先日のハルカがパウダーの滑りに悩んでいるということで、自分なりのアドバイスをと。ここでは細かい技術云々より精神的なことを。
パウダーに限らないのだが、ドロップインする際に気をつけること。
急斜面だったり、硬い雪面だったり、どうしても恐怖心が先行しがちだが、そういう時こそリラックスすることが大事。
ドロップポイントで笑いながら話をしていて、「じゃあ、行きます~!」っていうぐらいの方がいい気がする。
良く人にいうのは、大きく3回深呼吸をさせる。これでかなり肩の力が抜けるはずだ。
肩に力が入っていると全身が緊張状態になっているはずだ。この状態でドロップしてもあまりいいことはない。適度に力が抜けている状態でないと、咄嗟に身体は反応出来ないからだ。精神的なことだけどかなり重要。ここ試験に出るよ(笑)
冗談はさておき、実際の技術というより滑っているときのアドバイス。
全身の力を抜いてとは言ったがこれでは滑れるわけはない。滑りの最中は膝に意識をした方がいい。これも気にかける程度でいいと思う。うねり、ギャップ、雪質の変化など板から伝わるものを膝で吸収してバランスをとる。
膝を柔軟にして、両手を軽くひろげ、お腹にボールを軽く挟むように上半身を構える。この基本姿勢をとれれば、大概は滑りに余裕が出来るのではないかと思う。
身体のバランスがどうも悪いと感じるのなら、センター過重だの後ろ過重だの気にする前に両膝を内側に寄せてみて欲しい。
これで板に乗るバランスが格段にあがるはず。加えて後ろ膝を曲がりたい方向にゆっくりと入れてやるとなおいいかもしれない。
対軸に意識して腰の位置を確認する。そして上半身は曲がりたい方向にゆっくりと向ける。前の手でリズムを作り全身をリードしていくと良い。身体が遅れるようなら、後ろ手を意識して前にもっていくといいだろう。
全てパウダーのためではなく、基本的なことを伝えている。つまり普通にゲレンデを滑れない状態ではパウダーを滑ることも無理ということになる。
ただゲレンデと違うのは、ゲレンデではルーズでもターンができるが、パウダーのなかでは適当にルーズにはターンが出来ないということ。咄嗟にはターンは出来ないということ。
ゲレンデより早めに先行動作をおこし、ゆっくりとターンに導入していく。急激な動作は板がついてこれないので、バランスを崩したり転倒の原因になりかねない。
そのために前方を常に確認して早め早めにラインを確認して安全に滑っていくことが必要になってくる。
変な話だが、自撮り棒を前の手に持って滑るのが基本姿勢に最も近いということ。
反対に自撮り棒を持って滑れるのなら大概のところは滑れることになる。
両手を使ってカバーしなければならないときはマイナスにはなるが。
雪質の違い、雪深の違いで、微妙には変化させないとだけど、楽しく滑っていればきっと上手く滑れる日が来ると信じてます。
とにかく、数をこなして経験する事でしょうね。
がんばれー!