
・ドラゴン:お酒1回で胴1個倒せる:倒すと宝箱、パラッパ(無限武器)
・帰りはヘルメット装備して洞窟抜ける(使わず地道に戻っても良いけどダルイ)


●3面(秋)
・火吹きトカゲ(剣で1撃)
・かばん屋:980G、520G
・パン屋:食パン42G、ドーナツ29G、クロワッサン24G
・ランプ屋:カンテラ310G、ヘルメット530G、ロウソク87G(外観用にヘルメット買う)
・よろずや:食パン18G、ドーナツ14G、カンテラ120G
・2個目の穴が次へ、1個目>宝箱下>3個目
・家1:女性のみ(昼で影の無い宝は偽物)
・家2:ダジャレ(ごみによい)???
・飛び降りてこすり>次へ
・なめくじ(塩で一撃、ラッパ3発、箱は回復薬>次から敵?)
・滑る床:宝箱破壊可能、やかんは食料1、金塊は金3、宝箱は敵
※ボス手前の敵なしの所。ある程度お金と食料稼げる

・ボス:氷の巨人(動かない)背面からラッパで消えた。
 その後、同画面で見えない宝箱から謎の物体(青△)GET、以後左へ移動
 その後、戻ると別マップ?でカギGET
・宿屋:さらに戻ると宿屋あり158G
・情報:魔王の城は4階建て、魔王は3階に居る
・スロット
・そのまま左で町へ戻れる
・ボスから進んで穴>穴ワープ、宝に惑わされ下に落ちるとハマる。
・トカゲのしっぽを穴>穴で超えてトカゲの背面へ
・しっぽは避けてカギを左手装備で通過。
(無敵バグでトカゲのしっぽ通過可能)

・しちや前の宝(回復薬)
・しちやの売却額
薬270G-290G程、カンテラ180G程、鍵150G-160G程、宝箱250G程、
ばぼる130G、ウイスキー140G、ヘルメット668G、塩150G、剣150G


●4面(冬)
・雪だるまちょい右にこすりで ※迷宮
・情報屋:城の2階に気球
・娘:水晶玉探せ(情報不明)
・かばん:何も売ってない
・オタク:女体薬(地下は複雑な迷路、おじいさんしか抜けられない)
・穴:地下へ(金塊のみ)
・酒屋:酒105G、塩袋270G、剣115G(塩袋と剣を買う)
・ランプ:小120
・しちや前に宝箱ガスマスク(顔が息を吹いている所で必要)
・しちや:木玉230G、塩198G、ばぼる194G、鍵235G、カンテラ244G、謎青△200G、虫眼鏡239G
・よろずや:長ブーツ920G、木玉870G、薬960G(木玉1個買うラスボス用)

・スタート地点より左>右>右で別MAP
・ヒント(風は赤い靴で)
・INN
・スロット
・ボス(塩で倒せる) アイテム:あくのじゅうじか

※迷宮(柱左1中1)。ずっと右に進むもなにも無し。攻略は柱の配置で。
右5(柱の配置左1右1で次)>左3(柱の配置中2で次)>右2(柱の配置左1で次)
 >左4。柱の配置(柱右1左1)が変わるけどそのまま進み、柱3本になったら>右1出口

・左で宿屋(242G)まで逆戻り。
・出た所の盾みたいなの(装備するとダメージ半減?)
・右に顔が息吹き(毒&押し戻し)ガスマスク装備でダメージは回避
 メニュー連打で抜けれるが非正規?
・ぱんや:どーなつ31G、ぱん20G、くろわっさん26G


●5面(遊園地)
最初の敵はラッパでOK
・宝箱(剣)
・跳ねるボール(強い)最下段でタイミング合えば避けれる?無敵抜け推奨
・敵居ない水溜まり3個あり
・パンや:こっぺぱん22、クロワッサン28、ドーナツ34
・やどや:306
・よろずや:ロウソク350、キー790、水晶玉990
・石像の下(水溜りに囲まれてる所)こすりで地下通路(ボス>ゴール)
・跳ねるボール(強い)ゾーンが2画面続く。
・にょろにょろ
・跳ねるボール(強い)一応、剣で倒せた
・かねかし(質屋)
・INN
・舌の石像を無敵で抜けてもスタート地点へ戻る

・ボス「スライム」剣を投げていると分裂して倒せる。宝箱「ボス部屋のカギ」


●6面(お城)
中は鍵部屋多数。入って必要なアイテムか確認する必要があるので2本は欲しい。
電気ビリビリは顔をパラッパで壊せば通れる
・入口は鍵で入れる
・B2F部屋:回復薬
・B1F部屋:女体化薬
・1F部屋:回復薬
・2F部屋:>敵のみ?>次の部屋:気球 ※クリア前に乗ると最初から
・3F部屋:>5面ボスのドロップ鍵使う>右に進むとボス

※ボス、無敵使って木玉でOK(宝:妖精部屋のカギ)

・部屋を出てラッパでビリビリ壊して上へ、
・4F部屋:ボス鍵で入る、最奥に妖精
・妖精に話しかけると延々ソッポ向かれてコマンド受け付けずハマリ?
↑JOYポートが使えなくなるみたい。敵は居ないのでキーボード操作で脱出する
・クリア


●裏ワザ・バグ技

●「位置ズレ?、表示崩れバグ」
洞窟に入る時に位置がズレた状態で入ると、ぽこの表示がバグる時がある。
3面最後トカゲのしっぽの位置がズレてしまう事がある(敵すり抜けバグを使わないと詰む)

●「武器持ち替えバグ」
POWERが上がると長距離飛ぶようになるが、
無限武器のパラッパから剣等の個数武器に持ち替えると
現在飛んでる物(パラッパの♪)が剣などに変わる。

●「風すり抜けバグ」
4面の後半に風で押し戻される場所がありますが、メニューを開くと風が止むので
1,2歩進むたびにメニューを開くと通過可能です。

●「敵すり抜けバグ」
まずは敵の直前でSAVEする必要があるので、失敗しても良い様に別個所にSAVEします。
敵とぶつかった瞬間はHPが0になってもメニューは開けるのでそこから先ほどのデータをLOADします。
すると敵直前から無敵状態で復活して、短時間ながらも敵をすり抜け、もしくは倒す事が可能。
ゲームオーバーになってしまったら、最初のオオカミでダメージを喰らった瞬間にロードすればOK。

・参考動画(youtubeへ)

●「食料とお金を稼ぐ」

X1版うっでいぽこ、お金と食料無限稼ぎ
場所は3面の秋ステージ。
このステージは至る所にランダムで「やかん?、宝箱、金塊」の、
どれかが配置されているのですが、
やかん?は食料、金塊は金、箱はトラップとなっているので
延々と彷徨っていれば食料とお金が無限に稼げます。
88版の攻略動画には宝箱以外が出てこなかったので、X1版を周到している移植限定だと思われます。

ただし、その金額が微々たるものなので案外スルーされがちだったかもしれません。
しかしこれはPOWERが100ぐらいの敵扱いなので、瞬殺してしまっているだけで
自分のPOWERを落とせば複数回エンカウントするので、実はかなり稼げるというもの。

SAVEしたり画面を切り替えるだけで復活するので
これを回復が止まる夜20:00に調整すれば、朝6:00まで稼ぎ放題と言う訳です。
ちなみに、ぽこのPOWERがMAX1920で現在22の時、金141ぐらい擦れます。
そしてなんと、記録更新POW10の時は1回で、金303、食料101
場所はアイテム取る時に敵の居ない、ボス手前か最後のトカゲ手前がやり易い気がします。
5面にも出てきますが敵が邪魔な事が多いので、3面で一気に稼ぐ方が楽だと思います。
ボスの2画面手前に敵が居なくてトラップ宝箱がある画面が一番稼ぎやすいです。
戻りは飛ばされてしまうので、行きでアイテムを選んで通過したらまた最初から
を繰り返すのみ。食料か金のどちらからなので根気は必要ですが
食料の心配が無く安全に稼げます。木や洞窟の金塊よりも確実で早いです。

・参考動画(youtubeへ)

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PASOPIA7(パソピア7)のレストア

2019年06月14日 21時17分11秒 | レトロゲーム

なかなか手に入らなかったのですが、自分が欲しいと思ったキーボード一体型の8bit機の内の1台です。

何故探していたかと言うと、ローズレッドのX1マニアタイプ(CZ-800C)を修理する為に、電源不良のジャンクX1を購入したのですが
その中に何故かパソピア7のカセットゲームが入っていたのです。
しかし、一部磁性体が虹色になっていて、長い間これが読めるものなのかどうなのか凄く気になっていました。

過去記事 : CZ-800C(X1マニアタイプ)の修理-その3



到着しました。
 
写真では分かり難いですが、黄ばみがかなり凄い? もともと黄色味がかった色って事もあるのでしょうか?
最近知った機種なので、原型が全く分からない....

でも、恐らくこっちが本来の色な気がしないでもない...w

とりあえず軽く掃除からです。



●PASOPIA7の分解清掃

と言っても順番に外して行くだけ。底面ネジ3本、背面ネジ3本を外してカバーを外します。

キーボードはフラットケーブルから端子に繋がっているだけで留めはなし。
 
次は電源後ろのネジを3本外して、電源がキーボードの土台ごと外れそうです。
この土台が何気に穴開き鉄板を切り出したままで、かなり危険ですw

キーボード


電源とスピーカー(キーボード台)

裏面を見て気が付きました。電源を左にスライドさせると先に外れる模様orz

メインボードを取り外して掃除しました。チューブコンデンサも漏れてる様子は無さそうです。
 

電源の埃が半端ない...
どの道、コンデンサは交換予定なので電源はその時に綺麗にしましょう。
今回はハケでササっと掃くだけで一旦組み付けます。
 



●仮の動作テスト

掃除と軽く点検した感じ、特に悪そうな所も無かったので映像映るか試してみよう。

さて、映像出力はどうするか...
出力端子が意外と?豊富で「カラー」「白黒」「液晶」とあるんですね。
しかし、この時代に液晶とか普通にあったのでしょうか?
調べてみると、どうやら専用液晶があった様ですが今の液晶TV等と関連があるとも思えず...

一番手っ取り早そうなのがコンポジットかRFと思われる「白黒」

どちらの信号か分かりませんが、まずは同じ形状のコンポジットから試します。

おぉ~いきなり映ったw コンポジット白黒でも良ければ、そのまま繋ぐだけ!!

取り合えずはメンテすれば使えそうな気配がありますが、問題はこの後の運用にありそうです。
スペックはソコソコ良いものの、X1よりマイナーだったらしく情報が中々検索にかからない風なので、色々苦労させられそうですw



●カセットテープの修正

次の問題はソフトです。
取り合えずX1のオマケで付いてきた「ザ・スパイダー」が一部虹色で
読めるかどうか怪しい感じだったので、もう1本ソフトを確保してみました。

しがぁ~し!! これが酷いハズレテープで、ザラザラした埃が付いてる上に折り目も付いてる感じ。
 
これは、なかなか厳しい...

取り合えず色々トライしてみましょう。
これだけバリバリだと、問題はノイズですよね。 ノイズを減らす為には極力、平らに均さねばなりません。

まずは分解してみましたが、ワカメ状態が酷くテープがバネの如く飛び出してきましたorz
慎重にハケでザラザラの埃を掃除しました。

中の紙も湿気で曲がってしまっているので、かなり保存状態が悪かったのは間違いなさそう。
取りあえず、元の状態だと引き出されたテープがこの紙に擦れる感じなので
この紙がテープを擦らないように、裏返しにしました。
これで巻き取り軸の部分が当たる様になるので、かなり負担が減ります。

テープエンドを見てみると、明らかに切った様な跡があり
「勝手にテープをイジクリ倒したハズレテープかな?」とも一瞬思いましたが
手持ちのエニックスのX1ソフトの「ドクロンの館」も新品から中身は触ってないけど同じ状態。

どうも、この仕様のソフトは空白部分を無くす加工がされている様です。


次に張りを出す為にカセットデッキで早送りと巻き戻しを2往復程度繰り返しました。

最後に、指で更にキツく巻いて引っ張る感じで止めます。
若干テープが伸びる心配が無いとは言えませんが、
シワが張られて真っ直ぐになる事を期待して、このまま数カ月放置してみましょう。

多少伸びても速度調整でカバー出来るかもしれないし、現状よりは可能性が上がるはず。

2カ月ほど放置しました。
かなりピーンと張った感じは出ていますので、このままシンクロバックアップを取ってみましょう。

音声データは、X1に近い感じ。
「ピーギャ。ピーギャラギャラギャラ~」と、ヘッダ部分からデータのみに移行する感じですね。
一番最後にチェックサムらしい「ピーギャ。ギャ。」が入って即テープエンドになりました。



●パソピア7のホワイトニング

普通に撮ったらそれほどでもありませんが、実際の色合いに近いのはこちら...キーボードもドロドロ。
 

どぶ漬けする容器も液量もないので、キッチンペパー法です。

1日目終了。
同じ状態で続けるとムラになった時に困るので一旦外して確認します。
それなりに色は取れたけど黄ばみが濃いと流石に1日では厳しい様で、もう1日やろう。
願望としては側面のグラデーションがある程度無くなって欲しいですねぇ。


もう1日やりましょうか。


ギゃーっす!!2日目でPASOPIA7のホワイトニング失敗しとぉわ~orz
洗ったあと、スグに拭き取った時にまだ塗装面がヤワヤワだった様です;;;;;;;
はひ。一応、仮に誤魔化すw
 
一つポイントを学びました「引き上げた直後は絶対印刷部分に触らない事!!」
流水で、やさしく液を洗い流して塗装を剥がさないようにしませう...

全体的な漂白度は、まぁまぁ良い感じ?


ホワイトニングから1年ぐらい経過しましたが、本体部分の黄ばみがかなり戻っていました。
こりゃダメージがキツ過ぎてダメなタイプだなorz




●グラフィックシールの補修


さて、キーボードから剥がしたものの、これは絶対綺麗に貼れないよね...

