祝日の4日、前日の動画とブログをまとめようと思っていたのに、朝は普段通りに起きると、今日も天気良さそう・・・
今日は山はお休みと考えていたが、夏山ももう終盤戦。行けるうちに行っておきましょうか。
時間も時間なんで比較的近場へ。
雌阿寒岳に行くのだが、野中温泉から登り、剣ヶ峰まで下りて行こうと思っている。まだここには行ったことがない。そもそも、阿寒湖畔側から登るコースを歩いたことがないのだ。
家を6時過ぎに出て、野中温泉には8時前には到着したと思う。
野中温泉に向かう途中だが、雌阿寒と阿寒富士にだけ雲がかかる。😫
登山口に近い砂利の駐車場に入っていくと、なんと、見たことある車が!
そして見たことある人物が!
「お~い、タカシちゃ~ん」
偶然にもタカシに会った。
車から下りて話をすると、なんとこれまた偶然にも剣ヶ峰に行くという。
じゃあ剣ヶ峰ピストンもなんなんで、1台をここにデポして2人で阿寒湖畔側の登山口から縦走スタイルで剣ヶ峰を経由して、雌阿寒岳に登頂、下りは野中温泉へと縦走スタイルをとることにした。
タカシはもう出発間際だったので準備OKの状態、即タカシを車に乗せて阿寒湖畔の登山口へと車を向けた。
温泉街の外れにある入り口から林道に突入。約5kmほどの分岐に駐車場があった。そこに入山ポストがある。
まずは林道を行く。
しばらくして本当の登山口がある。
ここから本格的スタート。
タカシはこのコースに来ているらしいので心強い。
まずは緩やかな樹林帯を進む。
久々の再会ゆえに話が尽きない。
ほとんどしゃべりっぱなしで、なんだが途中までコースをほとんど覚えていない。
とにかくなだらかなコースを進む。
コースも整備されているみたいで、道迷いの心配は無さそうだ。
ハイマツ帯に入り、トンネルを進むと目の前に剣ヶ峰が姿を現す。
まるで阿寒じゃないみたいだ。
野中温泉からもオンネトーからも、ないような風景にしばし見とれる。
ここは1度は来てみるべきところだな。
やがてハイマツも消え、殺伐とした場所へと姿を変えた。
剣ヶ峰、マチネシリの腹を巻くように登っていく。
やがて望岳台からの十勝岳へ向かう、グランド火口のような異次元な世界に変わっていく。
やがてコルに着き、剣ヶ峰に向かう踏み跡にさしかかる。
実際には正規の登山道ではないのかも知れないが、踏み跡は明瞭なので行かせてもらう。
ザレ場からガレ場、ほんとの上は大岩の上になった。今までも見えてはいたが、前に遮るものがない状態で阿寒湖が目の前に広がる。
それにしても雄阿寒岳の存在感は半端ない。前日の藻琴山にしても摩周岳にしても、そこから見る雄阿寒岳は立派におのれを主張している。だがこの雄阿寒岳はまだ未踏。来年の課題とすることにしよう。
さてと雌阿寒岳目指して行きますか。
登山道に復帰して火山灰地を進む。
小尾根状を行くと阿寒富士が今まで見たことのない形状なのに気づく。こちらからは円錐形でもなければ、ザレ場でもなく爆裂火口のようなゴツゴツした沢をまとった山に見えるから不思議だ。これが俗にいう裏の顔なのだろうか?ほんとはこちらが本当の顔なのか?
ここまでも比較的勾配は緩い。
最後の雌阿寒岳山頂へ登りだけがきつそうに見えたのが、ジグを切りながら最後は大きくトラバって稜線に出る。思ったよりきつくもなく楽に登ってこれた。
こちら側から見る雌阿寒岳は、十勝岳の新得側から見るような姿に見えた。
稜線分岐から少しで雌阿寒岳ピーク。
ここのピークはピークらしさがなく、だらぁっとした先にある。
ピークには、ジャージにスニーカーという姿で、ザックも背負っていないものもいる4人組のハイカー達がいた。登山者とは呼べないようなスタイルなので、あえてハイカーと呼んだが、寒さで震えていた。見かねてタカシが1人に持っていた軍手を差し出した。感謝していたが強烈に山の洗礼を受けたことだろう。
これを期に装備を整えてまた山に登ってくれることを希望したい。
そんな彼らを見守るような形で、ゆっくりと下り、暖かくなった場所から自分たちは通常のスピードで野中温泉まで下りた。
あとはデポした車をとりに行き、タカシと別れた。
今回もなにも連絡なしで、こうして2人で縦走ができた。
2人だったためなのか、どうかわからないが、阿寒湖畔からのコースはとても良いものに感じた。
ひょんな偶然から昨シーズンほとんど一緒に滑った仲だが、今回も含めて偶然だと思っていたことが必然だったのでは?と改めて思う日になった。
もうすでに相棒ではなく友に感じる1日になった。
今回の動画はそんな気持ちを込めて編集しました。
それでは😀