(「宇宙の理」2018年7月号より)
アポトーシス5 より続く
アトポーシスで公開したつもりの記事に抜けがありました。
申し訳ありませんでした。
アポトーシス1
アポトーシス 2
アポトーシス3
アポトーシス4
アポトーシス5
細胞の自発死と人間の自殺
細胞は思考しませんが、自律神経で動き、働きます。またDNAという本能行動の元を持ちます。これが子孫の継承を意図したアポトーシスという自己犠牲の死(自発死)を選びます。
このDNAの自発死というアポトーシスの波動が人の自殺と関りがあるという可能性があるとしたら、人が自殺したいなどと思わないためには、常に前向きに細胞を元気にしておかなければなりません。
そのもっとも有効なコツは、全ての現象は自分が進化成長するために起きてきている、ということを心底理解することです。
大事な家族が亡くなって死にたくなった。破産して大変な借金を抱え、どう生きていいのか分からなくなって死にたくなった。もう君を愛していないと言われた女性が失恋して死にたくなった。もう君は必要ないとリストラに遭(あ)った男性が死にたくなった。
こういった自殺願望は、そもそも私たち自身の細胞のDNAにそのメカニズムがしっかりと組み込まれているのです。
ですから細胞が集合している人間が死にたいと思うのは、極々当たり前のことなのかも知れません。
このアポトーシスの最も激しいのが脳細胞です。
血流が滞り、ブドウ糖の配給量が減ると脳の神経細胞はアポトーシスを始めます。
子孫繁栄とあまり関係のない細胞ほどアポトーシスしやすのです。
ボケないためには、強く正しく前を向いて生きることです。
思考が自殺の元
動物の執着心は、本来は執着ではなく本能です。
だから必要な分しか求めません。狩りもそのとき食べる分だけの獲物の狩りをします。
人間の執着心は欲です。だから冷蔵庫に食材を溜め、銀行にお金を貯めようとします。
繰り返しますが、人の自殺の元はストレスです。
ストレスは思考が心配心を生み発生させます。
ですから考えなければ自殺は起きないのです。それ故、動物は自殺しません。
幸せでありたければ考えないことです。とはいっても人間は考える動物です。
人間は考えるという経験をして、思考を超越することを学んでいます。
つまり洗心を通じて神となることを学んでいるのです。
自分の存在意義、そこに焦点を当てて役割のエネルギーに触れてみましょう。
お互いがお互いを想い、助け合う連帯意識の心が大切なのです。
参考文献:「不老改革(ビオ・マガジン発行)」春山茂雄著
アトポーシス5より
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