山形新幹線開業の頃

2020-05-31 | 鉄道
今回も、PENTAX FILM DUPLICATORでデジタル化した昔の写真を見ながら、遠い思い出に浸る。

山形新幹線開業直前に乗った「つばさ」の旅。前回に続き写真をちょっとだけ追加。


◇山形駅(当時の4番線、今の6番線)に入線する つばさ2号


◇1日1本限定の「上野」行きが、あこがれだったなあ。


◇郡山駅で遭遇したオリエントサルーン
牽引機は磐越西線専用機(?)のED77。翌年(1993年)までには引退したはずで、最初で最後の写真かも。


◇帰り道、福島駅地平ホームにたたずむ400系
両サイドには715系も健在で、さすがに時代を感じる。

山形新幹線が「新幹線かどうか」はともかく、山形県南部の鉄道が大きく変化した1992年。
ところで、東北新幹線開業は1982年だから、わずか10年後に山形新幹線が開業し、それから30年近く経過したといえる。しかし、不思議なことに山形新幹線開業は「ついこの前の出来事」、東北新幹線開業は「すごく昔のこと」に感じられる。私の成長が止まったままなのかもなあ(永遠の中二病?)。

PENTAX FILM DUPLICATOR の続き

2020-05-23 | 写真・カメラ
5月連休を前に購入したPENTAX FILM DUPLICATOR。昔撮ったフィルムをデジタルカメラで撮影するという、ハイテクなのかローテクなのかといった道具だが、その効果はなかなかのもの。
ところで、当初は電気スタンドやフラッシュを使って作業していたが、色味が「?」だったり、ライブビューでのピント合わせがやりにくかったりと若干の不満が出てきたので、LED照明を買ってみた。

◇左上がLEDライト 右下のライブビュー画面を見ながらピントや露出を調整

購入したLEDライトはPhottix M180、スマートフォンやビデオカメラでの使用を想定したものらしく、価格は約9,000円也。モバイルバッテリーとしても使えるので、万が一「思ってたんと違う」場合でも無駄にはならないだろうという保険的な気持ちも。
で、実際のところ、なかなか良い買い物であった。

◇山形駅に到着する つばさ2号(秋田→上野) 1992年6月28日

やはりライブビューでピント合わせをできるのは非常に楽だし、PENTAX一眼レフのピクセルシフト機能(リアル・レゾリューション・システム)で解像感の高いデータが得られるのもありがたい。

ところで、上の写真を見ながら当時のことを思い出してみる。山形新幹線開業3日前の6月28日(日)、最後の485系つばさを見るべく山形に出かけ、そのまま郡山まで乗ってしまったんだっけな。当時は山形新幹線工事のため、つばさは仙山線経由(基本的に仙台発着)での運行となっていた。また、1日1往復は仙台から東北本線経由で上野まで乗り入れており、私はその「つばさ2号」を選んだのであった(つまり、山形→仙台→福島→郡山を乗車)。道中のことは忘れたが、郡山から先、上野まで行ってみたいという衝動に駆られたことは覚えている。

ついでに、写真をよく見るとつばさ2号は9号車を先頭に山形駅に入線している(ブログ画像では見づらいが、現画像では完璧に解像しているのだ!!)。これは通常とは逆であるが(通常は奥羽本線基準で福島方が1号車、秋田方が9号車のはず)、山形で方向転換して仙山線に向かうので、東北本線内で上野方が1号車になるように調整したのだろうか。一方で、編成そのものは奥羽本線基準で逆転していないように見える(←前言撤回、改めて鉄道ファンなどを見直すと、おそらく奥羽本線内で逆転していたと思われる~自信が無くてスミマセン)。編成の異なる上野直通列車以外も同様の措置になっていたのか、当時の時刻表でもあればなあ。
さらに、9号車はクハ481-347のようだ。私は今の今まで、つばさは電車化後のごく初期を除いて1000、1500番台のみと思っていたのだが、調べてみると秋田には300番台も在籍していたのね・・・。今更ながら、認識を改めた次第。

フラワー長井線にお客様がやってきた

2020-05-17 | 鉄道
それはEast i-D(イーストアイ ダッシュ ディー)、お客様というよりは仕事人かな。

おそらく年に一度フラワー長井線を検測しにやってくる。タイミングが合えば「鉄道ダイヤ情報」にダイヤが掲載されるのだが、今年はまだ未掲載かつ新型コロナの影響で6月号(5月発売号)が発売中止とあって、残念ながら情報がない。

と思っていた矢先の5月16日(土)朝10時過ぎ、「気配」を感じて窓の外を見るとEast i-Dが荒砥方面に向かって通り過ぎたではないか。休みの日にやってくるなんて、なんてラッキーな。早速その日の予定を(ちょっとだけ)変更して、マスク装着にてEast i-Dを見物することにした。

◇田植え前の時庭付近を行く きれいな水鏡にならないのが残念!



