6/1(火)、高度医療センターへ行きました。
まずは血液検査から。
結果を待つ間、点滴を2種類することになりました。
『こちらでお預かりしましょうか?
それとも飼い主さんが付き添いますか?』
迷わず「付き添います!」
一つは水分ミネラル補給と血液を整える輸液。
もう一つは脳圧を下げる治療剤です。
最近増えた徘徊行為は脳圧異常からくるのかも?
とのことでした。
どちらも静脈点滴で時間がかかるため、
待合室にベッドを持ち込みました。
長ーーい待ち時間も、小粒と過ごせることに
ただただ幸せを感じます。
『永遠に続けばいいのに…』とまでは思わないけど、
もう二度とない時間だと思うと尊くて尊くて
血液検査の結果、血小板数が大きく減少していました。
これまでずっと13~15だった値が今回は3ギリギリ。
(正常値:20~50 X万/μL)
原因はおそらく出血(鼻血と血便)です。
そして、ずっと正常値内だった腫瘍マーカーCRPが
初めて5を超えました…。
(正常値:0.00~1.00 MG/DL)
抗がん剤の効き目が弱まっているとのことで、
2週間で7錠(月水金日火木土)飲んでいたのを
6錠(月水金月水金)に戻しました。
今回もし血液検査の結果が悪くなければ
お願いするつもりだった放射線治療は止めました。
もう今の弱りっぷりを見ると現実的ではないし、
身体への負担の大きさに比べて
得られるメリットは少ないそうです。
鼻詰まりは最近はそれほど進んでいないようで、
鼻呼吸がわずかに残っているだけでも
こんなに嬉しいことはありません。
私からのお願いはとにかく苦しまず痛がらず。
もうそれだけを先生に伝え、
今後は緩和治療していくことになりました。
今回、半年ぶりにCTスキャンを撮りました。
出血を止めるためにも、
最良の緩和治療をするにも、
画像はあった方がいいとのことでした。
やはり増殖した腫瘍が脳を押し上げているようで、
徘徊行為やぼーっと立ち尽くす行為は
この影響が大きいようです。
こつぶ、徘徊とか認知症なんて言葉で
片付けようとしてゴメン
右目周辺や右の脳の骨の間にもびっちり増殖していました。
以前転移を言われた右頸部のリンパ節も
大きくなっていましたが、
胴体(首から下)はほぼ異常ありませんでした。
心臓も胃も腸も、骨も関節も大きな問題はないそう。
抱き上げると鳴くのは骨が痛いから?
と思っていたけれど、違うのかしら。
血便や下血を疑うポリープや異常は見当たらず、
『やはり大腸炎だとは思いますが』と先生。
今回出た薬は抗がん剤(週3回)。
数種類の止血剤と制吐剤(1日2回)。
脳の炎症を抑えるステロイドと胃酸抑制剤(1日1回)。
そして感染症を防ぐための抗生剤(1日2回)。
大量に頂いてしまいました…。
かかりつけ医から出ている抗てんかん薬と合わせ、
全部で9種類
多い時は9個、少ない時でも6個。
次回病院の6/15までの2週間、
こつぶ、頑張って飲もう!
ここまでする必要があるのか、とか。
そもそも小粒はこの状態を望んでいるのか、とか。
考え出すと止まらなくなるけれど、
これらが緩和ケアにつながるのなら
諦めたくはないと思ってしまう。。。
治療って、主治医との信頼関係がないと絶対無理ですね
点滴やらCTやらで時間がかかったこの日、
帰宅したのは家を出てから6時間半後でした。
遅い朝食と投薬を終えた小粒、
疲れたのか久しぶりに熟睡しました。
ん?
よく見ると鼻血が…
ちょっと鼻血も増えてきたね…。
翌6/2の朝、久しぶりにドッグフードを食べました。
病院での点滴が良かったのかな?
それともステロイドの副作用がもう出た?
とにかく、たくさん食べてくれて嬉しかった~♪
その日の深夜0時過ぎ。
寝た状態でお尻から出血している小粒に気が付きました。
布団もお尻も血だらけです
体についた血は拭き取り、
布団はタオルをかぶせてとりあえず終了。
あ~血生臭い。。。
1時40分、ごそごそする小粒に起こされて見たら
また出血しています。
しかもさっきより多い
体を拭き、布団にはバスタオルをかぶせて終了。
血のニオイが。。。
4時半、また起こされました。
お尻の血を拭いた後、小粒はよろよろとトイレへ。
赤黒い下痢を大噴射し、鮮血を垂れ流しました。
360度に飛び散った血便の真ん中で
動けなくなった小粒が固まっていました。
慌てて救出、そして小粒の体を拭き拭き拭き…。
もう血が落ちてこないことを確認した後、
過去最悪に汚れたトイレをカメラで撮影。
『殺人現場ってこんな感じかしら』
『子犬や子猫なら致死量だろうなぁ』
そんなことを考えながらトイレを掃除。ふぅ~。
横になる小粒を見ながら『もうお別れなのかなぁ…』
そしたら眠れなくなっちゃって、
小粒を眺めながら朝を迎えてしまいました。
姫ちゃんも心配してくれています。
ありがとね、姫。
お尻の出血は朝も少しありましたが
トイレではおしっこのみ、下痢は止まりました。
散歩はパス。
ペーストご飯を3杯食べられたので
通常通り投薬しました。
あれ、ペーストご飯が鼻についてる
念のため獣医さんに電話し、
抗がん剤を少し中止することにしました。
下痢の原因は多分ですがドッグフード。
もうカリカリを消化できないのに
たくさん食べさせてしまった私のミスです
ペーストご飯だけにして、便が落ちつくようなら
抗がん剤を再開します。
もう色々あり過ぎるけど、
今のこの時間も二度とない瞬間。
そう思うとひたすら尊い。
あぁ血よ止まれーーーっ!!!
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