同居人は化け猫!
第7章 さぁ実家へ!
2.ちょっと羚歌さん!?
羚歌さんに渡された手紙は、実家からだった。
なにやら紙がたくさん詰まっている。
「うわ、なにこれ……。」
見てみると、全部文字だった。
読むこっちの気にもなってほしい。
読む気失せるーとか思いつつ目を通してみた。
『冬夜へ
はっはっは、元気かーい?
お父さんだよー!
すばらしい学校だと聞いたが、エンジョイしてるかいっ??』
「…………。」
『羚歌さん情報によると、春海ちゃんもそっちの学校らしいじゃないか。
いやぁ、モテるな冬夜!』
「意味わかんね…」
『お母さんは冬夜が行った次の日からウキウキしててねぇ。
晩ご飯はカレーだったよ!』
「ちょっと、それ俺の好物っ!?ひどすぎでしょ!?」
『ウソだが。』
「ウソかよっ!!」
冬夜はそこで読むのを諦めた。
こんな文面につきあってられないし。
「あれ、読むのやめちゃうの?」
羚歌さんが残念そうに言う。
おおかた、冬夜の反応を見ておもしろがっていたんだろう。
それに対して冬夜はため息混じりに言う。
「いーです。どっちにせよ帰るつもりでした…。」
「あ、でも冬夜君。最後の分だけ読みなよ?」
「…………え?」
何かものすごい嫌な予感。
おそるおそる開いて読んでみる。
―――――冬夜の予感は、見事に当たった。
『知り合った化け猫君も、連れてくるんだぞ?』
「れれれ羚歌さん―――っ!?!?!?」
written by ふーちん
第7章 さぁ実家へ!
2.ちょっと羚歌さん!?
羚歌さんに渡された手紙は、実家からだった。
なにやら紙がたくさん詰まっている。
「うわ、なにこれ……。」
見てみると、全部文字だった。
読むこっちの気にもなってほしい。
読む気失せるーとか思いつつ目を通してみた。
『冬夜へ
はっはっは、元気かーい?
お父さんだよー!
すばらしい学校だと聞いたが、エンジョイしてるかいっ??』
「…………。」
『羚歌さん情報によると、春海ちゃんもそっちの学校らしいじゃないか。
いやぁ、モテるな冬夜!』
「意味わかんね…」
『お母さんは冬夜が行った次の日からウキウキしててねぇ。
晩ご飯はカレーだったよ!』
「ちょっと、それ俺の好物っ!?ひどすぎでしょ!?」
『ウソだが。』
「ウソかよっ!!」
冬夜はそこで読むのを諦めた。
こんな文面につきあってられないし。
「あれ、読むのやめちゃうの?」
羚歌さんが残念そうに言う。
おおかた、冬夜の反応を見ておもしろがっていたんだろう。
それに対して冬夜はため息混じりに言う。
「いーです。どっちにせよ帰るつもりでした…。」
「あ、でも冬夜君。最後の分だけ読みなよ?」
「…………え?」
何かものすごい嫌な予感。
おそるおそる開いて読んでみる。
―――――冬夜の予感は、見事に当たった。
『知り合った化け猫君も、連れてくるんだぞ?』
「れれれ羚歌さん―――っ!?!?!?」
written by ふーちん