もともと付いてる糊にはゴミが沢山ついてるので一旦剥がしてみると、ただのフィルムみたいになりました。


接着方法は素材にダメージが少なく、かつ強力な物でないと剥がれそう。
などと呟いていると、印刷出来るフィルムラベルがあると教えて頂いたので作る方向で練習を兼ねて試してみましょう。

PASOPIA7のグラフィック文字は、スキャナーでそこそこ綺麗に取り込めた模様。

この3つだけヅレてるのはミスプリ?画像検索したら本来ズレは無さそうなのでハズレシールだったのかな...
いや、ある意味アタリなのか。

あとはこれを印刷するだけ。
ネット上で「100均のラミネートフィルムに印刷出来るかも?」と言うのを見かけたので試してみました。
それなりには印刷されましたが、ベタ塗りに弱い様です。
掃除すれば使えそうではあるけどエーワンのシートを買おう...


新しいグラフィックシール作成の目途は立ったので、次は元シールを綺麗に貼り直す方法が無いかの実験です。
手元にある素材でダメージが少ないもので浮かんだのが「木工用ボンド」「レジン」

クリアファイルに張り付けて実験してみた所、


木工用ボンドは乾燥までにかなりの時間が掛かる割に付きが悪い。


レジンが割といけるかもしれない。

フィルムが巻いてるのは仕方ないとして、カドが折れ曲がっていると見栄えも悪く
付けても捲れてきそうなのでひと回り切り落として実際のキーにレジンで張り付けてみます。
キートップ側は強力にレジンが張り付いたけど、フィルム側がちょっと弱いかな...
 
隙間なく付ければ持ちそうだけど、爪で引っ掻くと割と簡単に剥がれてしまいそう。

もう少し丈夫に付かないかとフィルム側を掃除して、もう一度挑戦してみると良い感じに仕上がったかも?

シワもクスミもあるけど、取りあえず剥がす前の状態よりは綺麗になったかな。
液量が多すぎるとカチコチになったレジンの掃除が大変だった...


何とか全部仕上げて良い感じになりました♪

スキャナーでの取り込み具合にもよりますが、グラフィック文字のシールは作り直した方が綺麗だし楽そうですね。



●基板のメンテナンス

PASOPIA7の抵抗が何気に可愛いw
  
最初、青いのは全部コンデンサかと思ってたのですが、違うんですよねぇ。何の為に色分けしているのかすら?

取り合えず、メインボードと電源の電解コンデンサは交換完了。電源廻りは結構漏れてました...
  

ちょっと気になったのがヒューズ横にある四角いコンデンサ?ですよね?が
バッキバキで交換したいのですが、良く分からないので今回は保留。パーツ屋行った時に見てみよう。
 



●PASOPIA7、動作テストからの...

問題は、まともなソフトが無いのが...手持ちのソフトはバリバリと虹色orz

まぁ本体は前回表示テストしていたので、起動は普通にOKでぃす。
今回の表示はRGBでテスト。
いつもの中華アプコン(GBS8200系)、サンコーRGB21-HDMIからのVGA変換、ともに問題なし。
RGB端子も特殊な接続をしないならPC-6001mkIIやMZ-700と共通で大丈夫みたいです。
 

このままではプログラムを組めない自分は何も出来ないので、早速ゲームをロードしてみたい。

パソピアのデレコと言えばコレかな?「PA7230」
しかし掃除も何もまったく整備していないので今回はお預け。いつもの安定したRQ-8100で行こう。

 もともとPC本体を集め始めた理由が、「本体とデレコに相性があるらしい?」
って事でデレコの動作テストをする為に本体を集めていたと言う、メインが完全に逆な感じだったのですよねw


とかPCでメモを取ってると、急に背後から「バシュシュ~!!」と音が聞こえた。

見てみると、PASOPIA7が物凄い量の煙を吹いてたorz
即電源を落として窓を開けて部屋を換気しましたが、なかなか焦げ臭さが消えませんでした。
幸い、煙だけで出火は無かった(見えなかった)ので良かったですが、昔の機器を扱う時のリスクを体感しました。
残念ながら?焦って写真どころでは無かったです。ほんと、音と煙は手持ち花火(勢い強め)そのものでした(滝汗)

落ち着いた所で煙を吹いた原因が何か気になる。
「コンデンサ逆接続とかしちゃったのだろうか?」と思いながら分解してみました。

電源を見てみると、一発で分かりました。
例のアレですフィルムコンデンサ?まさか爆発するとは思わなかったけど...w

100V部分で派手に煙を吹くのでご注意下さい。

容量の表記から何となくフィルムコンデンサと思ってたのですが同じ形状の物が売って無かったので
ツイッターで助けを求めたら、メタライズドフィルムコンデンサで大丈夫みたいです。
元々と同じ感じのフィルムコンデンサが良い場合は、「Rifa PME271M 610」で検索すると色々出てくるみたいですね。

煙上したパーツの代替えを買って来ました。青いパッケージは壊れる前に買ってあったものですが、
足が短く延長するのは怖かったので交換しなかったが為に大騒ぎにorz
どちらも幅が狭いんですよねぇ。
 

まぁ無難に新たに買って来たものを取り付けました。
 

そう言えば、煙上した時は組み付けた状態だったから良かった?ものの、電源だけで稼働させてたら確実に火傷コースだった気がする...
なので今回もPC本体よりも保身で組み付けて動作テストしました。

う~しっ!特に問題無さそうで修理完了♪
良かった良かった...まぁ、前回もこの状態で暫く動いてた訳ですがw



●PASOPIA7でカセットテープのゲームをロードする

デレコはナショナルのRQ-8100です。
「LOAD」コマンドだけだとエラー出るし、コマンド分からんw
あ、CLOADで通ったっぽい。ヘッダが読めたのかな?RUNしてみる。

うほほぃ!!ジャンクX1に入ってて一部磁性体が虹色になってた「ザ・スパイダー」起動したぁ~♪


もう一つのゲーム「ドアドア」をロードしてみたけど、ここから進まない...


B面でロードしたら動いたっ!しかし、そういえば音が全く出てないorz
後ろにあるオーディオ出力からは出てるので、ちょっと点検する必要がありそうです。
 



PASOPIA7の音が出ない原因を探る

まずは、スピーカーから配線パターンと辿ってみるも断線は無し。
パターンの先に背面のオーディオ出力ジャックがあったので、排他仕様でジャックを刺せばスピーカーから音が出ない仕様だと判断。
ジャックを点検するもちゃんと切り替わってそうです。


となると、どうもスピーカー自体が怪しい?

一応コーン紙まで伸びてる線まで導通はあるけど、表側はシールドされてて分からないんですよねぇ。
スピーカーって壊れるもんなんでしょうか?
替わりのスピーカーが無いかと、手近にある機体で目に飛び込んだX1Gのスピーカー繋いだら普通に鳴りました。
 

「犯人はお前だぁ!!」
 
代替えスピーカーを探す前にダメ元でこのスピーカーを修理出来ないかチャレンジしてみたいと思いま~す。

コイルの両端子間に導通は有りません。

赤○-赤○、黄○-黄○、青○-青○同士は導通があります。
黄○-青○は導通がありますが、赤○-青○は導通がありません

難しそうだけどコーン紙の表面で繋げる事が可能なら直せるタヌキの皮算用。

この黒いシールドが無水エタノールで擦ると溶ける様なので、地道に削って行きます。
無水なので紙への影響を最小限に抑えられるのです。


またコイツのお世話になるのか...髪の毛ほどの細さのエナメル線。
リレーを分解したエコリサイクルですw


問題はどうやって繋げるか...ハンダが一番最初に思いつきましたが、紙の上なのでちょっと怖い。
細い線を弄ってて、ふと閃いたのが手術用の結合って細いし応用出来るんじゃ?と調べてみると
「手結び」と言うのが図解であったのでチャレンジ。
先に被覆を捲っておきます。団子結びに似てますが、引っ掛ける所が違う模様。
そのまま反対側にも巻き付けます。イマイチ接触が悪い気がしないでもないw


動作テストしてみると、無理やり捻じったら何とか振動にも耐えられるぐらいの強度になった感じで
やっぱハンダした方が良いよねって事で何事にもチャレンジ。
アルミホイルを引いてハンダ付けに成功!!

レトロ基板ハンダを溶かせない15W極細ハンダコテが役に立つとわっ!w

同時に配線を被覆する為のゴム糊っぽいのを作れないか色々試してたけど、これと言って出来ず...

またまた教えて頂いたマニキュア絶縁が無難ですかねぇ。
100均でマニキュアを見てきたのですが、近場で黒色は置いてなかった...
ラメ入りっぽくて絶縁とか大丈夫か気になったのですが、大丈夫そうです。黒見つけた!と思ったらレジンだったorz
取りあえず色だけ塗って完成♪
 
これにて、無事に音が出るようになりました♪



●まとめ

どうやら煙上したコンデンサは初代パソピアにも使われている様で、非常に高い確率で同じ症状になる可能性があります。
パソピア本体を手に入れた方必ず、電源内部を確認して
該当コンデンサが交換されているか確認してから使用する
事をオススメ致します。

今回試した中で、マニキュアとレジンは接着用や保護用としても結構使えそうな感じで、
どちらも100均で手に入るのもお手軽で良いですよね。

ひとまずPASOPIA7のメンテはこれにて一旦完了。
次にコノ機体でやりたい事は、キーボード割り込みタイプのジョイスティック接続でしょうか。
今の所、地べたに置いて遊ぶ事が多いので、ちょっとキーボード操作がし辛いです...
あと拡張端子の部分的な黄ばみ取りとか。


動作テストも兼ねてPASOPIA7版ドアドアを遊んでみましたが、初期ハイスコアーすら超えられなくて下手過ぎワロエナイ...

遊べば遊ぶほどプレイヤースキルUPが実感出来る仕様は、ゲームとして熱中し易い良ゲーですよね。

ちょいマイナーで情報が少ない機種ですが、逆に動作テスト等の役に立ちそうな気がします。
コンデンサが煙噴いたりスピーカーが断線してたり、修理自体をなかなか楽しめた機体なのでした♪

コメント

まぼろしお蝶~攻略

2019年03月26日 20時52分02秒 | レトロゲーム

自分の戦い方は離れて戦ったのですが、倒した後に他の方の攻略方法を見ていると
至近距離戦が多かったので簡単にまとめてみました。攻略情報を見たくない方はご注意下さい。

剣戟がとても楽しい「SEKIRO - 隻狼」ですが、難易度はそれなりに高め。
その中でも初期の頃に遭遇する理不尽に思える敵が「まぼろしお蝶」ですよね。
皆さん結構苦労されているみたいで、かく言う私も一晩かかったのですがねorz

普通に進めて行けば、一番最初に出会うであろうボスにも関わらず、かなり体力がある様に思います。
兎に角、1発貰えば瀕死になるものが多いので、チキンに戦いたいものの離れるとジリジリ削られるし、
近接戦で戦ってみたけど全く勝てる気がしない...

そんな「まぼろしお蝶が倒せないよ~」って方にとって、少しでも参考になればと自分なりの攻略方法を書いてみました。

文字ばかりで分かり難いかもしれませんが、興味のある方は続きをどうぞです。



●自分なりの大雑把な戦い方

自分の攻略方法は基本的に「敵の攻撃を避けるなりガードした後に1,2発反撃」の繰り返しが基本戦術です。
少々時間がかかりますが、パターンさえ覚えれば見切り易いので、かなり安定して戦える様になるはずです。
他作品のソウル系もパリィ無しでクリアするチキンプレイ好きなので、今回も弾き無しで倒していますので苦手な方にはオススメです。

この敵はダッシュで走り回っていれば、投げクナイこそ被弾の可能性はありますが、そうそう簡単にはやられません。
敵の攻撃パターンを覚えるまでは逃げに徹するのも良いかもしれませんね。
しかし実戦となると不意の近接からの「危」マーク下段攻撃時にジャンプ出来ない時があるので、
近場から離れる時は、いつでもジャンプ回避が出来る様に小刻みにステップもしくは
ジャンプしながら間合いを取るのが良いと思います。
分かり易い敵の攻撃でのみ反撃する事で、事故を減らすと良いでしょう。

自分の使用流派技
・忍び義手技「寄鷹斬り」
近接なら旋風切りが良いらしいですが、自分の戦法だと遠目で空振りを見た時に当て易いので少しだけ攻めの手数が増えます。
まぁ無くても問題無いので無理して取らずとも、あれば入れる程度で。


●基本戦術
先ほども書きましたが、敵の攻撃を回避なりガードしたあとに1,2発攻撃して離脱。を繰り返します。

○立ち位置
自分の戦法では、常に間合いを取った位置取りをします。
後半のまぼろし蝶や飛びクナイの被弾を減らす為に、少し動けば間に柱を挟める位置取りが出来れば完璧。
大体、柱から柱までより少し近いぐらいでしょうか。
柱に隠れる時間が長いとタゲが外れて戦い難くなるので、敵の飛び道具を消す時だけ柱に隠れる感じで位置を調整します。

○誘い中
常に間合いを取って左右に動いておきます。棒立ちだとノーモーションのクナイを喰らってしまうので最低でも防御を。
こちらから手は出しません、撃たせて反撃するスタイルなので以下の攻撃が来なければ、ダッシュやジャンプで逃げ回ります。
近付くと今回の戦術に合った攻撃が来ない気がするので、上記の立ち位置が個人的に良いと思いました。

○反撃(第一形態)
第一形態を無傷で倒せるぐらいまでなれば勝ったも同然、第二形態もホボ同じ戦術で倒す事が可能です。

(慣れればノーダメージで第一形態突破)

反撃を狙うタイミングは、一番簡単なのが「危」マークの攻撃を回避してからの反撃。
第一形態の「危」マークは2つあって、

1、後方に飛んで糸の上からダイブ攻撃「危」。喰らうと掴まれてから攻撃を受けて瀕死になります。
飛んでくるタイミングでバックステップをすれば当たらないので、
切り替えし通常攻撃(恐らく薙ぎ払いになる)で1発入れる事が可能です。
似た攻撃で、更に低めの糸へ飛んでからの突進攻撃がありますが、糸から糸へ飛び移ったら遠くに逃げましょう。

