真実の扉

「何もしないことをする時」「何も考えないことをする時」・・本当の自分の扉が開く

今を生きる7 (解からないと認める)

2012年09月24日 21時25分56秒 | 無思考の時代へ

私は問題を考えていて、答えが解らないとき、短い瞑想をして問題を解くことがよくあります。

この文書もいま、そのようにして書いています。

その時の心境は、「私(小我)には解りません」と、自分が問題を解けないと認めるのです。
見栄を張らずに「解らない」と解らない自分を受け入れるのです。
それは自分の考えを放棄するとも言えるのです。

思考能力しか持たない小我のポジションを放棄する、手放すということです。

考えても解からない(実際、考えるだけでは真理はやってこない)ことを認めるのです。

それこそが、あるが侭の自分に戻ることです。
それによって大我から分かれている魂を通じて、全体意識からメッセージが届くこととなるのです。

手放すとは思考にのめり込むことを手放すことであり、それは小我の支配から解かれるということであり、本当の自分である全体意識の中に溶け込むことでもあるのです。

その状態をどのように表現するかは大変に難しいことですが、
問題提起しておいて、思考空間をさまよいながら、その裂け目を窺がうように待機する、と表現したら良いでしょうか。
ぼーっと空からやってくる答えを待つという感じでしょうか。

かろうとするのではなくて、かる状態になるということです。
考えている自分ではなくて、観察している、見詰めている自分であるということです。

 拙書、真実の扉の序章・・「解かる」「判る」そして「分かる」・・参照

まず答えが来ないかもと心配することはありません。
来るのが当たり前という心境でまな板にのるのです。
それでこそ初めて無になって自分のすべてを捨てられるのです。
だから天を疑っていては答えはやってきません。

しかし無になると言っても決して思考を完全に止めているわけではありません。
思考を完全に止めてしまったら、人間が人間として戴いた価値を放棄したことになります。

応援のClickしてね


大自然の中では、空も雲も、海も大地も、川も湖も、鉱物も植物も思考しません。



動物だって思考はほとんどせず、本能優先モードで行動をしています。



人間は思考力を持ったが故に、自然の中にあるエネルギーに同調しなくなってしまったかのように、精神が欲するがままに、肉体が欲するがままに、欲心にリードされて考え続けています。
それ故に人間だけが大自然の中で不自然な生態を体現して歩み続けてきたかのようです。

だから、
自然と共にいる時間をもっと作りましょう。
森の中を、林の中を、高原の中を歩きましょう。もっと海を眺め臨みましょう。




そんな自然が身近になければ公園の中を歩きましょう。
体が辛くそれもできなければ、家の中を花などの植物で満たしましょう。
犬や猫を飼って癒されましょう。

考えてばかりいてあるが侭に生きられない人間が彼らに癒されるのは、人間たちにない素直さがあるからです。自然にあるが侭に生きているからです。
赤ん坊の無邪気な目と笑顔に大人たちが癒されるのも、同じことです。

自然も動物も、人間の赤ちゃんも小さな子供もあるが侭です。大人の人間だけがあるが侭を忘れてしまいました。

人間だけが、自分は幸せだと考えて悦に入ります。
人間だけが、自分は不幸だと考えて悲しみます。
人間だけが、過去を悔やみ、未来を憂います。

自然にも動物たちにも今しかありません。
だから彼らに学びましょう。

しかし喜怒哀楽も人間のあるが侭だと考えられる方も居りましょう。
確かにそれにも一理あります。人間だけが背負ったハードルでもあります。

人間だけが思考をいただいたのも、それを超越する能力があるからです。
だから神様は、人間に思考力を与えたのです。
人間だけに思考の空間を作ったのです。

しかしもうそのとき ― 思考に嵌まったままのとき ― は終わりつつあります。
考えて考えて、自分を割いて、社会を割いて、国を割いてきた時代はもう終わりにしなければなりません。
二極の世界から、いま人類は飛び立とうとしているからです。



その儀式の始まりが、3年後なのか5年後なのか、私には分かりません。
しかしいま、変化の兆しを感じ始めています。
多くの人がすべてを包み込み、受け入れて、全体意識に戻ることを、宇宙はいま待っているのだと感じることができます。

 関連記事:無思考の時代に

思うところがあったら Clickしてね。。。


初めてご訪問の方は「真実の扉」ホームページにも是非お立ち寄りくださいませ

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ホルミシスシート制作中! | トップ | エゴは思考が大好き »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
動物の思考能力の有無について (はち)
2014-01-16 12:45:59
この記事には

動物だって思考はほとんどせず、本能優先モードで行動をしています。

と書いてあるのですが

禁断の実がくれたもの
http://blog.goo.ne.jp/tobira2002/e/f25fa8ccaa03153e51470f83ceac871d

この記事を読むと動物には思考能力はゼロのように思えるのですが?

感謝







返信する
はちさん (とびら)
2014-01-16 14:47:57
動物に思考が100%動物にないか分かりませんが、
思考能力としてそれを生活に生かせるものではありません。
生活に生かせなければそれは人間が認識している思考ではありません。

動物に思考力を与えるということは自由意思をも与えるということになり、それではとんでもないことになってしまいます。

秩序・調和が存在しなくなります。

有難うございました。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

無思考の時代へ」カテゴリの最新記事