東京リサーチ日記

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元税務課S容疑者(当時86)年金5,000万円以上を不正受給・・・

2020-07-27 00:00:00 | 日記
 2020年7月27日、死亡した両親の年金5,000万円以上を不正受給。あくどい86歳の女による犯行には、制度上の死角が深く関係していたのだ。2015年5月8日午後0時40分、S容疑者(当時86)の身柄が、岐阜地検多治見支部へと送られたのだ。死亡した両親の年金をだまし取った詐欺などの疑いで逮捕されたのは、岐阜・恵那市のS容疑者という女性だ。鈴木容疑者は、1965年に母が60歳、その3年後の1968年に父が65歳でそれぞれ亡くなったのだ。しかし、市役所に死亡届は出したものの、年金については、両親が生存しているかのように装い、2人分の年金を、およそ50年にわたって不正に受給していたとみられているのだ。近所の人は「(亡くなって)もう何年になるか、わからないくらい。(お葬式は?)やったよ」と話した。およそ50年にわたり年金を不正に受給し続けた巨悪党S容疑者である。その額は5,000万円以上にのぼるとみられているのだ。玄関に、大きなタヌキの置き物が置かれた住宅、贅沢三昧だ。S容疑者は、ここで、妹とその娘との3人で暮らしていたのだ。近所の人は、「結構、いろんなところに出かけたり、金遣いは結構、派手だったと、おばあちゃんたちに聞いたことがある」、「(みんなで集まった時に)みんな駄菓子を持ってきたんだけど、あの人(S容疑者)は、おまんじゅうとかいいものを持ってきた」などと話したようだ。また、80年来の友人だという男性は「美人で、このあたりでも一番のSです。一番。(何が一番?)人間的。『金は何とかなるからいらん』(と言っていた)」と語ったようだ。裕福そうに見え、いつもおしゃれに着飾っていたというS容疑者、どこまで特権意識をもっていたのか。 2015年5月8日、恵那市役所は会見で、S容疑者が1989年に定年退職するまで、市の職員として働いていたことを明らかにした。恵那市役所は、会見で「最後は税務課です。(正規職員?)そうです。定年で退職しています」と語った。S容疑者の両親がもし生きていれば、112歳と110歳という年齢になるのだ。年金機構の担当者は「死亡の情報というのは、市町村ではないので持っていない。(生存の)確認方法として、現況届の確認と現在なっています」と語った。年金機構によると、現在は、年金受給者の99%以上が、住基ネットで情報が共有されているので、生存の確認ができるという。しかし、0.4%に当たるおよそ14万人については、年に1回提出される現況届に、生存の記載があれば、年金が支払われるという。塩崎厚労相は「再発防止にしっかり努めていかないといけないので、住基ネットによる生存確認が、いっそう徹底されるよう、手を打ちたい」と述べた。今回、事件が発覚したきっかけは、75歳以上で介護保険を利用していない人を対象に行った、年金機構による一斉調査だったのだ。警察の調べに、S容疑者は「身に覚えはない。現況届は見たことがない」と容疑を否認しているというが、全面的に認めて罪を償え!この国賊!と言いたい・・・(井森隆)