2、敵ダッシュからの足元への攻撃「危」。切り上げ攻撃に派生する事もある?
こちらは近場で「危」マークが出たら、すかさず真上にジャンプして回避します。
足元を通過した後に、空中で切り返す事が出来れば3発着地してからでも2発反撃出来るのでラッキー攻撃。
ただ、ダッシュ避け中はジャンプ回避が出来なかったり、ノーモーションで飛んで来て不意に喰らってしまい易いので
この為だけに、どんな攻撃が来ている時でも常にジャンプ回避を意識しておきましょう。(近場でダッシュする時は注意)
こちらも似た攻撃で、走って来て通常攻撃、走ってきて立ち止まる、などがあるので
ある程度走って来たのにも関わらず「危」マークが出ない時は、撃たせて距離を置くか、何かガードさせて逃げましょう。

3、その他の通常攻撃時の反撃ポイント
・左右に素早く移動しながらクナイ投げ×2>突進切り×2
タメモーションがあるので分かり易く近づいてきてくれる為、確実に1発返せるので全てガードで凌ぎましょう。
弾いてしまうと反撃が入らないので注意。

・クナイ投げからの突進
クナイをノーモーションで投げてくるので、ぼさっと突っ立ているとクナイを100%くらいます。
これの警戒のためだけに常に左右にステップなどで動くかガードしておく必要があります。
この突進の後はかなり接近していると思うので、1発お返し出来ます。

その他も攻撃後に反撃出来るポイントはありますが、狙い過ぎると防御が疎かになる為おすすめ致しません。


○反撃(第二形態)
基本、第一形態と同じタイミングで反撃を狙いますが、
通常攻撃に「まぼろし蝶の追加攻撃」が追加されたものは反撃しないで避けに徹します。
変わりに、そこそこ使ってくる連撃(まぼろし蝶付き)からの最後に危マーク下段攻撃(交差斬り)を
ジャンプで避ければ、1、2発お返しが出来るので慣れておくと良いでしょう。
まぼろし蝶との同時攻撃なので、あくまでも安全に返せる場合のみで、位置取りによっては逃げに徹します。

・幻術
水?のチビッ子幻惑は、まとめる様に近場をグルグル走り回って時間を稼ぎ、ダッシュ斬りで数を少し減らしておくと良さげ。
消えそうになったら離れて見やすい位置へ移動、加速度的に突進してくる攻撃が来るので、
攻撃方向に対し横方向に走れば当たりません。試していませんが柱に隠れて当たらないのならそれでもOK。
位置取りとタイミングが合わないと正面から受ける事になるので慣れましょう。
あと、稀に数匹残るので、残ったチビッ子は手裏剣で早めに消しておく事。


基本的に「危」マークの攻撃を避けて反撃する攻撃なので、プレイヤーの受け力が付きます。
ダークソウル等と違ってスタミナが無いので、兎に角走り回って逃げ回って倒すチキン戦法ですが
敵を良く観察する事で、確実に上手くなって行くのが分かるため個人的にはオススメです。

以上、少し時間はかかりますが、当たり(危マーク下段突進や危マークダイブ攻撃)が多いと非常に楽な戦いになります。


自分もそこまでゲームは上手い方ではありませんが、この戦法ならアクションゲームが出来る方なら比較的戦いやすいと思います。
あとは長丁場になるので集中力を切らさないかの勝負。さぁ皆でレッツ!忍殺!!


って、ブログ書くために調べてみたら、後回しでも良いんか~いw
40%のトロフィーが空いてるから、変だと思ってたんですよね(涙


と言うオチなのでした。

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レトロホワイトニング失敗事例

2018年07月11日 21時34分42秒 | レトロゲーム

初めてペーパー方式でテストしたのはスーパーファミコンのソフトでした。
取りあえず漂白剤で白くなる事は先生に教えてもらって分かってたのですが、ドブ漬けに抵抗があったので色々試してみました。
これがなかなか上手く行かず、色々試した結果今の形に落ち着いた感じです。

今まで試した漂白剤と濃度は
・「オキシドール」:原液:2倍希釈
・「手間なしブライト」:3倍希釈:2倍希釈
・「ワイドハイターEXパワー」:2倍希釈:1.5倍希釈
但し、製品が変わると同じ希釈でも過酸化水素の量は違うと思います。

実際には濃度だけではなく、紫外線量も関わってくるので一概に「コレ」と決めつける事が出来ないのが
太陽光でのホワイトニングの欠点ですね。

ちょっとムラの写りが悪いですが、どれも光による反射や影などでは無く白い部分は写真以上に白く見えます。

●「何やっていない」スーパーマリオワールド
    
材質が違うのか裏面だけ黄ばんでくるんですよねぇ。

●両面「オキシドール原液」ペーパー方式で初めて実験したスペースインベーダー
  
元々かなり汚く黄ばみ+シミの様な物があったので色々試しました。
黄ばみは大分と取れましたが、やればやるほど悪化する事に...w
前面は良い感じになりましたが、背面が白くなり過ぎて異様なマダラです。

●裏面のみ「オキシドール原液」ペーパー方式で実験したカービィボウル
  
スペースインベーダーの次に実験したもので、ムラはマシになりましたが
やはり一部白くなり過ぎた部分があります。

上記の3つを並べてみました。
 
この実験により、どうも「オキシドール原液」では問題があるのではないか?と言う結論になりました。
添加物に「フィナセチンとリン酸が含まれているから」と言う可能性もあります。

●「ワイドハイターEXパワー1.5倍希釈」ペーパー方式で実験した98キーボードカバー部分
今回、始めてのワイドハイターEXパワーをペーパー方式で試しました。
前回ドブ漬け2倍希釈でもそれほど問題無さそうだったので、少し濃い目にしての実験です。
   
一部分が極端に白化しています。状態はオキシドール原液に近い感じで、白い部分とそうでない部分の差が激しいです。
原因は分かりませんが、異常に化学反応が起こった様な感じで、粉っぽい物が固まりになっている感じです。
一応、軽く削る感じに磨けば、少しはリカバリー可能ですが、写真では写らないムラは残ります。
 > 
ビフォー         アフター
恐らく、これ以上触ってもスペースインベーダーみたいに部分的に真っ白になって行くだけだと思うので、今回は誤魔化し磨きだけに留めます。
あまり白くならないムラはもう1度やればマシになりますが、白くなり過ぎたものは悪化するだけなので、触れなくなってしまうのが厳しいです。


●まとめ

簡単にですが失敗例をまとめてみました。

あくまでも推測ですが、希釈する事である程度の漂白限界が出来る気がします。
濃度が濃い場合、プラを侵食するほど漂白されてしまう可能性があるのかな?と。

一般的なホワイトニング紹介サイトでは「ワイドハイターEXパワー」を使うものばかりですが
自分が一番最初にEXパワーを選ばなかったのは、「効果が高すぎると思ったから」でした。
漂白活性化剤ってのが特に気になるんですよね。
「手間なしブライト」やノーマル「ワイドハイター」でも十分効果があると思っているので
これからも実験を続けていこうと思います。

常時確認可能なドブ漬け方式の場合は「原液で状態を見ながら」で問題ないかもしれませんが
「朝から夕方まで出しっぱなし」や「ペーパー方式で確認が困難」な場合は
希釈してある程度の限界を設ける方が、失敗時のダメージが少なくて済むのではないか?と思いました。

色々剥がしたりする下処理が大変ですが、基本的にどれだけ大きな物でもドブ漬け推奨です。
自分は場所と手間と資金的に苦しいので、ペーパー方式を色々実験しているのでした....マル 

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PC-6001mkIIを修理する-その2

2018年06月19日 08時21分23秒 | レトロゲーム

前回の続きです。

さて、電源投入時は全く問題ない様に見えるまで回復したPC-6001mkIIですが
何故か長時間起動していると表示に乱れが出てきます。

何とか修理したいのですが、なかなか核心に辿り着けません。
なので、ちょっとだけ気分転換からスタート。


●PC-6001mkIIにデータレコーダーを繋ぐ

初期状態より大分とマシになったと思うので、折角だからデレコの動作テストです。
NEC機と言えば、やっぱりデータレコーダーもNECシリーズに合わせたいので「DR-320」で検証してみようと思います。
ケーブルは初代6001と同じ、MSXでも使える汎用データレコーダーケーブルです。



ソフトは「野球狂」、以前PC-6001でロードしようとしましたが、MONモードに入れずメモリも足り無さそうだったので保留になっていました。
ロード方法がX1ユーザーにとっては難解...カセット、ポンっ!で動き出すX1のカセットドライブは何気に凄いのでしょうか?

 
「MON」でモニターモードに入って「R0」でロード開始の様です。
他のゲームでもロード方法は同じなのかもしれませんが、初めてPC6001mkIIでロードする場合はマニュアルがないと分かりませんね。
この頃の説明書は、各機種共通になっている事が多いのでX1用を所持していて良かったです。

起動したけど、なんかバグってる...

音量が大き過ぎて、ノイズでロードミスってる可能性w
ラジカセバックアップというのもあるかもしれませんが...

X1で動くボリューム位置「3」ではインフォメーションをスルー
ボリューム位置「5」でバグってると言う事で、次はボリューム位置「4」辺りでロードしてみましょう。
 
起動しまた。ゲームも問題なく遊べます。

このまま16℃ぐらいの状態で4時間ほど放置したところで、乱れが発生してきましたorz
あとは電源ラインのアルミ電解コンデンサをタンタルに戻してみるぐらいしか思いつきません。

絵が出ていると写真では分かり難い様です。
普通に冷却ファンでも付ければ問題ないんですけど外部電源を使うのは、なんか敗北感がw
最悪でもヒートシンク増設ぐらいに留めたいものです。


●PC-6001mkIIの故障探求-その3、放熱廻りの改善を試みる

もう今の所思い当たる節はこれしかないので電源ラインの仮の電解コンデンサも新品のタンタルに戻してみました。
気温はやっぱり室温16℃なので4時間以上放置は確定です。
何かプログラムが走ってる方が負荷がかかりそうなので、野球狂を起動しておきましょう。(これしか持ってないw)

今回のテスト用デレコはナショナルの「RQ-8100」です。NECのDRシリーズより安定してると思うのですが
見た目が普通のテープレコーダーっぽい感じなのが、あまり人気の無い理由でしょうか?
  
実際に遊んでる時の負荷を掛ける様に、CPU同士で対戦させて放置して動作テストです。
X1版と気持ち音楽が違う様な気がしないでもない。

ちらっと見たら一方的な展開になってた...
 
そしてチラツキも発見したorz

ケースを開けて動作確認しようとしたらチラツキ直ってるし....
以前より復帰の速度は確実に速くなってるんですけどねぇ~。やはり放熱しきれてない感じでしょうか?

もうこれ以上の部品交換は素人には難しそうなので、
取りあえずはグランドラインに簡易的なヒートシンクを取り付けてみました。
恐らく電源下のタンタル付近が怪しいのですが、近場に付けれそうな所が無かったので付け易さ優先で。

グランドラインさえ冷えていれば問題は起きないはず。

ん~大して変わらず...w
一列目の表示がオカシイですねorz

(一列目にブロックノイズ的なものが見えるのがソレです)

メインボードには放熱出来る空間が無いんよね...
上には電源やキーボードやRFビデオコンバータがある上、逆に電源からの熱に当てられると言う。

つまり、PC-6001mkIIを立て掛けてみろと言う事かっ!

  
うむ、やっぱり消えたw

立て掛けた状態で、もう1試合走らせてみました。

9回まで来たけど乱れ無し。


2週目


3週目の終わり近くなっても問題ありません。

室温も18℃でさっきよりは気持ち暖かめです。

立て掛ける事でメインボードの熱の逃げ道が出来ると同時に電源の熱も無駄にメインボードへ行かないって事なんでしょうね。
さてどうしたものかw

つまり、電源の熱が基盤側に伝わると症状が早く出る様で、基盤を冷やすのでは無く電源を冷やす方向で考えたらどうだろう?
立て掛けてる時は電源の通気口もそんなに熱くならないんですよ。
と言う訳で、電源廻りをどうにか出来ないか見てみましょう。


X1マニアタイプ等の場合、電源ケース全面を使って放熱する設計なのに対し
こちらはカバーはあくまでもカバーで、ただ乗せてるだけな感じ。基盤の付いてる底面から熱くなるんですよね。
X1マニアタイプの電源はアルミボディですが、こちらは鉄って感じですし...

そこで、内部の部品を効率よく放熱させるために、更にいくつかヒートシンクを付けてみました。
ちょっと素人作業で危険な香りもしますが、これで症状が治まるなら別に冷却ファンを付けたって良いですしね。
 
書き忘れてましたが、見ての通り電源内の電解コンデンサは全て交換済です。

ぐぞぉ~これでもダメかぁorz

しかし、処置を施す毎にノイズからの復帰が早くなっているのは間違いない。
ひたすら起動と放置を繰り返して、それらしい場所を絞っていきます。

で、行き着く先は、やっぱりココか...

ココ以外が熱を持っても症状は出るのですが、取分け放熱が間に合ってないのがこの部分と言う事だと思います。

このC3のタンタル辺りが熱でやられてノイズが出る様です。
そして、そのタンタルに繋がってるIC1(NEC C1212C)このICだけ何故か放熱板っぽいのが出てるんですよねぇ...怪しくない?w


グランドラインへ熱が逃げやすい様に、表面にもハンダを盛ってみました。
しかし、このICを調べてみると「AUDIO POWER AMPLIFIER」とオーディオICっぽいので映像の乱れとは関係無さそうなんですけどねぇ。

タンタルは交換してるし、これでダメなら105℃品の電解コンデンサを入れてみるとか?
タンタルの方が温度変化に強いとは言え密閉されてる感じで放熱性は悪そうなんですよねぇ。まぁ素人考えなんですがw


●PC-6001mkIIの故障探求-その4、放熱以外の可能性

この回りが関係あるのは間違い無いと思うんだけどなぁ...


そこで、ふと「オーディオIC回りがオカシイ」と言う事で、
通電したままスピーカーを外そうとして配線に触った時(オススメしません)、ノイズの感じが変化した?
早速配線を外してみると、一瞬でノイズが消えた...

「スピーカーから何かノイズが出るのかな?」と思いましたが、それなら最初からノイズが乗るはず。
なので、このICが熱を持つとノイズを発する可能性。
だからと言って音に反応してノイズが変化する訳ではないので、根本的に「ICの電源が入っている」事が前提なんでしょうかねぇ?

