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JRCのアマチュアトランシーバの最終機種JST245です。
この無線機は1994年-2002年の間に製造されていました。
フロントはNRD545とそっくりですが、アナログ機です。
DSPの直前のアナログ機の集大成とも言われていますが、受信した印象はNRD535と比べSSB音が柔らかく又AM音は籠りません。
先行機種のJST135と比較するとSSB,AMともソフトな音で聴き疲れしません。
感度もNRD535,NRD545と比べてほぼ同等のようです。
NRD545の製造期間が1997年-2007年でありJST245との製造期間が被っているとはいえ、受信機能のみの機種を販売したら面白かったかもしれません。
受信音の好みが分かれ、初期のDSPの不具合のあった製造初期のNRD545に販売台数でいい勝負をした可能性もあります。
JST245にはD,H,S,Tの4つのタイプがあり、所有機のDタイプは初期のものです。
電源、アンテナチューナーが内蔵されており、Dタイプの定価が¥330,000-と高額になっています。
混信・ノイズ除去機能はNB,NOTCH,PBS,BWCと揃っており、ECSS、SQUELCH機能はありませんがあまり不足感を感じません。(FMは使わないし又、電子同調機能付き)
現在のアマチュア無線機と比較するとバンドスコープがないのが気になりますが、感度・了解度は抜群でJRCのアマチュア機の中では最も聴きやすく長時間のDXに耐えうる音質だと言えます。
今後は最新の無線機との聴き比べをやってみたいと思っています。
JST245良さそうですね。
ICOM、八重洲、KENWOODの中級無線機との聞き比べ期待してます。