フラワー長井線に「ハミ電」が登場。

2023-04-29 | 鉄道
タモリ倶楽部が終わってしまった・・・。最近では保存用に録画している唯一の番組だったので、とても残念。
ところで、タモリ倶楽部の鉄道ネタのひとつとして、かれこれ10数年前に放送されたのが「ハミ電」。その「ハミ電」が、フラワー長井線でも見られるかもしれない!?と、4月22日(土)の朝から出動。
※今回に限り、フラワー長井線は「電車」じゃないだろうというおきまりのツッコミは無視することとする。

「ハミ電」とは、列車全体がプラットホームに収まらない(ハミ出る)状態で停車すること。この場合、ホームにかからないドアは、安全のため開かない対応が取られる(ドアカット)。なぜフラワー長井線で「ハミ電」が見られるかというと、全線開通100周年イベントとして「ラッピング車両4両連結運行」が企画されたからである。告知にもあるように4両編成での運行は史上初であり、各駅が3両編成対応のフラワー長井線において、おそらく1両がハミ出ることになるだろう。
荒砥駅での連結作業の手順も興味深いところで、まずは荒砥駅に向かう。

車両基地(車庫)にて、さくらラッピングのYR-884が覗いている。この日の企画のためだろうか、4両編成用の停止位置目標が掲示されている。

車庫から出てきた3両(YR-884 さくら、888 ダリヤ、886 あやめ)が、側線にて一時待機。

1両編成の205D(YR-883 紅花)が荒砥駅に到着し、お客さんが降りてくる。その間に、側線から3両が転線し、赤湯方から近づいてくる。

結局、連結の手順はこんな感じだった。



ということで、無事「ハミ電」が完成。

※荒砥駅到着後の車両を、ホームの先に「逃がす」手順は、折り返し時の車両交換などで時々見られるようである。

その後、ラッピング車両による4両編成は、210D~209Dとして、荒砥~赤湯を1往復した。
本来は、1日中追いかけたいところだが、この日の午後に参観日やPTA総会などがあって、泣く泣く午前中のみでサヨウナラ。

時庭駅に到着する210D。


ここでも、しっかりと「ハミ電」となった。

西大塚駅に到着する210D。ラッピング車両が、きっちりと(左から)白鷹・長井・川西・南陽の順番で並んでいるのが素晴らしい!!

西大塚駅は発車する210D。レンズの選択を誤り、最後尾がフレームからハミ出してしまった・・・。


一方、同時間帯のもう1運用は、YR-882(シンボル車両)が黙々とこなしていたのであった。