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偉大な教師

2021年01月18日 | 焼き芋みたいなショートエッセイ


         焼き芋みたいな
         エッセイ・シリーズ⑦

              『偉大な教師』


       懐かしくふと思い出す人って、
       大抵が皆、会っていて楽しかったり、じつにユーモアのある愉快だった人が多い。

       人間は笑いやユーモアが好きなのだ。心がほぐれるから。
       たとえば、真面目で硬いままの話より、
       時おり笑いを交えた話の方が心に残ることが多い。
       あるいは、高尚な
講義を、難しい言葉や言い回しで説いても(伝えても)、
       講義をしました、聴きましたというだけで終わってしまう気がする。

       子供の頃、家の近所に、

       何枚ものボロ板を張り合わせた手作りの小屋に住む
       ちょっと変わり者と評判のユニークなおじさんがいた。
       僕ら子供達が興味本位で遊びに行くと、
       いつも満面の笑みで面白い話を沢山聞かせてくれた。
       絶対にほどけない靴ひもの結び方や(これは今でも重宝している)、
       クラスの女の子からモテる方法(笑)など色々と教えてくれたし、
       何よりも、僕らをいつも腹を抱えるほどギャハハ!と笑わせてくれた。

       今思えば、いつもくったくのない、あのお茶目なおじさんこそ、
       ある意味、偉大な影響力のある教師だったんじゃないだろか。


     

              星空Cafe、それじゃまた。
                 皆さん、お元気で!











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