場所は丁度電源とキーボードの境目辺りなのですが、両方に覆われてしまって熱が逃げにくいんですよね。
試しにキーボードをずらした状態だと、ノイズが見る見る消えて行きます。

ここまでテストしてみて、もうこのIC以外には考えられないので交換してみる事にしました。
ん~無駄にアースハンダ盛してしまって外すのに苦労しましたorz


IC1のパーツは「NEC C1212C」オーディオパワーアンプの様です。
当然、新品を手に入れる事は難しく(在庫輸入とかならありそうですが)
たまたま共立電子でICの乗ったジャンクパーツが検索にかかったので、このIC1を交換してみましょう。

  
ジャンクと言う事で初期不良も考えて念の為ICは複数個購入。取り合えずメインボードにはソケットを付ける事にしました。
放熱が関係していると思われるので、放熱板をグランドラインに刺さなくても大丈夫か?と言う疑問は残りますが
逆にこの放熱板から直接フレームに繋げば、グランドラインを温めずに放熱する事が可能かもしれません。

しかし、放熱板はICのアースも共通だったようで全く音が出ませんw
まぁ取りあえず音は出なくても動いているし、このICが原因なのかこのままテストです。

「ぐぞぉ~これでもノイズが発生するぞい。」
つまり、IC1が原因では無いって事?もうなんでぇ~????orz

それでも、この辺りのグランドラインが熱を持つ事で、パスコンの特性が失われてしまってノイズを吸収出来ないというのが素人考え。
そしてノイズが酷くなった時を見計らって、例のIC1辺りを冷やしてみました。(IC1は外して付いてない状態)



??????

「症状が改善されねぇ!!」

今まではここを冷やす事でノイズが一瞬で消えて行ったのですが、今回は全く変化なし...どうしろとw


もうこうなったらヤケクソ!!
取りあえず、グランドラインをあちこちイジってみて変化を見てみると
今度はRFビデオコンバータのケースの足を触るとノイズに変化が現れました。

そこで、表示をRGBに切り替えるべくピンアサインを調べて中華アプコン(GBS-8200系)に繋いでみると映った!!
  
「この中華アプコン、まぢ使える奴!!」(この頃、31kHz出力機器はコレしか所持してませんでした)
そして、RFビデオコンバータの配線を外すとノイズが消えると言う...

「こいつか?こいつなのか?」

そのまま放置。しかしまたノイズが現れますorz
「もうwやっぱりグランドラインの熱やん!!」一瞬期待させやがって...

RFビデオコンバータもIC1オーディオアンプも取り外した状態で放置し、症状が出たら検証スタート。
しかし症状が出た後に、RFビデオコンバータやIC1付近を冷やしても変化なし。

「やっぱ何処かのタンタル付近が怪しいんだろうなぁ」

っと、電源ラインのタンタルを冷やそうと思った時、ノイズに変化が!!
そこは電源のコネクター廻りなんです。

「まさか...電源コネクタ?」

しかし、こればっかりは外して検証する訳にもいかず。
ここで変化があると言う事は、あとは電源のノイズが出てきていると考えるのが普通?

まぁ今までの引っ掛け問題があったので、今回は早々に結論を出せません。
端子を触っている間にノイズが消えたので、また暫く放置してノイズ待ちをする事に。
そして症状が現れました。

「もう逃さねぇ!!」

起動したまま電源のコードを一本一本軽く触って調べてみると、キターーー!!グランドラインorz
まぁ当然っちゃ当然の結果だわな....


つまり、電源のアースが綺麗に取れない事で、ノイズが乗ってしまっている可能性。
メインボード全体を冷やす事で症状が改善されるため、熱でノイズが出るのも間違いないですが
それも電源のアースに原因があるのでしょうか?

(写真はタンタルコンデンサに戻す前のテスト時の状態)
本来なら、熱変化によるノイズもアースで吸収しきれるはずなのに
電源のアース不良により、吸収しきれなくなると言うこと?

「んなもん、分かるけぇ!!!」


●PC-6001mkIIの修理-その2、電源ユニットのコネクタ修理を試みる

物凄く遠回りしましたが、電源ソケットのコードって修理出来るでしょうか?

感じ的にはRGB-VIDEOコンバータ [RGB-VIDEO-CV04N]のRGBS入力に似ているのですが
電源だしちょっと違う気がしないでもない。対応コネクタケーブルを引っ越し半額セールの時に買っておいてよかった。
 
サイズはピッタリの様ですね。電圧や電流的に問題ないかどうかは分かりません...
まぁ、最悪修理不能なら交換する方向で。

原因は、端子の接触不良か端子と配線の接合部分の接触不良だと思うのですが...
「大体の端子って金属部分が外れるように出来てるよね?」って事で分解を試みます。

この四角い所に細いのを突っ込むと...
  
「外れたっ!」

ん~見た目は断線とか無さそう。抵抗を計りながら配線を触ってもホボ0のままなので大丈夫そう。
と言う事は差し込み時の接触不良?
接点を少し磨いて、外したコネクタ金属の間隔を気持ち程度狭めてみました。
あとは電源ケース内の電源ケーブル部分もハンダ盛りしてみました。

動作テストです。5時間ほど野球狂のCPU対戦を走らせてますが、今の所ノイズは発生していません。

ただ外気温が低く(約15℃)電源部分もそれほど熱くなってないんですよね。
オーディオアンプが付いてないってのも多少はあるかもしれません。

一応、オーディオアンプを元に戻して動作テスト。
ノイズ自体が増える要因「グランドラインの熱」だと思いますが、設計通りならそのノイズを消化出来る構造で
今回、そのノイズを消化出来なかった原因「電源のアース不良」だった、と言う事だと思います。
原因が分かれば後は対策を考えるだけなので、一旦は修理完了と言う事にしておきましょう。

「冬場でこれだと夏場はやっぱりダメなんじゃないかなぁ?」と思ったり。
あとは外気温が高くなってからさらに検証して行きたいと思います。


気温が30℃近くになる事が多かったので、耐久テストをしてみましょう。
今回のブログを書くために数か月ぶりに引っ張り出してきました。

「ガーン!いきなり出とるやないかぁ~い!」


「ふっふつふっ。もう犯人は分かっているのだよ!」

「あれ?電源コネクタ触っても変化ねぇ~~なぜだぁorz」


●PC-6001mkIIの修理-その3、表示乱れの元凶

念の為、一旦全バラしてアースにハンダ盛りしたり、あちこちのコンデンサを点検してみるも変化なし。
となると、残る点検個所は電源ぐらいしか思いつかないので電源をバラシて見てみました。

接触不良を疑って、あちこち叩いてみるも変化なし。
「電解コンデンサの選定ミスかな?」とも考えましたが、一時的でも正常に表示されていたのでそれも無さそう。
「う~ん、う~ん」と唸りながら電源と睨めっこ。

電源で唯一気になる個所は...

「この可変抵抗なんだろう?」

無知とは怖いもので、ボタンがあると押したくなり、回る物は回したくなるんですよね...(何歳児なのかw

長期放置で可変抵抗が接触不良になってる可能性も考えて、
恐る恐るホンの少し回してみると...

うはwwwwバグ文字が変わったwwwwww

こりゃ怪しいって事で調整してみます。

 
左に行き過ぎるとバグが酷くなりましたw(ファンクションキーまで...)
右に行き過ぎても白く塗りつぶされた画面になってフリーズしてしまいます。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」ギリギリでバグらない位置に調整しておいて、テストしてみましょう。

調整直後は電源を入れ直すとバグ表示になったりもしていましたが
2、3度再調整しているうちに完全に出なくなりました。ゲームも問題なし。


カバーを付けて、室温28℃前後で”12時間”放置していますが、今の所は問題無い模様。
また引っ張りだして時々確認してみる必要はありますが、取りあえずは修理完了な気がします。

ん~、今回も色々と勉強になりました。



●まとめ

なんだか後半、急展開でバタバタしてしまいました。
ブログ上げようかと思って引っ張り出して来たら再発していて泣けました。

ただ単にパーツが熱によって「挙動がおかしくなる」なら、ある程度分かり易かったのでしょうが
熱によって「ノイズが大きくなる」事があるようで、その事を知らなかった自分は何とも遠回りをしてしまいました。

通常時はそのノイズも吸収出来る回路(パスコン等)になっているのでしょうが
初期の頃は処理出来るはずのノイズが、アース不良によりメインボードから逃がす事が出来ずに
表示が乱れてしまっていた感じでしょうか。

この発生するのノイズが正常なものなのかどうか素人の自分には分かりませんが
ノイズを取る為のパーツが付いていても、肝心の逃がすアースがキッチリ取れてないと
別の場所(フレーム等)から電流が戻る事になりノイズの原因になっているのかもしれませんね。
基板などでグランドラインが太い理由は、この辺にも有りそうです。

さらに、電源内に可変抵抗が1つあって、そこを触る事で表示の乱れを簡単に確認出来ました。
この可変抵抗がどの様な役割をしているのかは、今の自分には分かりません。
予想では今回の様なパーツ交換等によるノイズ取り調整用とも考えられますが、あくまでも予想。
電源自体にも色々調整する場所が有る様ですが、動作しなくなる可能性もあるので
むやみやたらとイジクリ回さない事をお勧め致します。

2018/6/21追記

可変抵抗について、えすび様よりコメントを頂きましたので、併せてご覧下さいませ。
電圧調整用だった様で...くわばらくわばら。

2018/06/22追記
折角なんで、今の状態の電圧を計っておくことにしました。
正常時

+ -
赤/黒:  4.99V
橙/黒: 12.19V
青/黒:-12.30V
青/黄:-12.29V
赤/黄:  5.00V

1列目が乱れる時

赤/黒:  4.55V
橙/黒: 11.20V
青/黒:-11.32V
青/黄:-11.33V
赤/黄:  4.54V

まだ、取り外して抵抗を計った訳ではありませんが、可変抵抗の位置が明らかに偏っている事から、
可変抵抗が悪くて電圧が下がってしまっている可能性はあります。
回路が熱を持つ事によって抵抗が増し、回路全体の電圧が下がってしまうと言う事なら、
今回の症状は凄く腑に落ちますよね。
ただ、正常品の電圧が下がって一列目だけ表示が乱れるとも思えないので、
根本的に何処かにノイズが乗っているのかもしれませんね。


基本的にデータレコーダーの動作テスト用に購入にしたのですが
修理で色々調べている過程で、PC-6001mkIIが16色表示が可能になるアダプターだとかのハード工作の情報もあるので
追々、色々な工作にチャレンジしてみたいですね。

いやはや、なかなか難解なレトロPC修理も時には楽しいものですね♪(直ったからだろうけどw)
ツイッター等をみていると、割とNEC系のレトロPCで似た様な、時間で発動するノイズが出る事がある様です。
今回の様な1列だけのものは見かけませんが、ノイズが発生した場合グランドラインや電源の点検をしてみては如何でしょうか?

以上、PC-6001mkIIの修理でした。




○「画面にノイズが出る症状」の修理までの流れまとめ
(RFビデオコンバータの修理部分は省略)
・購入時
起動した時から1列目に表示の不具合があった(電源投入時から常時)

・部品交換その1
アルミ電解コンデンサの交換と電源付近のタンタルコンデンサをアルミ電解コンデンサに交換。
これで起動時は正常になったが、数分で1列目に表示の不具合。
時間経過と共に発症と言う事で熱暴走的なものを疑う。

・原因調査その1
メインボード全体を冷やすと症状が治まる為、熱を持つICを疑う。
全てのICに冷やしたヒートシンクを順番に乗せてみるも変化なし。
どうも特定の場所では無く、何処を温めても発症する感じ。
全てが繋がってるグランドラインが熱を持つと乱れる事を発見。

・部品交換その2
グランドラインのパスコンが怪しいと言う事でセラミックコンデンサも全交換。
発症までの時間が伸びた気がしないでもないが、完治せず。

・原因調査その2
「熱」「アース」「ノイズ」辺りに何かあるのは間違いない。
メインボードにヒートシンクを付ける>効果なし
ボディアース部分にヒートシンクを付ける>効果なし
電源自体が放熱し易いようにヒートシンクを付ける>効果なし
筐体を立てかける>効果あり
以上の事からメインボードに熱が当たる事が直接の原因の可能性。

・原因調査その3
不良部品の特定をする為にテスト。
C3のタンタルコンデンサと、IC1のオーディオアンプ付近で特に変化が大きい。
タンタルは新品なのでいきなり壊れているとも考えにくい
どうも、IC1から出ている”鉄板”がヒートシンクっぽい?
IC1のアース不良を疑ってハンダを盛って熱が逃げやすくするも変化なし。

・部品交換その3
IC1(オーディオアンプ)を取り換えてみる。症状変わらず。

・原因調査その4
IC1を取り外した状態で動作テスト。症状変わらず。
この付近を冷やすと以前は症状改善されていたものの、今回は改善されず。その他の場所をテスト。
スピーカー端子やRFビデオコンバータ付近で変化あり。端子を外すと症状改善。
スピーカーもRFビデオコンバータもIC1も、全て無い状態で動作テストするも、症状変わらず。

・原因調査その5
電源ラインのタンタル付近で変化あり。
電源端子を調べると、アース線を触ると反応あり。一瞬でゴミが消えたり急に出たり。

・コネクタ修理
メインボードの電源端子清掃と、電源コネクタを分解清掃調整で
4時間ぐらいは問題なし(冬季15℃ぐらい)
しかし、暫く期間を置いて引っ張り出してみると、購入時と同じ症状に。

・原因調査その6
メインボード、アース関係、コンデンサ関係を点検するも原因不明。
最後に触ったのが電源廻りという事で電源点検。

・最終修理
可変抵抗が1つあり、回すと1列目の乱れに変化あり、調整する事で表示が正常になる。
最初からこの調整だけで正常表示されていた可能性もありますが
アースコネクタの接触不良や電解コンデンサなどの複合要因であった可能性もあります。

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PC-6001mkIIを修理する-その1

2018年06月17日 19時33分00秒 | レトロゲーム

本日のデレコテスト用機体はPC-6001mk2です。

PC-6001の時に、野球狂の安いソフトをGETしたのですが、そのままでは動かず
PC6001用のROM/RAMカートリッジはそれなりの値段するし、
ノーマルメモリーで動く、値段が頃合いの市販6001用ソフトが中々出てこない所に
ボロいmkIIが安く出てたので購入してみました。


●PC-6001mkIIの初期点検

開封の儀からの大掃除中。状態は、まぁそれなりです。カドに擦り傷が少々。
  
  
キーボードに緑色のデロッっとしたものが付いてたので、外して綺麗に掃除しました。
それほど焼けてないので、掃除だけで十分綺麗になりそうです。

○分解手順
を追加しておこう。特別分解自体は難しくないのですが、何も考えずにバラしてしまうと
RAM/ROMのスロットの所が取り付ける時に悩むかもしれません。

・本体裏のネジ6本外します。(内1本は背面にあるので忘れない様に)


・カバーにスピーカーが付いているので配線に注意しながら右側にカバーを外します。


・ココからは人によって変わると思いますが、自分は銅板をキーボードに付けたまま外すので
キーボードじゃない方(本体側)のネジ2本を外します。
  

・キーボードをズラシてコネクタを2本抜き、キーボードを取り外します。


・電源ユニットの土台ネジ3本外して、ボードのコネクタを外し、電源コードの所を上手く交わして取り外します。
  

・背面のスーパーインポーズコネクタ(ネジ2本)を外しておきます。


・RFビデオユニットのネジ3本外して、コネクタを外してユニットを取り外します。


・ROM/RAMカートリッジスロット部分の組み付けが慣れるまで面倒なので、外す時に構造を良く理解しておくと良いでしょう。
ネジとコネクタを外しておいて。上蓋を起こす様に取り外します。(コネクタはマイクロスイッチのなので、後からでもOK)

スロットの蓋を押さえるバネが飛び出しますが、取り付ける時に押さえるだけなので覚えておきましょう。
マイクロスイッチも乗っかているだけなので、向きを覚えておいて取り外します。

・メインボードのネジ5本+背面プリンタとフロッピーコネクタの基板側のネジ4本外して

基板の手前側を持ち上げて、中央の金属ステーをかわして取り外します。

以上が分解手順。


電源内部の埃が凄かったので、念の為基盤洗浄だけしておきました。
キーボードの緑汚れは、電源スイッチの何かとろけた様な緑の可能性?


