心景色のままに

花、空、人・・・こころのあるがままに書き綴った詩、写真。

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花を一輪

2005-10-10 20:13:12 | Weblog
幼い頃の想い出は

スライド写真のように

その一場面だけは

はっきりと・・・


母が恋しくて・・泣いた夜の記憶

可愛いちょうちん袖のピンクのブラウス

初めてヒトデを見た  釣り船の中

ラムネビンのビー玉の不思議に出逢った日


商店街のなだらかな坂道を下り 

手焼きせんべいの 焦げたお醤油の匂いを 過ぎると

角の大きな八百屋さんで いつも 大きなスイカを買い

歩いて行った・・・祖母の家。

一つ違いの 兄にくっついて遊んだ・・あの街。

幼かった記憶は やけに鮮明で

殆どがあの頃のことばかり・・

きっと、小さな私にとって 

あまりに初めてづくしの日々だったのでしょう。


懐かしい・・・祖母の記憶。

叔母から 譲り受けた・・祖母の着物・・。

年を重ね、懐かしく思う 『縁』

懐かしい  思い出に・・  

           花を一輪


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1 コメント

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自分の中に流れるもの・・ (物想い人)
2005-10-12 04:04:16
『祖母から』



父たち兄弟へ・・

受け継がれた記憶。



女として

叔母へと

受け継がれた記憶。



そして・・



叔母から

受け継がれた・・祖母の記憶。

譲り受けた・・着物。



伯父が切れ端でも・・欲しいと言っていた

『母親への想い』・・祖母への想い



自分の中に生きる血の道筋



私の中に・・確かに

生き続けている「DNA」の継承















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