飛田武りんご園

長野県千曲市上山田温泉の近くに位置するりんご園の日常です。
犬(ラブ)ねこ好き 愛車の1978年SR400初期型も

sentei

2015-04-08 15:24:22 | りんご
久しぶりの記事です。
ずっと1月初旬から剪定作業の毎日でした。
当園のリンゴの木は台木が丸葉台で大きく枝を張ります。昔からあるリンゴの栽培技術です。
過去には「わい化栽培」と言われる栽培方法も行いましたが、どうしてもりんごがマズイ・・・もとの栽培方法に戻ります。
この わい化栽培ですが、農協や県では過去に何回も失敗しているにもかかわらず懲りずに進めるのです。
なぜ県や農協は進めるのか?
生産量が少なくなっているのです。県も農協も生産量確保のために、わい化栽培です。
わい化栽培は外国で加工用りんごを作るために発達した技術です。管理が楽なように木を小さくし、根が張ってくると耕運機で耕して根を切り、枝が伸びるとバリカンで生垣のように落としてしまいます。
つまり生産者の高齢化や会社退職者が新規就農しやすい様に技術を必要としない栽培方法なのです。
でもとってもまずい。
剪定はとても難しい技術です。私も一人で枝を切れるようになるまで7年掛かりました。
この町内でも私が参考にできる剪定技術の持ち主は2人ほどです。
農協などでは剪定講習会を頻繁に開きますが、いろんな人が来て、いろんな言い方をするので、基本が理解できていないとますます解らなくなります。
確実に言えるのは、剪定の出来ていないりんごは不味い。
あんずの花が咲いていますが、雪が降りました。
あんずは全滅かもしれません。

コメント
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