電源ユニットの電解コンデンサの頭が少し膨れていますが、このタイプは上のプラが熱で変形しているだけの事も多く
押さえるとベコベコするので、液漏れ爆発寸前の物とはちょっと違う場合が多いと思います。
どの道、電解コンデンサは全て交換予定です。

メインボードはそれほど酷くも無かったので表面のみブラシで掃除しました。
いつもの青タンタルを測ってみたところ、短絡はしてなさそう?意外とそのまま使えるのかも。と浅はかな期待。

取りあえず軽く点検と掃除が終わったので動作テスト。
RFとコンポジットのアプコンを使います。


おぉ、起動したっ!しかし何かおか~しい...

  
左端にゴミが....

モードを選んでBASICを起動しても左の1列目の表示がおかしいです。
  
本来の表示が出なくて別の文字が表示されてる感じ。機能的には一応動いている様ですが...

となると、何処が悪いの?w
画面全体が乱れるとかなら何となく分からないでもないですが1列だけって....

表示系のRAM周りとかだったらナムーですねorz
何処かに目に見える不良がないか、チェックしてみましょう。
まぁ、このままでも動作テストぐらいなら使えそうではありますが、気になって仕方がない。
各部分の、基盤洗浄を試みます。


●PC-6001mkIIの修理-その1、「表示回路の修理」

表示がおかしいと言う事で、RFビデオコンバータを掃除してみました。
洗浄後に再度テストしてみようと思ったら、コンポジットが何故か映りません。
取りあえずRFでテスト。ん~変わらず表示されません。
表示関係の信号が正常に流れてないんだとは思うのですが、回路図も無いしな~。

でもなぜコンポジが映らないの?
と蓋を開けて調べていると、何かが転がってきた....
 
どうやら電解コンデンサ漏れの隣の抵抗が完全に侵食されていて掃除した時にもげた様ですorz

腐食などで抵抗の色味が分かりません...青緑茶(か黒)の抵抗だと思うのですが。
横の電解コンデンサが犯人なので、どの道交換は必要です。

~~ ちょっとパーツの仕入れ待ち ~~

画面全体が乱れている訳では無い事から、1列目が乱れる問題点は信号が出来上がった後ではなくて
表示の信号を作る時か送る時に問題が生じてる可能性があるのではないでしょうか。

特別な知識も機器も無い自分がこの故障個所を見つけるのは難儀しそうですねorz

取りあえず電解コンデンサと抵抗の部品が揃ったので交換してみましょう。

腐食してしまった抵抗が分かりませんでした。
辛うじて読めるかな?程度で大体68Ω、65Ω、75Ωって感じでしょうか。
65Ωは売ってなかったので、取りあえず68Ωと75Ωを買ってきました。
悩んでいる時にふと思い出す。
映像信号で度々出てくる75Ω。そう終端抵抗でよく見かける数値です。
「青緑茶」に見えたのですが、紫が薄くなって青に、黒が薄くなって茶色になった可能性が高そうです。
つまり「紫緑黒」の可能性。

よし、75ΩΩΩ<ナ、ナンダッテーに決定w

電解コンデンサ、巻き込みパーツ劣化を生み出す、諸悪の根源です。
 
RFビデオコンバータのコンデンサがかなり来てますね~。

メインボードの電解コンデンサは4本だけ。
多くはタンタルコンデンサですが、ショートモードで故障している物は無かったので今回は保留。
ただし初代のPC-6001でも壊れていた電源周りのタンタルだけテスト用に交換しておこう。
テストでタンタルは勿体ないので、アルミ電解コンデンサで耐圧50Vの電解コンデンサを確保

一応、「パスコンって何?タンタルからアルミに置き換えて大丈夫?」と先生に聞いておきましょう。

「バイパスコンデンサ」の略です。こちらのサイトが分かりやすいですね。
その他のページも見て回った結果、アルミ電解コンデンサでも動くけど、問題が出る可能性もある。って事なんでしょうね...
結局もう、替えてみるしかないw

取りあえず、電源に近い場所のタンタルコンデンサを、アルミ電解コンデンサに置き換えてみました


電源部分も買い忘れで足りなかったコンデンサ1個だけ残して交換完了。
ささっと組み直して完成です。

まずはRFから表示テスト。
おぉう!表示された!!しかも1行目のバグ表示も直っとる!?
 
電解コンデンサかタンタルコンデンサがダメになって、ノイズか何かが乗ってたのかもしれませんね。

しかし、そのまま暫く放置していると、例の1行目がチラチラとし始めますたorz
ん~最初は綺麗に映ってたのになぁ...なんなんだろう....



●PC-6001mkIIの故障探求-その1、「表示の一列目がおかしい原因を探る」

ひょっとして、タンタルコンデンサの劣化とかあるんでしょうか?
最初からダメって訳じゃなかったので、
「ある程度電気が流れたら」、「電気が流れて温もったら」の、どちらかが表示が乱れる要因な気がするんですよね。
表示がダメになった後に再起動してみても変わらず。

取り合えず1日寝かせてみました。

翌日は正常に戻ってるし...
これは回路が放電された為か、冷却された為のどちらかって事でよろしいでしょうか?
暫く放置して温度を上げてみましょう。生憎、冬場の為に現在の気温は20℃しかありませんorz

動作環境は、トップカバーを外した状態。

接触不良などの不具合だとパーツを直接叩いて点検出来るので、オープン状態の方が都合が良いのです。

そして、30分程離席して戻ってみると...

やっぱりかorz

次は、このまま一旦冷却してみましょう。
RFコンポジットユニットあたりにファンを置いてみると、少しづつ見えるようになってきた様な気が?
 

そして、電源を入れたままファンを回して冷却したまま10分ほど離席して戻ってみると

ビンゴ!!完全に正常表示に戻っていました。

どうやら、パーツの劣化ににより温度が上がる事で特性値か何かが変わってしってノイズが発生してしまうのか、
温度が上がってノイズを取りきれなくなるのか、って感じでしょうか?
ん~この症状は初めて遭遇するパターンなので、どのパーツが悪いのか全く検討が付きません。

表示のされ方が安定しないって事でノイズっぽいのは間違いなさそうだしコンデンサ関係な気がするのですが
素人にはそれ以上の特定が出来ません。


あまり良い状態とは言えませんが、確認し易い様にバラバラの状態で
症状を再現させてみましょう。
 
放置する事数分....早速きやがりました。
 
さて、ここからどうやって特定するか...


ファンによる送風だと全体的に冷やされて特定できません。
なので氷を直接当て...イヤイヤ、流石にマズイでしょうw
水分を落とさないように冷やすにはどうすれば?

本当は良くないのだろうけど、指で軽くICを触ってみると、このICが異様に熱いような?CPU回りでしょうか?
「D8049C 529」と「D780C-1」です。
試しに一度冷やしてみようと「D8049C 529」の方に、シリコングリスを少量塗ってヒートシンクを付けてみました。

変わらずw

「こうなったら、直接送風だ!!」

ドライヤーの冷風モードでICを冷やしてみると、徐々に表示が正常に戻っていきます。
「しかし結構時間かかるな...」
  

試しに色々な所に当ててみると、どうやら別の場所で急激に良くなったり悪くなったりする場所を発見。
CPU回りより、こちらの方が怪しい気がします。
色々風向を調整しながら確認するも、かなり大雑把な位置しか特定出来ず....しかし、大体の位置はつかめました。
 
この一角が凄く怪しい。メインボードの左下辺りです。

最終奥義を使うしかないか...

その名も「」!!

orz

流石に直接はマズイので、ヒートシンクをキンキンに冷やして当ててみる事にします。

保冷剤の上にヒートシンクの図。

サッと水分を落としてICに乗っけてみる!!

乗っけてみる!!

乗っけてみる!!

乗っけてみる!!

え?どれも変わらず?w

他のパーツも試してみていると、どうもグランドラインに繋がっている海賊王もとい
パーツを冷やして行くと、表示が元に戻っていく様な気がします。
特に、写真のフレーム付近の太いアースパターンですね。

試しに、全く違う場所をドライヤーで温めてみると、あっと言う間に元の乱れた画像に戻ってしまいます。

グランドラインに問題がありそうと言う事で、やはり疑うべきはパスコンと言われるバイパスコンデンサでしょうか?

そこで、冷やしたり温めたりしながらパスコンを一つづつ触ってみると、
明らかに表示に変化が現れるものが見つかりました!!

C3で16V2.2μFの青いタンタルコンデンサです。
ん~2.2μのコンデンサは買ってないなorz

最初、指で押さえると正常に戻る事から、ハンダクラックかと思ったのですが
木の棒などで押さえても全く無反応なんですよね。

つまり、自分の指がアースとなって、回路のノイズを逃がしているって事なのかな?w
車のラジオとか、アンテナを手で触ると自分がアンテナになるのかアースになるのか
音声がクリアになる事ってありましたよね。(最近は引っ張り出すアンテナもあまり見かけませんが)

まぁ、大体の原因は特定出来た訳だし、ちょっと勉強しながら考えてみようと思います。


●PC-6001mkIIの故障探求-その2、「温度による表示の乱れを調べる」

温度変化によりノイズが乗る上、特定の部分に触れると症状が改善される事から、コンデンサだと思うのですが、うむぅ~。

まずは、もう一度コンデンサのおさらい。
周波数特性が良くて熱に強い「セラミックコンデンサ」
極性はあるけど大容量な「電解コンデンサ」
温度による容量変化が小さく精度の高い「フィルムコンデンサ」

今回は、起動時は正常時間経過と共に不具合が発生する
消去法で行くと「回路の温度」で精度が一番変わりやすい「電解コンデンサ」に問題があると思うのです。

回路内の電解コンデンサには、アルミ電解コンデンサとタンタルコンデンサがありアルミ電解コンデンサは全て交換済。
このアルミ電解コンデンサを交換する前は、起動時から表示が乱れていました。
交換後は時間の経過と共に変化する様になりました。

「やっぱり、タンタルコンデンサぐらいしか原因が思いつかねぇ!!」

さて、タンタルコンデンサ1個40円ぐらいで、
ノイズ取りに使われているであろう小容量のものは7個、つまり280円ぐらい。「なら替えてしまおう!」
アルミ電解コンデンサに替えようとも思ったのですが、特性値はやはりタンタルの方が良い様なので同じものに交換する事にしました。

よ~し、レッツ!タンタル交換!!

交換前         交換後
 

念の為、他のコンデンサ(セラミックコンデンサ等)も仕入れているのですが、取りあえずこれだけで動作テストしてみましょう。
当然?ですが最初は問題ありません。

30分後

冬場なので、まだまだ安心は出来ません。

40分後

ガーン!!やっぱりまだ直ってなかったorz
写真では分かり難いですが、大分とチラつきが出てきました。

50分後
 
写真で撮ってもハッキリわかるぐらいになってきました。もうここまで来たら同じです。

1時間半経過

完全に元の状態です....

うむむぅ~。分解して再点検。
「どこかなぁ~?」と色々触っていると、やっぱりこのタンタル辺りが怪しいんですよね。

ここを冷やすと早く正常にもどります。パーツに触れると変化があります。
特に、一番左のタンタルが反応し易いです。

もう一カ所は、電源ラインのタンタルをノーマルに置き換えた所。

一番右のコンデンサだけ反応します。やっぱりタンタルじゃないとダメなのかすら?
しかし、他の所を温めても同じ症状になるし、部品自体が悪いとも考えにくい。

困った時は...

「助けて!ググル先生!!」

「熱」に反応する「ノイズ」で尋ねてみると、そのままズバリの「熱雑音」と言うノイズがあるらしい。
詳しく調べてみると、全ての部品には一定の抵抗があるので電気が流れれば必ず発生するノイズの様です。
ちょっと「温度の熱」とは意味が違った様です。

しかし素人判断では「熱による特性値の変化によってノイズを取れなくなっている」としか考えにくく、
特定の場所や部品だけで起こっている訳でも無いので「交換できるだけパスコンを交換してみる」ぐらいしか思いつきません。
なので、普通のセラミックコンデンサから全交換してみようと思います。


大体主要部分は終わりました。
あとは3端子のノイズフィルタとか大き目のは、そのままです。

交換は終わったのですが、ちょっと気温低過ぎで検証にならないw
13℃って...

