主治医から、職場復帰に必要な
「情報提供書」を受け取った。
退院して1ヶ月半か。
人生の夏休みのような、
のんびりとした生活を過ごしてきた。
これまでの『おうち時間』を振り返ると
長いような短いような・・・
すっかりこの生活に慣れてしまった。
そんなことを考えていた。
「今年の夏休みって何日間?」
と、次男に訊くと、
今年の夏休みは14日間だそうだ。
・・・そういえばそうだったね。
封筒の口が空いていたので
「情報提供書」の内容が気になり
中の書類を引っ張り出して読む。
『現在の症状:無症状』
主治医の丁寧な走り書き。
まぁなんとか読める。
「現在の治療」、「投薬状況」、「今後の見通し」
…項目は続いた。
『脳梗塞が再発(他部位に)する可能性があり、内服治療を継続して行う必要がある』
再発の可能性・・・か。
ある医学論文によると、
脳梗塞は
『10年以内に50%の確率で再発する』
らしい。
入院中、この医学論文について主治医に訊ねると「この再発確率には”高齢者バイアス”が掛かっている」と言って、それ以上は何も言わなかった。
病気は誰にでも起こるし、
いつ起こるのか全くわからない。
それは脳梗塞だけではなく、
病気全般にいえることだ。
規則正しい生活をする。
やりたいことがあるのなら、
先延ばしせずに今直ぐやろう。
これが退院後の私の生き方だ。