おもしろい本がない。
おもしろい話題もない。
夏は枯れている。
こういう時には、なるだけお金を使わず、ゴロゴロしているに限る。
聖書の言葉を思い浮かべている。
カフカの主人公は、匿名のKとかいう人物らしい、、
私は、いささかカフカにもう疲れはて、日本版カフカの安部公房に振り向きつつある。
安部公房、そう砂の女、映画でも見た。
安部公房、今の日本が砂の女なのかもしれない。
本屋に行った。
外はすごく暑い。
政府の電気代補助は、最大の政権延命策だ。
世界で一番高い電気代をどうか、恒久的に抑えて欲しい。
考えることはただだ。
そして行動しなければ、なおよい。
ただが完成する。
下宿は、人をつくり、
アパートは、無言文化をつくる。
人生は、暇つぶしだ。
ひとりでもなんとかなる。
最近、木村靖二の第一次世界大戦の本を読んでいる。
それによると、現代国家は、総力戦を戦わなければならないが、それは物的、人的資源の箱数であり、それが欠けた帝国は崩壊する。
第一次世界大戦は、帝国の崩壊をみた。
では、現代の国家はどうであろうか。
死力を尽くして戦っている日本もアメリカも、極大化する格差の空洞が、国内を蝕んでいる。
少子化、若者労働力の売り手市場というが、離職率は高い。
おまけに、AI化が労働環境を絶えず激変させる。
最近、ふと、世界史をしようという声に、耳を傾けた。
私は、物的なものもないが、気力に欠けている。
総力戦には向いていない。
というか、日本軍は、どうも、兵隊は食べなければ死んでしまうということが、分かっていなかったのではないか、
どうも、今の日本もおなじらしい。
オリンピックも、なんでも精神論。
物価は上がるが、賃金はあがらない。
これでは、やる気に欠ける。
食べ物に困っているのに、テレビでは、たべものを粗末にし放題。
これはもう別世界。
腹がへった。
この世界は、消費を極限にまで、煽って、利益を極大まで推し進める一方で、庶民は、幽霊になるまで痩せ細る、そんな社会だ。
幽霊は働かないし、食べなくてよいが、人間は兵隊と同じく、食べないと死んでしまう。
しかし、死ねないので、幽霊のようになって浮遊する。
健康で文化的など、私には、無意味化して久しい。
幽霊には、もはや力はないので、大衆運動など存在しない。
新聞も買えない、本も買えない庶民に、立ち上がれ、といっても、ロクに動ける力はないし、
アンパン一つでもありがたい状況だ。
さすがに、幽霊は、人件費ゼロだが、雇えないが、、、
古典と現代、、、読書をどうするか
ここで、岸田総理退陣のニュースがはいる。
しかし、首相の退陣とわたしの生活は、ほぼ今のところ関係ない。
強いて言えば、派閥の解体は、立派だった。
鳩派の人としてはよくやった。
しかし、政治家のことは政治家にまかせておこう。
私は、最近、8050問題について考えているが、
私のような一応60歳まで働いた独身にとっては9060あるいは9565問題になるのだろうか、と思う。