流石に2時間ほど放置しても全く変化なく通常運転です。
直ってるのか外気が冷えてるからなのか分からないw
試しにケースの上から満遍なくドライヤーで温めてみても問題なし。

「直接基盤を温めたらどうだろう?」
これで乱れが無ければ100%ミッションコンプリートです。

流石に直接当てると一瞬でダメだったorz


しかし今までと違う所は、ドライヤーを止めると比較的短時間で元の状態に戻ると言う事。
「これは外気温が低いから」という可能性も否定出来ませんが、明らかに回復が早い。

ん~。色々考えているのですが「パスコンはノイズだけでなく”熱”を逃がす役割も担っている」と言う事は無いでしょうか?
先ほど勉強した「熱雑音」ですが、回路を通過する度に温度が上がりノイズが発生するのは確かで、それをパスコンを通してアースに放熱する。
アースはフレーム等に繋がっている事がホトンドで、それらがヒートシンクの役割を果たしている可能性があるのではないか?という素人考えです。

あまりその辺りの回路設計的なワザ?の情報が引っ掛からないんですよねぇ。
数多く見られたページでなければ見つけ難いのはググル先生の弱点でもあります。

「ひょっとしたらソフト走らせたら案外分からないのかも?」と思い、実際にゲームを起動してみる事にしました。


つづく

「PC-6001mkIIを修理する-その2」へ

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MSX2(FS-A1MKII)を整備する

2018年06月03日 21時24分42秒 | レトロゲーム

本日のデータレコーダーテスト用機体はMSX2(FS-A1MK2)です。

MSXやPC-8801は機種が多すぎて何が何やらサッパリ分からないのですが
幸いにも手持ちに1台あったので、整備してみようかと思います。


●特殊な電源アダプターを自作してみる。

このMSXの電源アダプターは特殊で、DC9Vと、AC18Vが同時に出ているんですよね。
なんで交流なんて要るのかと調べていると、交流から+12と-12Vを作りだしている様です。

一時、普通のACアダプターをMSX用に改造する動画などが有ったようですが
色々問題があったのか、自分が見つけた時には既に削除されていて見る事が出来ませんでした。
「自分でも作れないかなぁ~」と原理を色々調べてみるものの分からず。
電源廻りは下手に触ると火災の原因にもなるので、アダプターの改造は安全の為に断念しました。

他にもMSX用外部電源ユニットの同人ハードとか出ていて電源が壊れても使える安心感は有難いですが、
同人ハードは一期一会で、欲しい時に買えない事も多いのが残念な所ですよね。

今は仮に動けば良いと言う事で更に検索していると
どうやら+9Vだけでも動くらしい。しかし3本入る特殊なアダプター端子が無いんですよね。


有るか無いか分からないアダプターの端子を探しにジャンク屋を駆けずり回ったり、
端子の為だけに合うか合わないかの別のアダプターを買うのもアレなんで、結局アダプターの端子は自作する事にしました。

妄想としては 「金属端子を突っ込んでグルーガンで固めて引き抜く!」 シンプル!

頭の金具だけ欲しかったのですが適当な物が見当たらなかったので
バッテリー等に使われる電源用かと思われるコネクターを購入。

そして分解して金具だけ取り出すw
何か良い素材は無いものでしょうか?

そのままでも大丈夫かもしれませんが、念のため絶縁板を挟んでおきましょう。ただのプラ板です。
 

一度バラしてから、端子(本体側)にワセリンを塗りたくります。
過去記事のコントローラーの改良に使用した「ワセリン」ですが、何故だか最近「引っ付かない安全な素材」としての出番がw
引っ付かない様にする為なので、プラにダメージの少ないシリコングリスかラバーグリスとかでも良いかと思います。

再び端子を刺した状態からグルーガンを流し込むだけ。
根本の方にまで行き届く様に注意して、ドロドロの内に押し込む様に埋めて行きます。
カチカチに固まるまで、そこそこ時間を置いた方が良いと思います。
コード部分は熱収縮チューブを重ねて耐久性を上げておきました。
  

引き抜いてみるとホボ理想形に仕上がりました。ただ、もうちょっと絶縁板が短い方が良かったみたいorz

抜き差しも割とスムーズですが、なにせグルーガンなので耐久性はかなり低いと思われるので、普段は刺しっぱなしでも。
どの道アダプターを汎用にするので電源はそちらで脱着。


思ってたより簡単にカプラー完成♪
色々探さずに、最初っからこの方法でいけばよかった。


問題無く動いてそうです。

このままディスクドライブを付けてみても普通に起動してます。
FDDが外部電源なので結局自分には交流18Vは必要なかったと言うオチでよろしいですか?



●MSX2がお亡くなりになりましたか?orz

中を掃除してたら、何かが転がってきた...

ぎゃ~っす!コンデンサが液漏れ&腐食で脆くなってた様ですorz

中古の電解コンデンサを付けて電源を入れ直してみると、黒い画面が一瞬点く感じにはなるけれど黒いまま。


「壊れたぁ~!!」iiiorziii

電源ランプは点灯してるので、中のレギュレータが飛んだとかではなさそう。
コンデンサが取れた個所が何なのか調べてみると、どうやらコンポジット&RF表示やら音声やらの回路らしい。

と言う事は、表示以外は動くのか?って事でカセットを差し込んでボタン連打で適当にスタート。
おぉ~音声は生きてるっぽいから、その他も大丈夫そう?
ハッキリ言って、この上乗せ基板回路全てが腐食気味で、丸々交換したいぐらい。
しかし、どっかのブログの修理過程をみてみると、チップ抵抗やらIC交換しても上手く映らなかったりで大変そう。

コンポジ関連の回路なら、RGBだったら関係ないのかな?
と言う事で、X1で表示可能なカーナビモニターへの接続を試みる。

同期信号が複合同期なので、X1と違ってストレートで繋ぐだけで良さそう?


ん~、この「カーナビRGBモニター(15kHz)」が意外に役に立ってるw
  
普通に15KHZを映せるモニターがある人には必要無いのでしょうがC-SYNCなので、分離回路が必要なくて良いんですよね。
X1みたいにHとVが分かれてるやつも、簡易的に合成が可能なのでソニーのAVマルチ端子付きのTVと同じ様に扱えます。


●MSX2(Panasonic A1mkII)の延命処置

コンポジットが映らなくなってから1年ほど放置していました。X1Cイジリが楽しくて楽しくて...

再度現状を確認しておきましょう。
RGB出力よりカーナビ15kHzモニターで表示されますが、RFやコンポジット出力では表示されません。
出来れば修理したい所ですが、電解コンデンサを交換しても映らなかったので、どうすれば良いのやら...

今はコンポジット表示の所だけ電解コンデンサを交換しただけで
このままだと、このMSXも寿命を待つだけになりそうなので全ての電解コンデンサを交換しておきましょう。

○分解手順メモ
・裏面の4本のネジを外すと表のカバーが外れます。
 

・キーボード左上のネジを外すして、右側のキーボードフレキ配線を抜きます。
 

・メインボードのネジ(端子部分も含む)を全て外します。
・バックアップ電池の端子が付いてるので、基板を持ち上げつつ、端子を引き抜きます。

・メイン基盤が取れたあとはヒートシンクを外さなければ全ては見れません。
・レギュレータらしき部品のネジを外して、基板裏側のヒートシンク止めを捻じって外します。


・ヒートシンクが外れたので作業開始


・完了!!


コンポジット基板は既に映らなくなっているので怪しいですが、
最初に取れてしまったコンデンサ以外のコンデンサも交換して基板洗浄をしてみました。
パターンが剥がれて酷い状況です。


キーの反応も鈍いので少し掃除しました。(それでも渋いキーが残ってました)



アダプターが出て来たので電解コンデンサを交換しておきましょう。後付けFDD用のもついでに。
   

まぁ、一通り整備が終わったので動作テストです。

コンポジット:映りません。
RF:映りません。
XAV-2s:問題なく表示されます。
ナビモニター:問題なく表示されます。

ん~RGB以外の表示が出ないのは残念ですが、現段階の自分の腕では復活は難しそうです。
RGB表示が出来ているので、特別困る訳ではないのですが何となく動かないのは気になりますよね。

暫くナビモニターで我慢しましょう。


●MSX2(Panasonic A1mkII)のコンポジット出力を修理。

前回の整備から半年ほど放置していたのですが、データレコーダーのテスト用に再整備してみます。
レストアレベルもそこそこ上がってきた気がするので、再びRFコンポジット回路の修復を試みてみましょう。

この基盤は電解コンデンサの液漏れがあり、壊れてしまう事が多々ある様です。
丁度ヒートシンクの真下で熱源に近いので、早くにお亡くなりになる可能性。


一応導通は確認したつもりでしたが、腐食によりハンダが侵食されて見えない導通不良があるんじゃないかと思い
基板を外して徹底的に洗浄しながらハンダの盛直しをしてみましょう。

これ、基板に付いたままコンデンサを交換しようとすると、ヒートシンクを外す必要があって大変でした。
しかし、基板の足を外してしまうと、ヒートシンクはそのままでゴッソリ外れるので、こっちの方が断然楽だったと言う...

まぁ、過去に開けた時はハンダ吸い取りのスッポンを持ってなくて、ハンダコテも安物。
吸い取り線の扱いも怪しい腕だったので基板外すのも大変だったからなのですが。


綺麗に盛る事が出来ないので、ちょっと大盛り目でw
ICの足を特に念入りに盛りなおしてみました。

いざ、スイッチON!!

うわぁ~いいういいいい!!!11!RFコンポジット回路復活したぁ!!

と思ったら、何故かボタンを押した途端にフリーズする...

「本体壊したぁ~~~~~」orzorzorzorzorzorzorzorzorz

トリトーンの場合、タイトルは普通に動くのだけれど、スタートした瞬間コウモリも自分も動かず音も出ない。
内蔵システムもMSXの文字が出てメニューまでは行くのだけれど、何かボタンを押した瞬間反応がなくなるorz

キーボードが悪いのかと思って、差し替えてみるも変わらず。
外したまま起動しても同じなので、どうやら原因は別の所にありそうです。

まぁ触った所は例のボードしかないので、再び外します。

どうも気になってたのがこのボードが若干反ってる感じで、そのせいで何処かのパーツが接触不良になってる可能性。
ハンダが綺麗に乗らない所も結構あるので、もう一度ハンダを盛り直して動作確認。

「ふぃ~」何とかキーが効くようになりました、何だったのだろう....

今の自分のスキルレベルでは、この基板やその他のパーツを交換する事は難しそうなので一旦保留。
しかし、このまま行くと何時かはまたダメになると思うので
チップ抵抗やチップコンデンサの交換も容易に出来る様に、日々スキルアップに努めたいですね。


●MSX2(Panasonic A1mkII)のコンポジット出力を修理。その2

一応映ってはいるのですが、かなり危うい状態。
いつかは壊れてしまうと思うので、少々危険ですが原因追及の為に通電しながらのテストです。
各パーツを竹串で小突いてみるも、特に変わらず。接触不良だったらこれで反応あっても良いと思うのですが。
基板自体を軽く押さえると画面が消えた...
基板の端子は全く問題無さそうなのですが、液漏れでハンダが弱っているのと合わせて
基板が反り返っているのが一番の原因な気がします。

とか書いてた矢先、ブログ書きながらテストしようと思ったら、またもやコンポジットで映らずorz
前回の修理から半年ちょっとは経っていると思います。

もう何度目だろう....

しかし、今回の自分には新しいハンダコテと、PC-98の表面実装コンデンサを換装した経験値があります。

映像廻りのチップコンデンサと、チップ抵抗を外して掃除して付けてみるも変わらず...
 
左の写真の辺りを押さえると映像に変化があるので、この辺りなのは間違いありませんが
写ってる範囲のパーツは、あらかた掃除して付け直したんですけどねぇ...

「もうICしか残ってねぇ!!」

って事で、初めて表面実装のIC脱着に挑戦です。
新しいコテとコテ先(K型)が表面実装のICと、すこぶる相性がイイ!!
無事に綺麗に剥がせました。足回りはコテコテなのでICの足は軽くペーパーをかけます。


ICの端子部分は軽く削ってハンダでメッキしてから取付っ!!
 

やっと直った~~!!!!
  
修理完了記念で、久々にアレスタを起動しました。


●MSX2(A1mkII)でデータレコーダーのテスト

本当の目的はコレなんですけど、修理に手間取り過ぎましたw
カートリッジがあるのに、ワザワザデータレコーダーで遊ぶ人は少ないと思いますが
FDDが無いモデルだと、プログラムの保存などには結構便利だと思います。

本日の動作確認デレコは、AIWAの「DR-20」です。

DR-2の後継機で、通常音声を聞けるphone端子がついていて機能的には結構良いと思うのですが
見ため的なのかカラーリングなのか、DR-2の方が人気あるんですよねぇ。
どちらもデータ用の基本音声は波形整形されている為、X1ではロードテスト出来ませんでした。

入手したゲームはハイドライドです。全体的にボロボロで送料の方が高いパターンw
   
無事に起動しました、カセットもデレコも本体も大丈夫な様です。

MSXにはカセットテープを倍速で読み込む機能が付いている機種もあり
標準では1200ボーである所を倍速再生する事で2400ボーで読み込めるらしいです。
対応するデータレコーダーが必要で(本体も?)、データレコーダーを倍速設定にしておくと
勝手にMSXが倍速に合わせて読み込んでくれる様です。

X1の2700ボーは通常の回転速度でデータを詰め込んでいる形なので、読み取りヘッドと波形の正確さが必要ですが
ある意味こちらの倍速再生は、機械的な精度も求められる事になりそうですね。

実際にハイドライドでロード速度の違いを計測してみました。
モニターをONの状態にして、最初の音声が聞こえてからスタートです。

○ノーマル時間:
音声のスタートから枠描画まで:約1分50秒
枠描画からゲームスタートまで:約3分30秒
合計:約5分20秒

○倍速時間:
音声のスタートから枠描画まで:約53秒
枠描画からゲームスタートまで:約1分44秒
合計:約2分37秒

倍速付きデータレコーダーが人気な訳ですね...