◇赤湯にて 宮内側のキクヤE193-1がちょっとだけホームをはみ出している


◇今泉に戻ってきた 2番線:フラワー長井線下りホーム


◇米坂線ホームへ向けて入れ替え開始

◇ちょっとだけ駅を行き過ぎて

◇入れ替えが終了し、お帰りの準備 4番線:米坂線(主に)下りホーム

◇15:00過ぎ、4つのホームがすべて埋まる
 3番線は新鋭のGV-E400・・・営業運転では初めてのご対面

◇手ノ子~羽前沼沢 新緑の米坂線を戻っていった

ところで、今回のダイヤは3年前(2017年4月26日)とほぼ同じ(今泉→荒砥→赤湯→今泉)と思われる。フラワー長井線も米坂線もほとんどダイヤが変わっておらず、かつ線路容量的にもさほど余裕がないだろうから、もはや変更する余地がない??おかげさまで、鉄道ダイヤ情報2017年5月号が大変役立ったのでございます。

ゴールデンウィークの暇つぶしに

2020-05-10 | 写真・カメラ
今年の5月連休は強制的に引きこもり生活かあ。ならば、昔撮ったフィルム写真のデジタル化を進めようかな。でも、スキャナでの読み取り画像がいまいちなんだよなあ。



そんなことを考えていた4月のある日、PENTAX(リコーイメージング)からのダイレクトメールで「PENTAX FILM DUPLICATOR」のアウトレットの存在を知る。確かに安いけど・・・安くないんだよなあ・・・。でも、きっと画質はいいんだよなあ。

そんなことを考えているうちに、現品が我が家に届きました。

装置というよりは、器具(治具の集まり)って感じですな。光源は、基本がフラッシュ(ストロボ)、最近だとLEDライトなどもおすすめとのこと。とりあえずの試運転として、電気スタンドの光で撮影してみよう。

[元の写真]
 カメラ CONTAX T2
 フィルム フジクロームベルビア(RVP)

◆ PENTAX FILM DUPLICATOR + PENTAX K-1 Mark II


◆ フラットヘッドスキャナ(CanoScan 9000F Mark II)


縮小サイズでも解像感の違いは明らか・・・FILM DUPLICATORすごいなあ。フィルムってこんなに情報量あったんだ~、と見直した次第。
もちろん、FILM DUPLICATORもスキャナも使いこなしていると言えるレベルにはないので、いろいろトライできる楽しみができたぞ。

ちなみに、ネガ・ポジとも撮影条件などをいろいろ試しているうちに、5連休は終わってしまい、フィルムのデジタルデータ化はほとんど進まずじまいでありました。

ひさびさに米坂線でカメラを構える

2020-05-08 | 鉄道
サーバ容量の制限と、写真の整理のしやすさ=私のずぼらさのバランスをとるべく、ブログといふものを私もしてみむとてするなり。

2019年11月、米坂線などを走っていたキハE120が2020年3月改正から只見線に移ることが発表された。んでもって、デザインなどが只見線仕様に変更された車両が米坂線を走っているようだ。期間限定に弱い私は、ひさびさに米坂線にカメラを持って繰り出すことにした。


◇キハE120 只見線仕様 1月某日 雪が皆無の小国駅にて

ところで、どの列車を狙うのか、少々作戦が必要であった。キハE120は保安装置(ATS)の関係で新潟駅発着となる快速べにばな(3821D、3822D)と、同一運用となる米沢~今泉の午後の2往復(1143D、1144D、1145D、1146D)には充当されない。時間帯を考えるとちょっと惜しい・・・。朝寝坊の私に優しい1129D(今泉11:01発)と1131D(同13:00発)の2本の坂町行きをターゲットとしよう。
※運用のパターンとして、1131Dに充当された車両は、翌日の1129Dとして走るらしい。

この年は全くといっていいほど雪が降らず、1月に入っても「これぞ米坂線」といった雰囲気がなく残念。キハE120只見線仕様が2連でやってきたので、乾燥路面の国道113号線をゆるゆると追いかけてみることにした。


◇犬川~今泉


◇手ノ子~羽前沼沢


◇伊佐領~羽前松岡

その後も週間天気予報を見ながら、雪降らないかな~と天に祈る。何度か粘った末、ほんのちょっとだけ雪のある写真が撮れたぞ!!


◇犬川~今泉


◇手ノ子~羽前沼沢


◇手ノ子~羽前沼沢


◇伊佐領~羽前松岡


◇伊佐領~羽前松岡

そしてキハE120は米坂線から去って行った。


【後日追記】
もともとのE120のデザインは下の写真のように黄色(オレンジ)が基調であった。車両側面中央には「オコジョ」が描かれていて、かわいかったなあ。

萩生~今泉 後方の道路照明がうるさいですが、ご了承のほど