焼き芋みたいな
エッセイ・シリーズ⑦
『偉大な教師』
懐かしくふと思い出す人って、
大抵が皆、会っていて楽しかったり、じつにユーモアのある愉快だった人が多い。
人間は笑いやユーモアが好きなのだ。心がほぐれるから。
たとえば、真面目で硬いままの話より、
時おり笑いを交えた話の方が心に残ることが多い。
あるいは、高尚な講義を、難しい言葉や言い回しで説いても(伝えても)、
講義をしました、聴きましたというだけで終わってしまう気がする。
子供の頃、家の近所に、
何枚ものボロ板を張り合わせた手作りの小屋に住む、
ちょっと変わり者と評判のユニークなおじさんがいた。
僕ら子供達が興味本位で遊びに行くと、
いつも満面の笑みで面白い話を沢山聞かせてくれた。
絶対にほどけない靴ひもの結び方や(これは今でも重宝している)、
クラスの女の子からモテる方法(笑)など色々と教えてくれたし、
何よりも、僕らをいつも腹を抱えるほどギャハハ!と笑わせてくれた。
今思えば、いつもくったくのない、あのお茶目なおじさんこそ、
ある意味、偉大な影響力のある教師だったんじゃないだろか。
星空Cafe、それじゃまた。
皆さん、お元気で!
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