●まとめ

今見返すと「色々とショボイ事をやってるなぁ~」って感じですが
当時の自分(約2年ぐらい前)の身の丈にあった整備だったとも思いますね。
色々な経験値を積んだ結果、やっと最近修理出来るまでになりました。

MSXも多分に漏れずコンデンサの液漏れがありました。
この機種(National A1mkII)では特に表面実装の固体コンデンサの液漏れが多い様で、
RFコンポジット表示や音声出力に不具合が出る事が多い様です。
普段からRGB表示している場合は気が付くのが遅れる可能性があるので、現状動いていても早めの整備をおすすめします。

まだFDDドライブの整備などもしていないので、MSXも追々触って行きたいですね。
本体が軽い上に比較的小型で扱いやすいのですが、RGBが複合同期ってのが少し自分の環境に合わない感じ
同期分離回路を作ってみたいとか色々妄想先行で中々進まないのは、この世界の常なのでしょうか?


流石ホビーパソコンの王者だけあって、色々な機種や情報が溢れ返っている為
昔の改造本(要するにバッ活など)を見て色々いじくるのが楽しそうな機種だなぁ~と言う印象でした。
ネットでは特に「にが」さんのサイトのハード面の情報が凄く、検索をかける度にちょくちょく訪れる事になり色々楽しめますね。

普通に使う分には仕様が分からずに苦労する事は無さそうです。
しかし、それだけ人気機種でもあるため最上位機種や一部のソフト等は価格が跳ね上がってしまっていますね。
turboRや2+などは、お高くて手が出しにくいですが、MSX2なら特殊な電源アダプターが無いものは比較的安価に入手出来るので、
自分でアダプターを作って遊んでみては如何でしょうか?

コメント

PC-6001を てにいれた

2018年05月09日 21時25分25秒 | レトロゲーム

データレコーダーのテスト用PC確保を目指して、最初の機体はPC-6001です。
数が出回っているのか使い勝手に問題があるのか1000円前後で手に入るレトロPCとして
初心者ジャンカーにとっては手が出し易いですよね。(2017年現在)

オバカだった子供の頃は、「パソコン=キーボード付きのゲーム機」とかしか考えて無かったので
「X1以外のパソコンがある」ぐらいでしか認識しておらず、当然PC-6001が何なのかを知ったのも最近です。
取り合えずX1以外の知識は皆無(X1もデレコ機械部分以外は皆無ですが)なので、
値段がお手頃なものから初めてみました。

今回も例外なくダラダラ文章なので、興味のある方は続きをどうぞです。


●はじめてのパピコン
MSXぐらいかと思ってたら想像以上に厚みがあってデカかった...

もう少し探せばキーボード部分のパネル付きも同じ値段で有ったでしょうが、つい衝動買いしてしまいました...

まず到着してやることは分解清掃から。
キーボードには凄い埃が貯まってて年季が入ってますね。
  
電源がとても大きい印象で重量の割合の多くが、どデカいトランスである可能性も...

電源と鉄板を外すと基盤がみえました。
色々検索していると、この機種はどうやらタンタルコンデンサがダメになる模様。
取りあえず基盤から外さずにテスターを当ててみましたが、2つほどホボ抵抗が無く故障モードで短絡している可能性がががが。

まぁ基盤に付いたままなのであくまでも簡易検査ですけど。

アルミ電解コンデンサに交換する事も可能な様ですが、素人で回路的な事は全く分からないので
普通にタンタルコンデンサを仕入れて交換しました。

やはり2本お亡くなりになっていますね...
まだ動くかどうか分からなかったので、その他の電解コンデンサは取りあえずはそのままで。

 >   
大掃除も完了♪
そこそこ綺麗になりました。ちょっと塗装が薄くなってきてるけど...w
クリーム地に白を吹いてる感じですね。


RFコンポジ>VGAのアプコンに繋いで電源ON!!

 
おぉ~映りました。

写真とかで見てたけど、緑色が標準なんですよねぇ。
パソコンって黒地に白文字が基本だと思ってたので、とても不思議な感じです。
RGB端子が無いので、コンポジットが一番綺麗な表示になります。
 
左の青っぽいのが恐らくRF接続で、右の赤っぽいのがコンポジット接続と思われます。
アプコンのせいなのか滲みがありますが、こんなものなのでしょうか?


●初代PC-6001でゲームの起動を試みる
取りあえずこのままではただ電源が入っただけなのでゲームを起動させてみたい。
本体より前に「野球狂」のカセットのみをゲットしていました。
 
データレコーダーは、もちろんDR-320で!

デレコケーブルのピン配置は機種によって違うのでしょうか?
そもそもデレコに付いてきたケーブルが何用なのか不明ですが、ピンアサインを検索してテスターを当ててみると
P6もMSXも同じだったので大丈夫そうです。

早速ロードしようと思いましたがコマンドわかんねorz
ファンクションキーにあったCLOADで行ってみました。
しかしテープは回るものの、全く読み込んでる気配なし....

ヘッダとか無いのでしょうか? ファイル名が分からないとダメとか? それともテープ自体がダメなのでしょうか?
今までX1しか触ってなかった自分には、全てが”NewGAME”で謎が多すぎますね。
インフォメーションブロックがあるのかすら分かりませんが、全く無反応って言うのも変だと思います。

CMTポートやCMTケーブル、はたまたデータレコーダーが悪い可能性もあるので原因切り分けです。

まずは1行プログラムを適当に書いて、それを空テープにSAVE&LOADしてみましょう。
そしてEキーが効かないorz
ちょっと強めに押して効いたので、あとで掃除しませう。

「CSAVE "test"だ!」
おー!OKがでて、カセットも自動で停止しました。

次はCLOADです。
「あれ?カセットデッキのDR-320がオカシイ...」あんなに調子良かったのにぃ~orz
グリス切れか固着っぽい動きです。やっぱ動いてるからと言って、そのままだとダメなのね...
(この頃は、まだ内部まで分解していなかった模様)

完璧に動いてるパナソニックのデレコRQ-8030に変更
 
CSAVEとCLOADの動作確認はOKの様です。
そして、ヘッダーもあってファイル名を認識しています。
つまり、本体やCMT機器関連の動作に異常は見られず、野球狂はヘッダーが読めていない様です。

ならソフト自体か起動方法に問題があるはずなので、何処かに載って無いかとX1野球狂の説明書をもってきました。
この頃の説明書は各機種共通な事も多々ありましたよね。
 
見てみると、カセット自体には6001の表記があるのに説明書にはmkIIか6601の表記しかありません。

「なんだか怪しい....w」

どうもモニタに入ってからロードする様なのですが初代P6にはMONモード(マシン語)が無い感じでしょうか?
ん~。まぁ野球狂は結構長そうなプログラムだし、初代のメモリ増設なしでは動かないのかな...

少し調べてみました。

PC6001mkIIの起動画面をググってみると1~5でBASICのモードが選べる様です。
そして野球狂の説明書によると、ここで5を押せと。
再びPC6001mkIIの起動画面の写真で見てみると5番は「N60m BASIC  (RAM-64K)」モードとなっています。

そりゃ無理だ...orz

ひょっとしたらメモリーを増設したら動く様になるのかもしれません。
あとはMONモードがあれば、ロードスタート出来る可能性はありそうですよね。

ギャァ~!!過去販売品で「パッケージにPC-6001は非対応と記載あり。」と書いてましたorz
色々調べている時に見つけてしまいました....

つまり「PC-6001/mkII」とは
「PC-6001かPC-6001mkII用」ではなく「PC-6001mkII(それ以降?)用」って事だったのでしょうか?

X1の表記(X1/C/Kで初期型も対応)と違った....ガックシorz


●分解手順おさらい
本格的に使うのは先になりそうですが、電解コンデンサだけでも交換しておきましょう。
大して難しくは無いですが色々なメモ代わりに分解手順おば。

・裏面のカバーネジ5本を外します。
・上蓋にスピーカーが付いていて配線が繋がってるので慌てて開けないよう、左側に開ける感じ。


・キーボードは置いてあるだけなのでズラして、スピーカーとキーボードのコネクタを外し、カバーとキーボードを分離します。


・拡張スロットに繋がっているスイッチのケーブルと、メインボードに繋がっている電源ケーブル2本を外します。


上から順番にバラしても良いですが、ここから電源部分をゴッソリ外してしまいます。
・電源スイッチとコネクタ部分は刺さっているだけなので外しておきます。


・大きなトランスのネジ4本と、メインボード付近に止まっているネジ6本を外します。
(下の写真の赤○がネジの位置です)
・電源スイッチとコンセント部分が引っ掛からない様に、トランスと電源部分をメインボードカバーごと外します。


慣れるまでは、電源だけ先に分解するのも選択肢の一つです。


・メインボードが外れ、分解完了。


このままでのRFビデオコンバータ内のコンデンサ交換は難しそうなので、一旦外しましょう。
裏側にケースの足が4カ所、端子部分がハンダ盛りで留まっているので、ハンダを全て吸い取ります。
  
外れました。

蓋をあけて軽く洗浄して電解コンデンサを1つだけ交換。

こんな所にもタンタルコンデンサが使われてますが、今回はそのままで。

メイン基板も余っていた手持ちの電解コンデンサだけ、取り合えず交換しました。


今回はゲットしたRF&コンポジットがあるテレビに繋いでみました。
直接テレビに繋ぐと、コンポジットとRFがどっこいどっこいの表示な気がします。
 

 
アプコンに繋いでみたら、元のままでしたw
アプコンがイマイチだっただけの様です。

追加で残りの電解コンデンサの買い出しに行ったのですが、電源用の大きなものが売っていない...10000μFとかw
良く探してみると共立でありました。85℃品しかないけど元々付いてるのもニチコンの85℃品で同じだし良いよね?
 
このサイズになると形状が縦長とか幅広とか色々あって逆に選択肢が凄く少なそうです。
この3本だけで本体の値段超えたかもw

電源部分で、そこそこ漏れてるのもありました。
 
交換していなかった電解コンデンサを全て交換して完成♪


●別ゲームの起動を試みる
野球狂は非対応でしたが、このままでは寂しいので何かソフトを動かしてみましよう。
ググって見つかった
Hashi's HomePage「THE B-TYPE UNION.」さんのページで色々ダウンロードしてみました。

増設メモリーが必要なソフトが多いなか、ノーマル状態でも動きそうなソフトをチョイス。
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「WHITE ROAD」マイコンBasicMagazine 1987.5 掲載 作者:新野 恵貴
▼ゲーム内容:アウトランのようなドライブゲームです。
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をロードしてみましょう。

イメージファイルからの変換ソフトを探さねばと思ったのですが
このゲームの圧縮ファイルを展開すると、ご丁寧にWAVファイルも入っていました。
初心者にはとても有難く、PCとP6を音声ケーブルで直結して再生するだけなので簡単ですね。

どうやらこのソフトは2段階ロードの様です。
1つ目のファイルのロードが終わった後にRUNで実行。暫く待って次の催促をされたら再びロードして実行します。
  
ロード中は、画面右上に*マークが出てデータを受信している事が分かります。
これは良いですねぇ。なんらかのトラブルでデータを受信しなくなっても分かり易いです。

折角なんで、カセットテープにも保存してみましょう。復活したDR-320で!

WAV音声を直接カセットテープに録音しても良いのですが、実機レベルに合わせておく事にしました。

ベーマガゲーム「WHITE ROAD」(カセットテープ版)GETだぜぃ!

そのままデータレコーダーからロードのテストをして起動を確認。


ちょっと遊んでみたらスペースキー押しながら左右に動けるやんかぁ~!!羨ましいぃ~!!
ソフトも動いてミッションコンプリーーート♪


●まとめ
色々検索した結果、本体的にはタンタルコンデンサの故障が非常に多いようです。
逆に不動品であっても、タンタルコンデンサを交換すれば動く可能性も高いという事でしょうか。

ソフト面では最初、初期状態で動くソフト探しに苦労しました。野球狂が動かなかったので...w
Win機から実機に持って行く手段を知らなかった初期は、起動後にいきなり出来る事が無くなって詰んでいましたね。
WAVから作ったソフトでは動作テストにはちょっと向かないので、何か安めのソフトがあったら入手してみたいですね。

ソフトの検索中にフリーで自作簡易マシン語モニタを公開してくれている方を発見しましたが
標準の物と大分と違う感じなのでゲームのロードに使えるかは不明です。
このtapイメージをWAV化して取り込めば、野球狂もロードが可能かもしれません。
もしくはALL BASICのソースもあるので、実機で手入力すれば起動は問題ないでしょう。
しかし、どの道まずはRAM増設が必要な様です。

初代PC-6001は中古の値段は安いけど、これを色々遊べるマシーンにするにはRAM増設や
モニタモードの起動など根気が必要かもしれません。
今の自分のレベルでは最初のRAM増設からいきなり高難易度なので、なかなか進まないと思い一旦保留にする事にしました。


最初に出来る選択肢は多くありませんが、とにかく値段がお手頃で表示もコンポジットが可能と、
15kHz表示の確保が必要だったりジャンクで値段が高い機種に比べると、比較的スタート時の敷居は低い為
レストアや増設、改造の勉強にはもってこいの機体だと思います。
タンタルコンデンサの交換だけは必要と思っておいた方が良いので、
パーツ購入ルートの確保と、ハンダ付けは練習しておくと良いでしょう。

「レトロPC触ってみたいけど、表示方法分かんないし、
壊れてたら直せるか分からないし、高いから壊しちゃったらイヤだなぁ」

って方には、特にオススメの入門機だと思いますので、興味がありましたら入手してみては如何でしょうか?

まだまだ遊びの余地があるので、時期を見て引っ張り出そうと思います。


PC-6001 電解コンデンサ配置図

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データレコーダー動作テストの限界

2018年04月17日 21時12分24秒 | レトロゲーム

ちょこちょことデータレコーダーを買って、修理やレストアなどで遊んでいるのですが
ここ最近の修理完了率が低い...

