管理人・Kが 読んで参加する月刊誌「広場」に連載中の
「トキワ荘通り」通信 から
~散歩の達人~
昨年11月28日のトキワ荘企画展の時に地元で行った「永田竹丸・横山孝雄両先生のトークショウ」は、定員30名に対して倍以上の人数で会期中でも最終日に次ぐ盛り上がりでしたが、実はその時に司会とスライドの編集をお願いしたのが「散歩の達人」などのフリーライターで地元・南長崎在住の眞鍋じゅんこ・鴇田康則ご夫妻です。旦那さんは、プロカメラマン、二人三脚でお仕事をされているまさに理想のご夫婦です。
なにしろ11月に入ってからの決定企画でしたので直前に永田先生に取材に伺い、いろいろと貴重な資料をコピーしていただきぶっつけ本番でのスライドトーク。横山先生は、北海道登別にお住まいですからもう電話でやりとりして写真・資料を送っていただきました。それでもいざトークが始まるとお話しが面白すぎて時間がぜんぜん足りなくなってしまったのは、もちろん先生方の魅力が一番ですが、さすがスライドトークの達人、眞鍋さん・鴇田さんに感謝感激でした。こちらのご夫妻との出会いは去年の「散歩の達人」8月号「東京マンガ歩き」で編集スタッフとしてこちらに見えた時でした。それから地元同志ということもあり意気投合してトキワ荘関連の取材だけでなんと5日間のおつきあい。取材中に本物の「松葉のしのぶちゃん」に会えたり、新しい事実を発見したり、なんだかお互い楽しくなってしまったのは間違いないのです。そして雑誌が出来てまたびっくり。紹介場所に対比するようにあの「まんが道」の名シーンのカットが載っていました。これこそ私がトキワ荘のあった街の中で具現化したかったことの一つなのです。しかも我がトキワ荘だけではなく名だたるマンガ作品で同様の特集も。こんな贅沢な編集は、凄すぎます。しかも値段はいつもと同じ、マンガファンなら買うしかないです。
眞鍋ご夫妻にはその後もことある度に仮面ライダーのように助けてもらっていて、今回の企画展でもたくさんの出会いがありましたが、トキワ荘を通じての人間関係の広がりはこの果てしない活動のなによりの原動力になります。そうそう新発田の「寺田ヒロオ研究会」の竹内会長も企画展開催中こちらに二度も来ていただきました。先日その新発田で行われた藤子A先生の講演会に私も行ってまいりました(その様子は次回)。