焚き火について考える変〈編）

「焚き火」って不思議な魅力があります。
周りが暗くなればなるほどその存在感を増し、炎から目が離せなくなります。
焚き火の炎は決して大きくならないよう、かつ消えないように育てなければなりません。この育てる行為そのものが焚き火の醍醐味です。
「焚き火」は人を哲学の世界へ引き込んでくれます。子供の頃の忘れかけていた事をふと思い出したり、改めて家族の有難さを再認識したり、普段あまり深く考えないようなことを考えてみたり、その他モロモロ・・・・・・・・・
「焚き火」は少人数でやりましよう。出来れば一人がベストです。にぎやかな焚き火は本来の焚き火ではありません。「焚き火」でバーベキューをするなどは炎の神様に失礼です。少々のマシュマロ焼きと少々の酒だけで慎ましく炎と会話するのが正しい姿です。
残念ながらこんな「焚き火」の出来る場所は少なくなりました。キャンプ場ですら直火禁止などとのたまう時世、写真の様な場所を見つけたら、迷う事無く焚き火をして下さい。勿論延焼せぬよう配慮し、後始末をすることは大人の常識です。