・ベルトやゴムリングの交換
・電解コンデンサの交換
・各部清掃グリスアップ
・速度調整
・アジマス調整
これらを済ませても、X1のカセットテープソフトが起動出来ない機体が出てきました。
原因は間違いなく「X1Cが外部データレコーダー対応では無い」からなのですが
今まではそれでもカセットアダプターを介してロード出来ていたんですよねぇ~。


具体的に最初にギブアップしたのがサンヨーの「PHC-DRⅡ」でした。

音声は出ていて速度調整もして、波形も悪くは無いと思うのですが
どう頑張ってもX1Cではインフォメーションブロックすら通過しませんでした。

平行して触っていたAIWA「DR-20」で色々試している時に、どうも原因が「波形整形回路」にある事も分かりました。

と言うのも、このDR-20には普通のデータ出力端子以外に「PHONES」と「SUB OUT」と言う
2種類の音声出力が同時に出来る機体で、「PHONES」では波形整形まえの音声が出力がされていました。
その「PHONES」出力を使えばX1Cでもロードが可能と言う事で、「波形整形に問題あり」と判断した訳です。

しかしその判断を鈍らせたのは、同じく波形整形のあるナショナル「RQ-8030」です。
同じ様な波形整形だと思うのですが、何故かこの機種はX1Cでロード可能だったのですよね~。


今思い返すと、ナショナル「RQ-8100」も、データレコーダーモードでは読み込み出来ず
普通のオーディオモードでロードしていましたね。



基本的にX1のロード時の音量は、他機種に比べて小さ目で単純に音量をMAXにするタイプの波形整形とは相性が悪い様です。

「エラー軽減!!」を謳い文句にしているデータレコーダーが結構ある様で、
それらを外部データレコーダー入力端子の無いX1Cのみで動作テストするには限界があると分かりました。
別途音量を下げる回路とか付ければ何とかなるのかもしれませんが
回路作成は根本的に分かってないので、余計にややこしくなる可能性があります。


と言う訳で、当面はデータレコーダーのレストアはお休みして
「データレコーダーをテストする為のテスト機体」を確保しようと考えました。
取り合えず金額が安いのから狙って、これはと言う機種は少し奮発してみようと思います。

レトロジャンカーへの道。まだまだ続くよぉ~♪ (メモが貯まり過ぎてヤヴァイ...orz

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ファミコン用データレコーダーの修理

2018年04月13日 21時06分33秒 | レトロゲーム

今回のジャンクデレコはファミコン用データレコーダー「HVC-008」です。

データレコーダーを直接ファミコンに繋ぐ訳では無くファミリーベーシックのキーボードに接続端子がある様で
ファミリーベーシックのプログラムは勿論の事、エキサイトバイクなどでコースエディットしたものも保存出来る様です。

このファミコン用のデレコは数が少ないのかファミコン系コレクターのお陰なのか
動くと言うだけで そこそこ値段が付くので自分的には手が出しにくいデレコでした。
今回の物は外装も内容も状態が悪かったためか安くでスルーされていたので、レストアし甲斐がありそうと思い購入してみました。
ぱっと見でも分かる通り、ナショナルのOEMなんですよね。リモートが無いのでベースは普通のテープレコーダーでしょうか。

説明書きは
・電池での起動は出来ない
・電池ボックスのバネにサビがある
・アダプタ接続で一瞬のみ動いたが、その後一切の起動が出来ない
・内部からカラカラと異音がする
と、ガタガタな印象。

アダプターでの動作テストで「一瞬だけ音が出た」と言う事で、違うアダプター刺して壊れた可能性もありそうですが
電源部分のダイオードかレギュレータか何か飛んでるだけなら良いなぁ~と言う淡い期待を込めて到着を待ちます。


●初期状態の確認
到着。
 
梱包は綺麗ですが、中身は想像通りのボロボロです。

カラカラ鳴っているので取りあえず分解してみると破片が出てきました。
 
大した欠片では無さそうで、カセットのツメと、カバーの位置合わせか何かだと思うのですが後回し
電池ボックスが、かなり溶けた感じになってます。
  

どうやら電池の電源がショートしている感じでしょうか?
テスターを当ててみると導通あり....これ、超危険ですよね。
知らずに電池入れっぱなしにしたら運が良くて溶けて焦げる程度だけど...

まぁ既にこれだけ溶けた状態なので、前の使用者は相当焦った事でしょう。
今まで手にしたジャンクの中で一番危険かもしれません。

電池ボックスの電源の配線を見てみると、アダプター端子のスグ近くに繋がっているだけで
特に回路でショートする様な所無さそうだったので、アダプターの差し込みを見てみました。

なるほど、スプリング部分がセンターに接触してしまってジャックの中でショートしてたのね。こりゃダメだorz
これの代わりを探すか、修理するのが先決です。

アダプター端子と電池の2電源で駆動する場合、アダプタープラグの差し込みが電源切替スイッチも兼ねている様で
刺さっている時は問題無さそうですが、抜いてしまうと逆にショートしてしまうと言う....


●各部分の修理とメンテナンス

分解は比較的簡単で、最初は裏ブタのネジを5本外すのみ。
あとは、「ゴム嵌め込みのマイク」と「スピーカー留めネジ1本」と「電池ボックスの端子」を外せば
本体がゴッソリ外れる感じです。
電池ボックスの端子は黒い接着剤みたいな物で留まっているので削ぎ落してから端子を外しました。

何とかならないかとアダプタージャックを分解してみましたが修理出来そうにありません。

代替品を少し探してみましたが、店頭では差し込みの周りの部分が小さいものしか見つかりませんでした。
足周りも少し違うので加工して取付。それなりに収まりました。
あっれれぇ~?加工写真が残ってないよ~?orz

電源端子とケースの間に若干隙間が出来ています。

ついでに電解コンデンサも交換しました。
 
最初、基盤に何も書いてなくてプラスマイナスが分からなくなって焦りました...
写真を見返すとマイナス側が全て電源ジャック側の様です。


メインの平ベルトは付いていたのを計ってみるとφ80×0.95×2ぐらいですが幅広の物しか売っていません。
千石さんの平ベルトは基本5ミリ幅なんですよね。
と言う事は真っ二つに縦割りすれば2本取れるのかすら?
 
はい、以前ゴムバンドベルトを作る時に考えた「両面テープ固定戦法」で真っ二つになりました。
最初の張り合わせの時に歪まない様にするのだけ要注意です。
しかし、ちょっとズレたの細い所が出来てしまったかも...

そして実際に付けていみると、凄くダルダルなんですが...w
どうやら元のベルトがそれなりに伸びていた様なのでφ70~75で同じ様に作った方が良さそうです。

適当なベルトに替えて先に再生速度だけ見ておきましょう。
意外とと言うか流石ナショナルと言うか、簡素な割に再生速度は3kHz付近にあります。
しかし、普通より遅めな雰囲気。


●ケース部分のレストア
電池で使うつもりはありませんが、電池ボックスがショートで溶けた感じになっているのを修正してみましょう。

あまり大がかりな修正はした事なかったのでどうするか考えた結果
肉厚が必要そうなので、エポキシパテと言うのを初めて使ってみました。
無難にタミヤ製、プラモデル用ですが普通にどこにでも使えるっぽい?
 

もりもり盛って、それっぽく削ります。原型を見た事ないので、何となくイメージでw
    
モデラーさんなら完璧に造形出来そうですが、今の自分にはこれが精一杯。

ベースが白いので濃いめの赤色を最初に塗って、その上にアズキ色を塗りました。
塗った時は明るく感じたんだけど、乾くと結構アズキ色なんですね...
形成したものの、最初はスプリング端子が綺麗に付かず、結構苦労しました。
  
見た目はイマイチですが、何とか電池も収まりそうな感じで完成♪


●動作テスト
再生速度が結構良さそうだったので、いきなりゼビウス。
 
しかしPCG定義のチェックサムを通過せずorz

再生してテープの動きを見てみると、ピンチローラーが悪いのか巻き取りが弱いのか安定していない感じ。
60分テープの場合インフォメーションブロックも読まない感じです。巻き取りが重い感じでしょうか?

イナブキさんのBattleBattleならロード可能です。


ばってんタヌキの大冒険もチェックサムをスルーしてしまいました。
波打った様な感じに聞こえるので波形を見てみるとこんな感じに。

取りあえず駆動系を調べてみましょう。

ピンチローラーと巻き取り軸を確認してみると、ピンチローラーは若干の硬化はあるもののヘタリ等は無く掃除すれば問題無さそう。
しかし、どうも巻き取り軸を回すゴムリングのグリップが弱そうな感じ。
X1Cはギアでしたが、縦型のマニアタイプはゴムリングで巻き取り軸を回していましたね。
長めのテープだと、この辺りのグリップが弱いと巻取りが安定しない様です。
このナショナルのカセットデッキのリングは、かなり大きいのでパッキンは使え無さそう。
自作するなら3mmのゴムをカットするぐらいしか今の所思いつきません。

さらにカラ回しで内部を上から見てみると、の白い部分が大きく揺れています。

どうやら巻き取り軸に動力を伝えているパーツの様で、バネで押さえているだけなんですね。
これがピョコピョコ動いて安定しないのかな?と思って、このバネを少し曲げて強化してみました。
合わせて、ピンチローラーと送りゴムも少し掃除してグリップ力を上げます。

もう一度再生してテスト。しかし、グリップ力が上がったせいか再生速度が急激に低下orz
このデッキのモーターに速度調整は無いので微調整に困ります。
フライホイールとキャプスタンとベルトを再清掃してみました。

おーし、かなり安定してテープが走る様になりました。
再生速度はさほど変わらないものの、バネの強化とゴムリングの清掃によるグリップ力UPにより
テープの巻き取りがとても安定しています。

これでロードテストだ。

  
う~し。ゼビウス起動。

しかし、7分近い「ばってんタヌキの大冒険」は何度やっても最後のチェックサムをスルーしてしまいます。
一旦途中でプログラムの区切りがある場合は良いですが
1回で長いロードが必要な場合、後半になるほどズレが生じてエラーすら出ない感じでしょうか?

ん~このデータレコーダーの限界なのかもしれませんね。


●無理やり速度調整をしてみる

しかし、ここで諦めてしまうのもシャクなんで、妙案を思いつきました。
再生速度が電気的に調整出来ないなら、物理的に調整すればいい!!

モーターとフライホイールの回転数に差がある訳で、どちらかの径を変えてやれば
自然と再生速度も変化するはずです。

フライホイール側は金属の様な感じで削るのは大変そうなので
回転速度が若干遅いと言う事で、モーター側の径を大きくしてみましょう。
速度を上げるには、少ない回転で多くベルトを送れる様になれば良い訳です。

どの程度効果があるのか全く想像つかないので、まずは実験。
取りあえず、テスト前の速度は3kHzのテープに対して2954Hz辺りをウロウロしています。

仮にテープを少し巻いて調整してみると3023~3000Hzをウロウロする感じになりました。

ばってんタヌキの大冒険でテストです。色々調整して音量も弄りながらテストしてみると途中のチェックサムを通過した!
しかし、最後のチェックサムをスルーorz

途中のプログラムが走ると停止した時に文字の色が変わるのがポイント。

ぐぞ~、せめて最後のチェックサムで巻き戻してくれたら良いのにぃ><
こりゃダメかもしんないorz

本来はチェックサムにかかると自動で巻き戻してくれるのですが、
今回はチェックサムすらスルーされるので信号を判別出来ていない可能性が高いです。
もともとシビアなソフトだけに、このデレコの精度ではコレが限界なのかもしれません。

回転速度の調整機構が無いものは、回転速度が狂いにくいと言うメリットがある一方
一度狂ってしまうと調整出来ないと言う欠点があります
(どこかの抵抗を交換すれば速度が変わるかもしれませんが、素人には分かりません。)

そこで次の手です。

「テープで安定しないならパテ盛りしてみよう!」


  
ブンブン回ってるモーターの軸にサンドペーパーを当てるだけで、簡単に綺麗な弧を描けます。
さらに速度が合うように削って完成♪



時間が遅くなってきたのでスピーカー部分を塞いでロードテスト
このデレコ最大の欠点
内蔵スピーカーのオンオフ切替が無い!!
しかもロードレベルと連動して内蔵スピーカーの音量も大きくなるので始末が悪い。
夜中にテスト出来ないので整備が休日に限られて、なかなか触る機会が無いと言う。
まぁ、これはこんな物と割り切ろう。機能的にも、ほぼ見た目だけのデレコだと。

最後のチェックサムで蹴られましたが、チェックサムにかかるのは速度良好な証拠。
何度かボリュームを調整してやっとロード成功
 

タララタッタッタン♪
「ちまちま は、速度調整(中級)を覚えた」


 
最後に修理した電池駆動のテストをしてミッションコンプリーーートッ!!



●まとめ

今回は初期状態が結構ヒドかったので、それなりに苦労しました。
その分、起動した時の嬉しさも大きいのがジャンカーがジャンク品を求めるポイントでもありそうです。

○電源の端子
電池とアダプターの2電源方式ですが、アダプターの差し込み金具が壊れてショートしていました。
この状態で電池駆動しようとすると電池もショート状態になり非常に危険でした。
アダプター端子を付け変えて補修。

それに関連して電池ケースの溶解。
電池のショートにより端子部分が発熱し、プラスチック部分が溶けてしまっていました。
パテ盛りして色を塗って補修。

○巻取り不良
ゴムリングの劣化か、バネの劣化から押さえ付けが弱く、速度が安定しませんでした。
内部まで清掃し、バネを少し曲げて押さえを強くして補修。

○音量不良
籠った様な音になるソフトがあり、アジマスの調整で最も音が大きくなる位置へ調整。

○速度不良
速度調整が出来ず、長時間ロードでズレが生じていたのでしょうか。
モーター側のプーリーにパテ盛りをして物理的に再生速度を微調整。
2700ボーのX1で使うとかでなければ、ここまで細かく調整する必要は無いのかもしれません。


全体的にナショナルRQシリーズに比べてかなり簡素な作りで、コストダウンの為に色々な機能を削っている感があります。
そもそも、ファミリーベーシックに長時間ロードするほど容量が無い訳で、そこまでの精度が必要無かったと言う事かもしれませんね。

あとは、音声モニター廻りも貧弱で、ロード用の端子に刺さったスピーカー(ヘッドホンやカセットアダプター)によって
同じボリューム位置でも内蔵モニターの音量が変わってしまうと言う事で、インピーダンスがどうのこうのありそうです。(←良く分かってないw)

何はともあれ、このデータレコーダーを選ぶ最大の理由は
「ファミコン(任天堂)純正だから!!」と言う事。
レトロには見た目を楽しむ側面もあるので、こだわりの貴方には至高の逸品に違いないと思います。

折角なので、データレコーダーの機種にも拘って、レトロを楽しんでみては如何でしょうか?
以上、ファミコン用データレコーダー「HVC-008」の修理でした。

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