昨夜は「ハンガー」をDVDで鑑賞しました。
目覚めると、古い井戸の底のような、真っ暗な空間にいることに気付いた面識のない5人の男女。
翌日、灯りが灯ると、まさしく大きな枯れた井戸のような空間にいて、ドラム管4本もの大量の水と、鋭利なメスが置かれていることに気付きます。
そして、トイレも。
水だけはいくらでも飲めるけど、食う物はない、という極限状況。
そして、ビデオカメラの映像で、古井戸の人たちを観察する紳士。
クラシック音楽を大音量で流しながら、洒落た書斎のパソコンから、5人を観察します。
時折紳士の子ども時代と思われる映像がフラッシュバックし、紳士は子どもの頃自動車事故に合い、助けがくるまでの何日間かを、運転していた親だか親戚だかの肉を食うことでしのいだらしいことが暗示されます。
すると、5人を古井戸に閉じ込めたのは、極限状況下においては人は誰でも人肉食を行うことを証明したかったのでしょうか。
5人のうち4人はおかしくなっていき、あるいは殺して食い、あるいは殺されて食われます。
最後まで死肉に手をつけない女を見て、紳士はいらつきます。
そして紳士は、女と最終的な決着をつけるべく、古井戸に降りていくのです。
題材は面白いのですが、脚本が悪いのか、冗慢な感じがしました。
5人にも、犯人たる紳士にも感情移入できず、残念な映画です。
HUNGER ハンガー [DVD] | |
スティーヴン・ヘンチェス,F.X.ヴィトロ,L.D.ゴフィガン | |
メーカーオリジナル |
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