Tokunaga Sound ☆ 昨日~今日 そして 明日へ


徳永延生がつぶやきます

クロマチックハーモニカ。時々ゴルフ‥

私のハーモニカの歩み  その2

2016-01-10 06:29:22 | ハーモニカ


19歳の頃だったと思います。

どこからとも知れず流れてきた
クロマチックハーモニカの音色に
大きな衝撃を覚えました。

それは、カルメンマキさんが当時歌っていた
「時には母のない子のように」

イントロが流れてきたときに、
自分のクロマチックハーモニカの音とは
まるで違う、
なんともセクシーな切ないビブラートに
痺れてしまいました。

それが、
日本のクロマチックハーモニカのパイオニア
森本恵夫さんの演奏だと言うことは
暫くしてわかりました。

私がそれまでやっていたビブラートは
ハンドカバービブラートと言って、
手のひらでハーモニカを包んでいる
両手の平を開いたり閉じたりして
音に変化を付けるものでした。

今までの自分のビブラートとはまるで違う、
異次元の心にグサっと刺さるようなビブラートは
カルチャーショックでした。

そんな森本恵夫さんの様なビブラートを
身に付けたいと強く思いました。
それから少ししてから
八木のぶおさんのハーモニカの音に
出会いました。
カーティスクリークバンドと言う
フュージョンのバンドでの八木さんの演奏は
メッチャかっこ良かったです。

音をクイ~ンと曲げるように
ベンドを掛けるのです。
ベンド奏法自体は、
ぼんやりとはわかっていましたが、
あのようにフレーズの前に
クイ~ンとベンドを掛けるやり方は
凄いインパクトがありました。

そこで、色々研究して
森本さんのボリュームの変化のビブラートと
八木さんのベンドを繰り返し掛ける
ベンドビブラートの両方を同時に掛けると言う、
立体複合ビブラートを目指して
研究しました。

ボリュームーの変化のビブラートと言えば
フルート等の管楽器のビブラートです。
ベンドビブラートと言えば
音程の変化のビブラートですから、
バイオリンなどの弦楽器のビブラートです。
この素晴らしい二つのビブラートを
同時に掛ければ、
人間が歌うビブラートに匹敵する
ビブラートが出来上がると
確信していました。

現在の私のビブラートは
そんな経緯で出来上がりました。

楽器は歌うように、語るように、
演奏するのが私の理想です。

今の私のハーモニカの音色は
森本恵夫さんと八木のぶおさんのお陰で
出来上がりました。

森本さんと八木さんには深く感謝しています。

この少し後に脱サラをして
自分のバンド「徳永延生とファイブナイツ」を
結成することになります。  

、、、、つづく、、、、

 

今日の曲は
ビートルズのナンバーから
「A Day In The Life」です。
この曲は間奏と後奏がとても長く
無調性的サイケデリックな感じです。
そこで間奏と後奏では
クロマチック的なフレーズで
アドリブをしてみました。
1967年の作品です。それでは聴いてください。
今日の曲はビートルズのナンバーから
「A Day In The Life」です。

 

A Day In The Life..ChromaticHarmonica

 

 


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