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カーボンへの塗装に挑戦(序章)

私の愛車(ロードバイク)はBianchi Oltre 2011年モデル。
義理の弟であり、自転車仲間であるヨーヘイ君から破格で譲ってもらったものだ。

これまで大切に乗ってきたのだが、発売から10年が経過しているだけに、いたる所が劣化している。3年前にはチェーンステーにクラックが入り、その補修もした。

カーボンフレームは金属のような酸化や腐食が無い分、劣化しにくいと言われているから、できるだけ長く乗っていきたい。だが、塗装だけは金属製に比べて非常に脆い。

その理由は作り方にある。

カーボンファイバーは編んだカーボン繊維にレジンをしみこませ、型の中で圧力をかけたあと、熱を加えることで完成する。
型から部品を取り外す際にはシリコンを主原料とする剥離剤が用いられるが、これがレジン表面の細かい穴に残ることで塗料やラッカーを弾き、「フィッシュアイ」と呼ばれる塗装のへこみの原因となってしまう。

そして、時間の経過とともに「フィッシュアイ」から塗装が剥がれ始める…。

タイトルの写真は塗装が剥がれたシートポスト。
塗装が剥がれたことで外径が小さくなり、規定トルクで締め付けてもライド中にサドルが下がってしまうようになった。それも予告なく突然下がるものだから、ヒルクライムでシッティング中に下がると、びっくりしてしまう。

なんとかして塗装をしたい。

塗装が剥がれたシートポストをよく見ると、剥がれているのは白色の箇所のみ。白は塗装の中でも硬いため、剥がれやすいのかもしれない。

ずり落ちて塗装が剥がれたり、表面に傷が入ってしまった箇所と問題ない箇所の境界線を引いた。この黒い線から下の白のみ再塗装すれば、色を重ね合わせたり、マスキングし直したりする必要がなく、比較的簡単に出来るはずだ。

塗装方法について色々調べてみた結果、このF1マシンの手順で行おうと思う。

必達目標はずり落ちないシートポスト。
できるなら色合いや見栄えを含めて元に戻したい。

 

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