自慢でもなんでも無いが、聖火リレーを完走した翌日から勤務中のオンライン会議に出席する度に聖火ランナーの話になる。会議前のアイスブレーキングとして聖火ランナーの裏話をしながら、おもむろにWebカメラ越しに聖火リレートーチを見せるのが一連の流れだ。
そうすると、ほぼ100%驚いてくれる。
多くの人々は『聖火リレートーチはレンタルで、走り終えた際に運営へ返却するもの』という認識でいるから。たまに、一部の方からは「ああ、買い取ったんだねぇ」と言われることもある。確かに、聖火リレートーチは7万5千円で限定販売していたのは事実。だが私はコカ・コーラの聖火リレーキャンペーンで当選したことで、コカ・コーラより実際に使用した聖火リレートーチを頂いているのだ。(もう一生ペ◯シは飲まないことを誓うほど、コカ・コーラに対する忠誠心は向上したのは言うまでもない)
昨日の会議でも、聖火リレートーチを収納している箱からトーチを出す、話を終えたらトーチを箱にしまい込む一連の流れをこなしていたのだが、ある時ポロリと小さな袋が床に落ちた。
なんと東京2020オリンピック聖火リレートーチの取扱説明書が存在したのだ。
…取扱説明書?
観賞用に取り扱いもなにも…
頭の中に疑問符が並び、会議どころではなくなった。
会議を終えて、袋を開いてみる。
『聖火リレートーチについて』
オリンピックにおける聖火の話から説明書は始まる。
つづいて、トーチの製造と思い。
主な材料はアルミニウムで、重量は1.2kgらしい(以外に軽い)
いよいよ取り扱いについて。
やはり、あくまでもこの商品(?)は観賞用だった。
中のガスボンベを再充填し、バーベキューの火に使うことは許されないし、チャンバラ遊びや布団叩きに使用するのもNGである。(そんなことは書いていないが)
つづいて重要事項。
聖火リレートーチは商品分類上『火器』にあたるようだ。
(これも当たり前といえば当たり前だが)
したがって、火器としての注意事項が詳しく並べられていた。
トーチには、もう再点火させるほどのガスは無いだろう。(日曜日はほのかにガスのニオイがしたが、今はしない)
最後にFAQだ。
保証期間や修理交換は無かった。
実際に自分が使用した唯一無二の聖火リレートーチ。
我が家の家宝として後世に残したい。