春うららかな柱みがき

　さてさて、大工の学校も２月に入り、いよいよ訓練時間も残りわずかとなりました。

情報科、機械科もそして我が建築科もいよいよ佳境です、中には就職も決まり繰上修了という事で巣立っていく人もいます。

これから社会の荒波に立ち向かっていく皆さんのこれからの活躍を願ってやみません。


さて、模擬家屋の切り込みも上棟に向けていよいよ柱の加工となりました。５月に行った削ろう会を思い出すべく皆さん研ぎに専念していましたよ。



そして鉋掛けの様子を見てみると、驚くほど上達していました。例年あれれ？もう鉋の事わすれたやろ？って感じで軽くがっかりするのですが、とにかく音が違います、音が、　　本当に切れる鉋掛けの音はものすごく気持ちいいのです。


節の逆目もほとんど止める事が出来ました、感心感心


和室の柱には、砥の粉を塗り、乾燥させ、ふわふわの鉋屑で砥の粉のついた柱を磨き、最後は蝋（ろう）で磨きます。
すると、杉の木目が見事に浮かび上がり、写真のような立派な柱となりました。


意外と単純作業が好きな僕は、せいとそっちのけで柱を磨いてました、２月１日プロ野球もキャンプインし、南国九州ではもうすぐ春がやってきそうな絶好の柱磨き日和でした。


あ！そうそう、　１月で来年度の募集が終了しました、建築科　定員２０名になんと２５名の応募者が！

高校と併願の中学生もあるので、今回で定員を満たすかどうかは微妙なとこですが、１０年来初の快挙だそうです。
この調子で、少しずつでも希望者が増えるといいのだけど・・・・

残念な事に、機械科が造船業やダイハツ／キャノンなどの大企業の進出で、かなり苦戦を強いられてますが、まぁ何とかなるでしょう。


協力していただいた皆さん、ありがとうございました。



こちらにも春がやってきそうな気配ですな～（花粉症には辛い季節です）


おしまい